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忘れたくない恋

ふと寝る前、歩いてる時、なんでもない瞬間にあの時のことを思い出してしまう。ああなんて尊い日々だったんだ。

中学2年生の時から3年間大好きだった人。
その人は、少し触ったら壊れてしまいそうに細かったでも芯の強い人だった。

彼女に会えなくなることなんて永遠に来ないと思ってた。だってまだ中2だから。卒業まで2年もある。

私は彼女と話した日の夜はその事を思い出して日記を書いてた。忘れないように、思い出が色褪せないように。

彼女を悪く言う言葉を聞くこともあった。その時苛立ちの反面、彼女を好きな人が1人も居なくなってしまえばいいと思った。

彼女と毎日1秒でも話したくて、授業が終わったあと彼女が授業したクラスまで行ったり、職員室の前の廊下を意味もなく歩いたりした。話せくても姿を見れるだけで嬉しくて、胸が痛くて毎日死にそうだった。

彼女を好きになってなかったら観なかった野球、覚えるはず無かった野球のルール。私は染まってしまった彼女1色に。

卒業して、会わなくなって約3年。
今でもたまに思い出して胸が痛む。でもあの時の痛みとは違う痛みだ。

ああもう一生会いませんように。
でもどうか私の知らないところで幸せでありますように。

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