捨てました。
たからにゃさんの「捨てたい」を読んで、うわあ、すごくわかるわー、と思いました。
私の場合は、「捨てたい」ではなく、「捨てないと命がなくなるので捨てました」かな。はい。ちょっと重たいお話です。
勇気を出して捨ててしまうと、持っていたものを外から見ることができるようになり、すると、それがいかに自分を押しつぶすものだったのか、その抜け殻を見ることができます。
間一髪のところでした。
ああ……、私……、脱皮してきたんだ……。
そのような経験から、捨てたいと思っているのならば、捨てておしまいなさい、と助言できます。捨てたいのに理由をつけて捨てきれずに持っていると命取りになりますよと。
ただ、捨てるものに要注意です。
――それを持っていることで身動きが取れなくなるかどうか――
それを見極めたほうがいいでしょう。
同僚のダンナさんは、天の邪鬼さんの性格の持ち主で、そんなダンナさんに同僚は年中イラつくらしいのです。
だからといってあんなダンナなんか捨ててしまいたいと言ってしまうのはちょっと違う気がするので、捨てておしまいなさい、とは言いません。
きっと同僚は、夫婦生活の中で、自分の心を守るために、夫を愛する、ということを捨ててきてしまったのでしょう。
しかし、ダンナさんがいなくなることでむしろ身動きが取れなくなるのです。それがわかっているので、嫌いだけど一緒にいると豪語します。
私としては、それなら捨てるより大事にしたほうがいいのではないか、と思ってしまいます。
大事に、というのは、煽てるとかそういうことではなく、「こんな人と一緒にいたくないのに」と思うよりも、「この人が大事」と思った方がより生きやすいでしょうに、と。
だから、ダンナさんを嫌だと思う自分を捨てておしまいなさい。
その方が楽ではありませんか。
生きやすく生きる。
自然体であること。
これが大事だなと思います。
そして、捨てると拾うモノもあります。
それが案外、宝物かもしれません。
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