LittleAutumn

舞踊(コンテンポラリーダンス、バレエ、コミュニティダンスなど)/文学(小説、英語小説・…

LittleAutumn

舞踊(コンテンポラリーダンス、バレエ、コミュニティダンスなど)/文学(小説、英語小説・洋書)/美術(コンテンポラリーアート、西洋美術)/映画/演劇/旅行/語学(英語、フランス語、中国語) ■ダンス評.com:https://dance-review.amebaownd.com/

マガジン

  • アート・美術、美術館・博物館・ミュージアム、展示

    アート・美術、美術館・博物館・ミュージアム、展示に関する情報や鑑賞記録など。

  • 歌・音楽

    歌や音楽について思うこと、気付いたこと。

  • ノンフィクションのブックレビュー

    ダンスや舞踊以外がテーマのノンフィクションの本のレビューです。

  • 映画レビュー

    新作映画などを紹介します。海外作品、特にヨーロッパのものが多め。

  • コンテンポラリーダンスを楽しむ公演・映像・映画レビュー

    コンテンポラリーダンスを中心とした舞踊の公演レビューです。多様で面白いダンスの世界を紹介します。

最近の記事

  • 固定された記事

視聴しながらできる!初心者OKのバレエエクササイズ動画

動きがシンプルで進行がゆったりしていて、視聴しながら一緒にできるバレエエクササイズ動画を集めました。 私のような初心者も無理なくできると思います。英語音声のものも、言葉がわからなくても見よう見まねでついていけそうです。 家や屋内で踊ったつもりになりながらエクササイズをして、運動不足を解消し、健康を保ちたいものです。 座ってできるENBの「Dance for Parkinson's Class」イングリッシュ・ナショナル・バレエによる、パーキンソン病などで体が大きく動かせ

    • 「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」ワタリウム美術館

      最大6人の参加者(鑑賞者)が美術館内とその外に出るツアーに参加する「展示」。所々でパフォーマーのスタッフがガイド役となる。 普段は非公開のバックヤードにも足を踏み入れる。インスタレーションやサウンドアートの展示でもあり、パフォーマンスアートでもあり、鑑賞者が出演者にもなるイマーシブシアターのようでもある。 20分の間隔を置いて約50分の各ツアーが始まるのだが、その時間のずれをうまく利用した演出になっている。 空間と時間を旅する。 1回券の一般2,800円で入場したが、

      • 『からだで変わるピアノ』宇治田かおる著

        脱力して弾くようになどといわれるピアノ。しかし、どのように脱力できるのか?ピアノに弾いてもらうとは?など、ピアノ演奏時の身体の使い方について書かれた本。 心構えのような感じだが、どういうイメージを持つかによって身体の状態や動きは変わってくるので、参考にできる部分があると思う。でも実行するのは難しいのだが。

        • 【美術展】「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」ダイアローグ1「新たな生」崔在銀展(銀座メゾンエルメス フォーラム)

          銀座メゾンエルメス フォーラムで無料で観覧できる美術展。「森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」の関連企画だが、森美術館の展示よりもこちらの展示の方が(作品数は少ないが)良質なのではないかと思った。 【出品作品】 ・Jaeeun Choi《Installation View of World Underground Project - Reply from the Earth (Kynguju / Fukui) 》1986-1991

        • 固定された記事

        視聴しながらできる!初心者OKのバレエエクササイズ動画

        • 「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」ワタリウム美術館

        • 『からだで変わるピアノ』宇治田かおる著

        • 【美術展】「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」ダイアローグ1「新たな生」崔在銀展(銀座メゾンエルメス フォーラム)

        マガジン

        • アート・美術、美術館・博物館・ミュージアム、展示
          84本
        • 歌・音楽
          29本
        • ノンフィクションのブックレビュー
          106本
        • 映画レビュー
          67本
        • コンテンポラリーダンスを楽しむ公演・映像・映画レビュー
          112本
        • ダンスに関する情報・備忘録
          37本

        記事

          映画『春の画 SHUNGA』/美術展示「銀座の小さな春画展」

          ドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』(監督:平田潤子)は、春画のコレクターや愛好家、研究者、アーティストらの話から、春画の多彩な世界や魅力を紹介する。 無修正で春画を映し出すため、R18指定。春画をアニメーションのように動かして、俳優の森山未來と吉田羊の詞書の朗読により、濡れ場(?)的なシーンも少しある。 美術家の横尾忠則と会田誠、作家の朝吹真理子も出演。横尾は、血のつながっていない母親が70代で亡くなったときに身に着けていた腰巻に春画がしまわれていたことに驚き、

          映画『春の画 SHUNGA』/美術展示「銀座の小さな春画展」

          Co.山田うん『ノクターン』世田谷パブリックシアター

          日本のコンテンポラリーダンスのカンパニーとしてよく知られているCo.山田うんによる新作だが、若手新人振付家の作品のようで、それでいて新鮮味は感じられず、既視感だけが残るような公演だった。以前見た規模の大きい公演とは違う魅力があったのかもしれないが、感じ取れなかった。 日程:023年12月1日(金)~ 12月3日(日) 会場:世田谷パブリックシアター 上演時間:約1時間20分(休憩なし) チケット:一般5,500円

          Co.山田うん『ノクターン』世田谷パブリックシアター

          「HANAGATA」歌舞伎町劇場:日本舞踊を邦楽の生演奏で気軽に鑑賞

          東京・新宿歌舞伎町にある、大衆演劇も上演する小規模のきれいな劇場で、日本舞踊を邦楽の生演奏で鑑賞できる。 毎週木曜に16、18、20時の3回公演。各回約1時間。チケット4000円。 日本舞踊の生の舞台を見たのはたぶん初めてだったが、楽しめた。 演奏は、能と同じ楽器もあったと思うが、もっとにぎやかな感じの演奏。歌も入る。 舞踊は2演目。演奏のみが2演目。花道でも踊る。 お囃子 長唄 舞踊 越後獅子 舞踊 鷺娘 「越後獅子」は、コミカルな感じの踊り。後半は高い下駄を履

