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みんなでつくった「コミュニティ虎の巻」。ver 1.0を共有します! #コミュニティの教室

去年の7月から「グリーンズの学校」で「コミュニティの教室」という授業をスタッフ大智くんと企画しています。

僕自身、仕事でもライフワークでもコミュニティ的な取り組みをするにつれて「コミュニティって、そもそもなんだろうか?」という問いがどんどん膨らんでいきます。このクラスは、自分自身が探究するために開講していると言っても過言ではありません。

毎期6ヶ月サイクルで開講しており、もうすぐ二期も最終回です。

これまでお招きした講師は、最前線でコミュニティを探究している人たち。ツクルバの中村さん、アスノオトの信岡さん、地域通貨よろづ屋の高橋さん、グランドレベルの田中さん、コミュニティオーガナイジングの笠井さん、そしてうちの菜央さんも。

コミュニティマネジメントの「How to」を学ぶこともありますが、大事にしているのは「コミュニティの本質」について受講生みんなで頭を悩ませながら考えるような場です。(もちろん僕も一人の受講生のような立場)

2018年6月から開講された第一期では、半年間で学んだことや大事なキーワードを「コミュニティ 虎の巻」として、最終回に受講生のみんなとWSをしながらまとめました。

この間、改めて見直しながら「いい内容だなぁ」と思ったので、noteで紹介したいと思います。

受講生のみんなと限られた時間で急いでつくったものなので荒削りですが、大切なキーワードが詰まっていると思います。

コミュニティ的な活動を始めようとしている人、すでに行っている人にとって、なにかヒントになれば嬉しいです。


コミュニティ虎の巻 ver 1.0


1.ニーズからはじめよう!

何事もはじまりはニーズ(困りゴト・欲求・希望)から。誰かのニーズを満たす場をつくろう。コミュニティを作ることが目的になってはいけない。


2.心理的な安全を確保しよう!

関わるメンバーが素のまま、ありのままの自分で居られる環境をつくろう。自由な発言が許され、周りも心から話を聞く関係が大切。


3.居場所に困ってる人には役割をプレゼントしよう!

途中から参加するメンバーも役割があることで、居場所ができる。役割があると、コミュニティに参加・貢献するきっかけになる。


4.文脈を共有しよう!

コミュニティが育ってくると表面に現れない文脈(考え/想い/背景)が生まれてくる。そんな文脈を言語化し、共有することで、コミュニティへの理解につながり、メンバーがともに歩みやすくなる。


5.余白をつくろう!

コミュニティを完璧にしすぎない。メンバーが自発的に関われるように、想定外を楽しめるように、余白や隙をつくろう。


6.半開きにしよう!

閉鎖的なコミュニティは短期的には強いが、熱量を維持し、続けていくのは至難の業。フレッシュさを保つためには、外の人も関われるような半開きな設計を意識しよう。


7.生き物だと心得よ!

コミュニティは人の関わり合いだから、コントロールしても思い通りにはいかない。それを受け入れて、生き物を育てるように少しずつ愛情を注いでいこう。


・・・・・・・


「ver 1.0」ということで、まだまだ言葉足らずだったり、カバーできていないことも多いかもしれません。ただ、大事な視座が詰まっていると感じています。なので、エッセンスだけでも汲み取ってもらえると!笑

僕はこの授業を企画しながら、コミュニティマネジメントやコミュニティ的な活動は「道(どう)」だと気づくことができました。分かりやすい正解は無く、実践を重ねながら常に探究し続けるもの。

コミュニティ"道"を歩みたい人は、共に学びましょう!

\7月開講「コミュニティの教室」3期生を募集中/

 
というわけで、3期の仲間を募集開始しています!毎期、確実にバージョンアップしてます。今回の講師陣もご覧ください。この並びはグリーンズの学校じゃないと難しいでしょう。笑 気になる方、学びの場で待ってます。

<3期の講師の皆さん>
ソーヤー 海さん(東京アーバンパーマカルチャー/共生革命家)
影山 知明さん(クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店
井上 皓史さん(朝渋/Morning Labo)
木村 昌史さん(ALL YOURS

▼詳細やエントリーはこちらから▼

http://school.greenz.jp/class/community3/

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