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【編集後記】黒羽麻璃央が聖地・日本青年館を訪れた日

はじめまして、ライブドアニュース編集部です。

突然ですが、黒羽麻璃央さんをご存知ですか?とっても素敵な俳優さんです。

先週、インタビュー記事を公開しました。インタビューのテーマは、「2.5次元俳優の原点」です。

ライブドアニュースでは、日ごろから2.5次元舞台で活躍されている俳優さんを取材しているのですが、だいたいは作品の宣伝のタイミングでお時間をもらうという感じで、新作の作品についての話をうかがうことになります。

それはとても楽しいのですが、今の俳優さんを形作っている過去の作品を、いちから振り返っていただくことができたらいいな……と思ったのでした。

そこで思いついた「2.5次元俳優の原点」企画。俳優の方々と一緒に「思い出の場所」を訪れ、当時を振り返ってみませんか?という内容です。初回は誰に出てもらおうと考え、黒羽さんしかいない……!とお声がけさせていただいたのでした。

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記事の冒頭をご紹介しますね。(聞き手・文章は、演劇ライターの横川良明さんです)

黒羽麻璃央、25歳。職業、俳優。

若手俳優の登竜門として名高い第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリに輝き、芸能界デビュー。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズや舞台『黒子のバスケ』シリーズを筆頭に、数々の人気作品に出演。昨年末にはミュージカル『刀剣乱舞』で演じた三日月宗近役で『第69回NHK紅白歌合戦』にも出場した。

漫画やアニメを原作とした「2.5次元舞台」と呼ばれるジャンルの中で、黒羽の名を知らない人はいないと言われるほど、たしかな地位を築いている。

そんな黒羽が、ある場所を訪れた。

東京・日本青年館ホール――それは、数々の2.5次元舞台が上演されてきた「聖地」のひとつだ。中でも代表的なのが、ミュージカル『テニスの王子様』。黒羽自身も2012年に上演された「ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン青学vs比嘉」で本格的な俳優デビューを飾った。

当時まだ19歳。お芝居のことなんて何もわからなかったという夢見る少年は、外苑前駅から日本青年館ホールへと続く一本道でどんなことを考えていたのだろう。

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インタビュー記事の続きはこちら!無料です!

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取材をおこなったのは6月初旬。25度を超える夏日でしたが、湿度が低く空気がカラッとしていて、とても気持ちのいい日でした。

そこに、とても爽やかに現れた黒羽さん。私服も、スタイリストさんが用意したのかと思うほどオシャレでした。

この日はお支度室として、日本青年館の上にあるホテルの部屋をおさえていたのですが、テニミュの公演中は自宅から通っていたそうで、ここのホテルに入ったのは初めてだそうです。

スタイリストさんが用意した数パターンの衣装の中から、黒羽さんが選んだのは紫色のシャツ。お好きな色なのだそうです。さっそくこちらを着ていただいて、撮影をスタートしました。

日本青年館では、ちょうど「ミュージカル『テニスの王子様』TEAM Party SHITENHOJI」の公演中。黒羽さんも、ポスターでそれに気がつき、「うわー懐かしいなあ」と声を上げていました。

ホールに向かう途中、遠くから歩いてくるスタッフに気がつき、手を振る黒羽さん。「変わってないねー」とお互いに笑い合っていました。後で聞くと、テニミュ以来、数年ぶりの再会。それでもすごくお世話になったスタッフの名前や顔を忘れることはないそうです。

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今回の取材の様子は、動画でもおさめてみました。当時の様子をなつかしむ黒羽さんの姿、ぜひご覧になっていただけるとうれしいです。

黒羽さんがテニミュ時代に通っていた日本青年館は、今はもうありません。

2020年東京オリンピック用地として使われるため、二代目日本青年館は解体されました。(現在の日本青年館は、敷地を明治神宮野球場前に移し、2017年8月1日にグランドオープンしたのです)

そこで今回は、工事現場となっている“跡地”へ。跡地をバックに撮影をしたい編集部は、黒羽さんにお願いして、何度も横断歩道を渡ってもらいました。

ここの横断歩道の信号は、青になったと思ったらすぐ赤に切り替わってしまうため、黒羽さんは行ったり来たり(どちらかというと信号待ちの時間のほうが長かったかも…)。

何度も往復してくださったおかげで、素敵な写真が撮れました。

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撮影が終わり、控え室へ。黒羽さんが、部屋の隅で私服に着替え始めました。スタッフがあわてて部屋を出ようとすると、「あ、大丈夫ですよ。気にしないで部屋にいてください」と。

そうは言っても生着替えを見るわけにはいかないので、スタッフ全員が後ろを向きました(笑)。

支度が整い、「タクシーを呼びましょうか」と尋ねると、「大丈夫です。歩いて帰るので」と黒羽さん。この仕事のあとはつかの間の“オフタイム”とおっしゃっていたので、「どこかに遊びに行ったりするんですか?」と尋ねると、「家に帰って寝ます!!」と即答でした(笑)。

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ご本人のおっしゃるとおり、この日は半日くらい長い時間をかけて、撮影とインタビューをおこないました。長時間の拘束にもかかわらず、黒羽さんは嫌な顔ひとつ見せず、編集部の要望にこたえてくださいました。

ぜひ、たくさんの人に読んでいただければと思います。記事の感想をお寄せいただける方は、こちらからどうぞ。編集部一同、お待ちしております。

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