カメムシ出ておゆき作戦

※旅とは関係のない記録。

先ほど、部屋にどこかから入り込んでブンブン飛びながらシーリングライトにカツカツぶつかっていたカメムシくん。

私は部屋に出る虫がこわい。
きっと誰も信じてくれないようなレベルでこわい。
それはどう頑張っても克服できない。

なので、ご飯を食べ始めたばかりだったのに食欲は100から0になり、とりあえず電気もテレビも明るいものはすべてオフ!

するとカメムシくんはブンブンカツカツ音を立てるのをやめて時々ジジっといいながら比較的静かに身を潜めている。いや潜まってない、黒い影が見えている。

スマホでカメムシをどうにかする方法を検索すると、みんなすごい頑張ってるのが分かってちょっと勇気でた。
とにかく刺激を与えて悪臭を放たててしまうことだけは絶対回避せねばならぬ。

でも...
方法① 紙に誘導したあと袋に入れ、外にバッと出す。
→カメムシくんは天井にいるから紙に誘導したら私の頭に降ってくる可能性が高い。
→却下。

方法② プラスチックの密閉容器に蓋でそっと落として蓋をする。
→そんな都合のいい容器ない。
→却下。

方法③ ガムテープで粘着する。
→却下。

方法④ 殺虫剤
→ない。し、カメムシくんに殺虫剤はなんかかわいそう。
→却下。

八方ふさがりなので、なんとなく母に電話してみる。
→くだらないことで電話してくるんじゃない。おやすみ。

OMG

考えろ考えろ私、なんとかしないと朝まで気が狂いそうになりながら暗闇で眠れもしないんだぞ。明日もあさっても居続けたら私死んじゃう。

とここで気がついた。
虫は光が好きなのね、じゃあ光で誘導しよう。

ということで部屋を暗くしたまま、部屋のドアを開けて玄関の電気をつけて、とにかくまずはご退室ねがい、玄関に出てもらおうと思う。

しばらくすると、ジジっ ジジっ という音がして、部屋の隅から部屋の真ん中あたりの天井に出てきた。

おー!!本当に動いた!
その調子その調子!

だがそこでピクリとも動かん。
え?
その調子どこいった?
ちと様子を見ようかな…と近づいたら、
ジジっ!と、くるくるフライflyフライ✈️
ぎゃーーーーー

こわい、こわいおーーー😱

そこからは根比べ。ただひたすら待つ。
玄関の方へ一歩進んで、おっ🤩と思ったら10歩下がりよる😑

がんばれ、カメムシくん!
光はあっちや!

と念力を送っているうちにちょっと飽きて暗闇の中でご飯の続きをちと食べる。

そうこうしていたらブーンと飛んで、玄関に!✨

よーくやった!えらいよカメムシくん!すごいすごい!!

じゃあそこから次は、玄関の外へ出てみようか。

でも玄関の外には灯りがあって、そこには既に虫たちが群れているはず。
その子らが玄関に訪問してきたらたまったもんじゃない。死ぬ。

ので、頭上でカメムシくんが静かになった一瞬で、カメムシくんの飛行ルートを邪魔しないように床を這うように動いて玄関の電気を消し、鍵を開け、扉オープン!

外の電気に群がる虫たちが、よく見えます。
数匹と目が合ったような気がしました。
ほとんど息を止めていて、感情はオフにしています。
なので私は大丈夫です。

ドアを全開にすると外の虫ウェルカム状態になりそうだったので、半開きでキープ。
カメムシくん、お願い、自分の世界へおかえり、と祈りを捧げて待つ。

と、カメムシくんシルエットの飛行物体が外で見えた!

あ、あれ?あれはうちから出ていったカメムシくん?
それとも外にいたカメムシくん?

とりあえずうちにいたカメムシくんだということにして玄関を閉めたら静か。

おーーー😭無事におかえりいただいた。
たぶん。
疲れ果てて部屋に入り、ドアを閉めた。
次にドアを開けてまだ玄関に彼がいたら、私ひっくりかえる。

とりあえずよかった。
部屋は令和。じゃなくて平和。



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