作詞倶楽部

作詞してみませんか。(1)

三日ほど前の投稿「どんな言葉を浮かべますか」 にて、多くのお言葉を寄せていただきましてありがとうございました。おかげさまにて、曲作りの方向性が決まりました。

「曲の最初に満開の桜が花吹雪な感じがしました。ちらちら舞う感じではなくて、ざあっと降ってくる感じ」(みんちかつさん

「新しい旅立ちのイメージですね。なんかトンネル抜けるとパッーとひらけてきそうな感じがします」(ひなたさん

「一人称はボク。ボクは自分が育った小さな街が見渡せる丘に立って、緩やかな風にふかれていて、で、ボクは思うんだ。楽しさを、恋を、毒を教えてくれたこの小さな街、でも決めたよ、僕は旅立つ、もっと大きな夢に向かって…………みたいな感じ」(藤江和久さん

「俯いてしゃがみこんでいた少年が、やがて立ち上がり歩き出す。暗いトンネルをとぼとぼ歩いていたのが、やっと向こうから光が射してくる。抜けたら一面の…」(かねきょさん

「私は最初に聴いたときに『揺れる想い』『届かぬ想い』...そんなイメージのメロディー🎶だなぁ...と思いました。マイナーコードとメジャーコードが、交差する感じが、そんなイメージを運んできました。そして、ちょっとおしゃれな進行(コードの)が、大人の恋のイメージ」(mayfantasiaさん)

「美しい・・・・自分は歌詞が苦手なのですが、色々イメージしたくなりますね」(sideさん

「『湖畔で何かを見つめている、主人公』・・・・ってイメージが浮かびました」(zmtakaさん

イメージが形作られましたので、タイトルは全てができあがった最後に考えるとして、まずは始まりの歌詞を決めます。

5文字、3文字、5文字。

これは、緊張してしまうでしょうから、私がつけますね。

泣かないで ねえ 泣かないで

はい。この後に続く歌詞をお願いしたく存じます。
歌詞の方向性、物語性としては、青年が失恋や挫折、その他様々なことを経験して、新たな道を切り開こうと新天地に旅立つという場面で、季節は春、桜が散っているという情景です。

Eightmanが途中まで考えたものを参考に載せておきます。

泣かないで 泣かないで
僕からの手紙に 遠い場所へいく
行かないで 行かないで
私の恋心
叶うものならば

サクラ吹雪くころに
風渡る丘から
天に届く光に
尽きせぬ想い乗せ

これですと、藤江さんからのイメージによるボク一人称とは違うアプローチとなります。
詩として見れば、やはり、ボク一人称の方が訴える力があるような気がしますが、しかし、歌ってみると「泣かないで」の後にくる「行かないで」は、音として面白いのです。
ただ、インパクトとして、もう少しボクの苦悩とかの理由が入るといいですね。旅立ちの説明を最初に入れておかないとサビで盛り上がらないからです。

こんな感じで作詞後付けの曲作りは進んでいきます。
詩から曲付をする場合は、言葉から作曲者が浮かべたメロをつけるのでしょうが、曲に詞をつける時は、音としてどうか、というのが重要になってきます。

さてさて、どんな言葉をつけましょうか。

続きは、こちらです。
作詞してみませんか。(2)


※note文化祭参加作品。


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