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Live2Dクリエイター紹介#1 rariemonnさん

こんにちは、Live2D noteです。
今日はLive2Dを使って活躍されている個人クリエイターの方をご紹介します。

今回ご紹介するクリエイターは rariemonn さんです。
rariemonnさんは、イラストレーターとLive2Dデザイナーとして活躍されるクリエイターで、個人製作から商業案件まで、クオリティの高いLive2Dとイラストを数多く生み出しています。

そんなrariemonnさんがいつLive2Dに出会って、どういう学習から「Live2Dを仕事にする」までに至ったのかを聞きました。

Live2Dでの制作を行っている方、Live2Dクリエイターを探している方にとっての何かのヒントやきっかけとなれば幸いです。ぜひご覧ください。

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お名前:rariemonn

ご職業:Live2Dデザイナー、イラストレーター

連絡先:rariemonn@gmail.com

Twitterアカウント:@rariemonn765

ポートフォリオ:https://twitter.com/i/moments/782135717694550017?

ーー自己紹介をお願いいたします。
rariemonnです。イラストとLive2D制作案件を主に受注しているフリーランスです。最近は特にVTuber用のLive2Dモデルを多く制作しています。ツイッターでは自分で描いたイラストをLive2Dで動かしたり、動くイラストの作品もたまに投稿しています。

ーーLive2Dをどこで知りましたか。
ネット上で見聞きしたのか、なんとなくイラストを動かすソフトにLive2Dというものがあるというのは、実際にソフトを触るずっと前から知っていました。

ーーLive2D歴を教えてください。
2015年の夏頃、その頃はイラスト制作会社の会社員だったのですが、Live2Dのサンプル作品を作るために触れたのが初めてでした。それから数カ月は触っていませんでしたが、2016年に入ってから趣味の動くイラスト作品でLive2Dをよく使うようになりました。なので、Live2D歴は3年半~4年くらいですね。

ーー実際にLive2D(Cubism)を使い始めたきっかけはなんですか。
私はLive2Dに触れる前から、”AfterEffects”や”えもふり(E-mote Free Movie Maker)”などのイラストを動かすソフトで作品を作っており、元々イラストを動かすことに興味がありました。その中で先述の会社のサンプル作りでなんとなくLive2Dの使い方を覚えたので、Live2Dを使った動くイラストの作品も作ってみようと思い使い始めました。
動くイラストに以前から興味があったのは、イラストを動かしてアニメーションにした方が静止画よりも可愛くなるのではないかという予感がなんとなくあったからです。Live2Dは他ソフトに比べても特に顔周りの表情をコントロールしやすいと感じたので、より可愛いを作りやすいと思い、現在に至るまでLive2Dを愛用しています。

ーーどうやってLive2D(Cubism)を学びましたか。
公式サイトのチュートリアルを読んだり、公式主催のLive2Dの講義や他社主催の交流会等、触り始めた時は精力的に勉強していました。好奇心につき動かされてどんどん覚えていっていたので、あまり覚えるのに苦労したという記憶はないです。

ーーLive2Dを利用した仕事を受注したきっかけがあれば教えてください。
フリーランスになってから貰うLive2Dの仕事の相談の多くが、「あなたの作品を見ました。この技術・作風を生かしたい」というものです。私は仕事受注のためではなく完全に趣味で動くイラストの作品を作ってきたのですが、それが結局大きな宣伝材料となっていてとても不思議な感じです。
また、作品群を見ての相談ということもあり、何か決められたクオリティラインがあり、できる人なら誰でもいいのでお願いしたいという案件ではなく、rariemonnさんの作風を存分に生かして欲しい等、私らしさを出せる自由度の高い案件が多いのも特徴だと感じており、とても喜ばしいです。

ーーLive2D制作で得意なことを教えてください。
まず、可愛さを作る事が得意というのが一番だと私は思っています。単純に可愛い顔の造形や、しぐさや演出や動き付けなどによって可愛さを表現しています。
また、私は動くイラストの作品を多く作ってきているので、よく見る真正面立ち絵のLive2Dモデルに限らず、カードイラストのような自由な構図やポーズのキャラクターの場合でも動かすことができるのも得意な所です。
最近はVTuberのモデルを多く作っているので、顔の可愛さを保ったまま、上下左右と斜めの9方向に可動域の広いモデルを作る事ができるようになっていると感じます。

ーーLive2Dをやっててよかったことはなんですか。
一番は仕事を貰えるという所です。私はイラストレーターでもあり、たまにイラストの仕事もしているのですが、Live2D制作の案件が無ければかなり仕事が少ない状況だったと思います。今こうしてフリーランス活動を続けられているのはLive2Dのおかげだと思っています。
また、私がハマってるVTuberというジャンルが、たまたまLive2Dと相性が良く、たまたま私が元々Live2Dを使えたので、今もVTuberに関わる仕事ができているというのもやっててよかったと感じることです。

ーーLive2Dに関することで特に思い出に残っていることがあれば教えてください。
私は作品で人の心を動かすことこそクリエイターとして素晴らしいことだと思っていて、そんなクリエイターに憧れているのですが、フォロワーに私の作品を見てLive2Dを始めたという事を言われたことがあります。
それこそ私の目指しているクリエイターとしての役割を少し果たすことができたのかなと思いとても嬉しかったです。

ーーこれからLive2Dを始める方へひとことお願いします。
最初はしくみを理解することが大事で、簡単なイラストでチュートリアルを見ながら一緒に作ってみて慣れるのがいいと思います。次の段階で公式のサンプルモデルをダウンロードし、どんなポリゴン・メッシュの打たれ方をしているのか、どのデフォーマが何のパラメータと対応しているのか、どんなデフォーマ構造なのか等々、まさに穴が開くまでサンプルモデルを考えながら観察することで理解が深まると思います。
私も最初はCubism2.1の頃ですが、サンプルモデルのデフォーマの構造を印刷してどういう入れ子なのかとか、どんなデフォーマがあるのか等調べ、ポリゴンも口や髪のパーツでスクショして、どんな点の打たれ方をしているのか等綿密に調べました。

ーー今後の目標をお聞かせください。 
最近ソシャゲやVTuber等でLive2Dの使われたコンテンツをよく見るようになってきました。ですが、Live2Dを使った動くイラストという作品ジャンルはまだ浸透していないように思います。
私は仕事や作品で動くイラストのジャンルをメジャーにしていきたいと思っており、また動くイラストといえばrariemonnさんと言われるようになりたいと思っています。

ーーrariemonnさん、ありがとうございました!

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株式会社Live2D
広報担当:nishi

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