アップルは2024年5月7日、英ロンドンでタブレット端末「iPad Pro」と「iPad Air」の新製品発表イベントを開催した。
新たなiPad Proは、同社が開発した最新のチップ「M4」を搭載とのこと。

筆者はアップル製品のファンなので、この告知は嬉しい。

要約文

アップルは2024年5月7日、新しい「iPad Pro」と「iPad Air」を発表しました。新型iPad Proには最新の「M4」チップが搭載され、従来の液晶ディスプレーから有機ELに変更されています。有機ELディスプレーの採用により、ディスプレイが薄く軽くなり、色の再現性が向上しました。特に黒の表現が改善されています。iPad Proは11インチと13インチのモデルがあり、新たに13インチモデルがiPad Airにも追加されました。また、新しい「Apple Pencil Pro」も発表され、使い勝手が向上しています。価格はiPad Proが高めですが、より手頃な価格のiPad Airも選択肢としてあり、前モデルとほぼ同等のスペックを提供します。アップルは、教育市場や初心者にもiPadを推奨しており、市場を拡大しようとしています。

Apple、AI挽回へiPad最新半導体｢M4｣

アップルは、タブレット市場での競争力を回復しようと、最上位モデル「iPad Pro」に最新半導体「M4」を搭載しました。この新チップは、人工知能（AI）アプリケーションの高速処理を可能にすることに特化しており、AI分野での競争で出遅れたアップルの反転攻勢の一環とされています。これは6月に予定されている年次開発者会議「WWDC」で発表される生成AIの新戦略への布石とみなされています。一方で、タブレット市場は全体として低迷しており、アップルのiPad売上も減少しています。アップルはアジア市場、特にインドに期待を寄せており、新チップを搭載した新機種のアピールを強化しています。

iPad Pro 16万8800円から

アップルは、新型「iPad Pro」を発売すると発表しました。この次期モデルには、AI処理に適した高性能な「M4」半導体が搭載されており、価格は日本で16万8800円から設定されています。この価格設定は、円安の影響も受けており、現行モデルに比べて約30%高いです。新型iPad Proは、13インチと11インチの画面サイズがあり、有機ELディスプレーを採用しています。また、容量は256GBからとなっており、従来の2倍のストレージを提供します。同時に、新型「iPad Air」も発表され、こちらは旧型iPad Proに使われていた「M2」チップを搭載しています。