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行動もデザインできるって知っていますか?


行動、と聞くとどんなイメージですか?


何かすること、
前向きだったり、積極的なイメージを持つ方もいるかもしれません。


私たちの行動って、


やりたいからやってる、
心が動かしている、
だからうまくコントロールできない、


そう感じていることありませんか?


実は行動ってデザインできるんです。


心とは関係なく、
やる気も関係なく、
一息大きくはできなくても、


着実に変化できる、
目標に向かって着実な変化を歩めるように、
デザインすることができるんです。



「コントロールする」


って聞くとどんなイメージですか?


例えば、テニスの錦織圭選手が打ち返すボールの位置は、うまくコントロールできた方がいいですよね。
その方が勝てる可能性が上がります。


一方、学校の先生が授業中の生徒の挙動をコントロールする、というのはなんだか嫌な感じがします。


両者の違いは何かというと、
「目標、目的」
です。


コントロールするとき、そこには必ず
コントロールする側
コントロールされる側
が存在します。


両者の目的、目標が両者にとって良き方向に向かうとき、そのコントロールは「良きもの」になるでしょう。



行動のデザインは、行動をコントロールするという側面を持っています。


これが良きものかどうかは、その努力を続けた結果将来的にどうなるか、
というある程度長期的視点で見る必要があると私は考えています。


例えば、子供をしつける場合。


「欲しいものが買ってもらえない!」


と大声を出したり大暴れしたりして、それを抑えたり無視したり叱ったり色々する事で、【短期的に見ると】子供は不快な思いをすることになります。


ですが、【長期的に見ると】そこでしつけることで将来社会に出た時にわがまま放題で周りに迷惑をかけまくって嫌われたりはぶかれたりする可能性は下がるわけです。


もっと言えば急な災害などで我慢を強いられる場面で適切に我慢でき、生存可能性も上がるかもしれません。


このように、行動をデザインする場合、数年から10年単位での将来において、
その人にとって良きものをもたらすかどうかも含める必要があると言えるでしょう。



行動をデザインする際に用いている手法の一つが「行動分析学(または行動科学)」です。


別名がABA
Appplied Behavior Analysis
応用行動分析学


心理学の分野の一つで、心理学系の学部に入ると必修科目の一部で習うようです。


民間ではなかなか学び場がなく、私が知る中では
「行動アシストラボ」
http://aba-labo.org
のみです。


書籍は今ではだいぶ増えてきていますね。


一番多いのは障害者支援の分野で、
続いてビジネス分野でしょうか。


ペットトレーニングの分野でも「当たり前」の知識となりつつあるようです。


“行動”は、人間なら誰でも、それどころか動物にもあてはまることなので、行動デザインは本当に誰にでも何にでも使えるスキルだと私は思います。


ここまでお読みになられて興味が湧いた方は、きっと触れてみる流れがあるのではないかと思います。


書籍紹介のページをここにおいておきます。
http://aba-labo.org/category/書籍紹介/


その他にもたくさん書籍があるので、ぜひAmazonで
「行動科学」
「ABA」
などで検索してみてください。

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