          「HANAGATA」歌舞伎町劇場:日本舞踊を邦楽の生演奏で気軽に鑑賞

          アップデイトダンスNo.101「踊るうた3」勅使川原三郎、佐東利穂子(カラス・アパラタス)

          勅使川原三郎さんが踊る「踊るうた2」がとてもよかったので、今回も見に行った。「踊るうた」シリーズでは勅使川原三郎さんと佐東利穂子さんがそれぞれソロで踊るらしい。どの回でどの方が踊るかは(おそらく)公表されておらず、勅使川原さんだといいなあと思いながら行ったのだが、佐東さんが登場。一瞬がっかりしたが、踊り出すと素晴らしくて、佐東さんの回を見られてよかったと思った。 上演後に佐東さんが「歌で踊るというより自分の身体が声として歌っている感覚になった」とおっしゃっていたが、まさにそ

          アップデイトダンスNo.101「踊るうた3」勅使川原三郎、佐東利穂子(カラス・アパラタス)

          『外地の三人姉妹』チェーホフ、ソン・ギウン、多田淳之介(KAAT)

          日本による植民地支配下の朝鮮半島を舞台に、軍人の父を亡くした日本人の3人姉妹とその周囲の人々の生き方を描く。1935~1942年の日本、朝鮮、世界の情勢を盛り込んでいる。 2020年初演作品の再演。上演時間は約3時間(15分の休憩含む)。 舞台中央上部にスクリーンがあり、時代背景や物語の設定を文字で伝える。時に、舞台上の様子を撮影した動画も投影されていた。 ロシアのチェーホフの『三人姉妹』を巧みに翻案しているが、韓流スターや韓国ドラマを利用した「笑い」のシーンは空回りし

          『外地の三人姉妹』チェーホフ、ソン・ギウン、多田淳之介(KAAT)

          太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)『金夢島 L'ÎLE D'OR Kanemu-Jima』東京芸術劇場

          フランスの高齢女性が幻影の中で憧れの日本にある架空の島へ行って、演劇祭の開催を巡って思惑を巡らす島民たちの政治劇を演出しているといった構造になっている演劇。 島民たちと演劇祭に出演するために海外から訪れたパフォーマーたちが入り乱れ、フランス語、日本語、英語、広東語、アラビア語、イディッシュ語などが飛び交う。 香港や中東での争いや難民・移民問題など、きわどい表現も登場する。深刻な内容を笑いを交えて語り、賛否両論はあるかもしれないが、巧みな演出といえるかもしれない。 金夢島

          太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)『金夢島 L'ÎLE D'OR Kanemu-Jima』東京芸術劇場

          「かぐや姫」全3幕 世界初演:東京バレエ団、金森穣(東京文化会館)

          かぐや姫が村の青年と恋仲になるが、帝の側室とされてしまう、という設定らしい。 かぐや姫と青年の踊りが、恋している感じがまったく伝わってこなかった。 翁(妻は今はいないらしい)はステレオタイプ的に描かれており、コミカルな役回りのようだが中途半端。 帝の正室(妃)のダンサーの踊りがよかった。 冒頭のダンサーたちの群舞で、人が竹になって竹林を表現している振付などはまあまあ面白かった。ラストでかぐや姫が月に還る演出はもっとなんとかできたのでは。 録音音源のドビュッシーの曲は

          「かぐや姫」全3幕 世界初演:東京バレエ団、金森穣(東京文化会館)

          江之浦測候所

          期待外れだった。景色(海など)はいい。

          江之浦測候所

          演劇『KOTATSU』シアタートラム

          こまばアゴラ劇場国際演劇交流プロジェクト2023。 フランス出身で世界各地で上演を行っているパスカル・ランベールによる作・演出の舞台。平田オリザが共同演出を務めている。 俳優の演技力が高く、完成度は高い舞台だった。 内容には外から見た日本への偏見と願望が多分に反映されていた。自覚的にやっているのだとは思うのだが(無自覚だったらあきれてしまうが、そんなことはないだろう?)。いわゆる外国人や在日コリアンの登場人物に語らせているせりふが勘違いに満ちていると感じられた。当事者へ

          演劇『KOTATSU』シアタートラム

          美術展「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」

          ピカソとブラックのキュビスム絵画、その後のアーティストの立体作品など、見応えがあった。 東京では国立西洋美術館で2024年1月28日(日)まで開催、その後3月に京都で開幕。

          美術展「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」

          サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2023

          英語(日本語通訳)によるピアニスト本人によるトークとピアノ演奏。演奏が完璧過ぎ、素晴らし過ぎて・・・。 特にバッハ、ベートーヴェン2曲、アンコールがよかった。 20分間の休憩を挟んで、3時間ほどの贅沢な時間だった。 サー・アンドラーシュ・シフ 演奏曲目 & アンコール 9月29日(金)19時 東京オペラシティ コンサートホール J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻から 前奏曲とフーガ第1番 ハ長調 BWV846 J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ち

          サー・アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル 2023

          『李の花は散っても』深沢潮著

          朝鮮の李王朝の王世子、李垠と政略結婚させられた梨本宮方子(李方子)の実話を基にした小説。同時代を生きる同世代の庶民の女性の物語が並行して描かれる。 史実を文献から相当に読み込み、構築したと思われるフィクション。分厚い本だが一気に読める。面白かった。

          『李の花は散っても』深沢潮著