麻布十番ストーリーズ2 というより三田編

ロードバイクが盗まれてしまった。いつもは鼻歌交じりにサイクリングというか流行りの言葉でいうとポタリングというか景色がどんどんと過ぎてしまって、赤羽橋から東麻布、十番を抜けて六本木、西麻布、広尾。交差点を左折してケイデンスマックス!ホープ軒を過ぎたら一の橋までのカウントダウン。これを何周かするのだが、ロードならあっという間だった。しかし、その相方はどこぞの輩にもってかれてしまった。最近チャリであちこちから出前の兄ちゃんがやってくる、そいつらに目をつけられたか?いやいや、お世話になってる彼らを悪く言うのは良くない。
とまぁしょうがないのでこの際徒歩とバスで生活してみよう企画、春だしねと切り替えることにした。家を出て慶応大を過ぎ、例の黄色い看板の人気店を横目に右折。至るところに赤と青の慶應カラーの看板。そして、中等部の校門。来世ではこんなとこに入る家柄に生まれてきたいなと思いつつ、うがっきーの言ってた人それぞれ地獄があるという言を思い出し、やっぱり与えられた環境で精一杯生きなきゃいけないなと改めたりしつつ、目の前に坂が見えたので本能的に平坦な左へ進む。庭の手入れをする主人やこじんまりした公園でお父さんと遊ぶ子どもたちに休日を感じながら歩いていき、コンビニでカップコーヒーを買い、ひと息ついた。三の橋の信号を渡ると南麻布に入った。ここからが勝手に外からタテモノ探訪と坂祭りが始まるので、また今度で。

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