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ジーズで学び、感じたこと

はじめまして!
G's ACADEMY FUKUOKA DEV10期の園田(https://mobile.twitter.com/masatoshi9491)です。
私は、昨年(2021年)11月より、デジタルハリウッド株式会社運営の、起業家・エンジニア養成スクール『G's ACADEMY』に入学し、今年(2022年)5月に卒業しました。
そこで学んだこと、感じたことを自分なりに振り返ってみました。
青二歳が、G's ACADEMY(以下、ジーズ)でこんなこと学んだなと、温かい目でご一読いただけると幸いです。

大人は楽しそう

ジーズで学んだことを書き起こそうと思って、まず真っ先に出てきたのが、「大人は楽しそう」ということです。
ジーズの方々は、私よりも歳上の方ばかりでした(なぜか多くの人から私を同世代か歳上と思われていたのはここだけの話です)が、
多くの方もすごく生き生きされていました。「なぜなのかなー」と思っていたのですが、それは、「何かしら行動して自分の人生を生きているから」だと思います。ジーズは、何かしら現状に思うことがあり、それをどうにかするためにジーズに入った方々が大半です。つまり、その現状に不満を言うだけでなく、実際にその現状を変えられると信じて、行動している方々ばかりです。その姿を間近で見て、「かっこいいな」「大人って楽しそう、面白そう」と感じました。

キャリアプランは人の数だけある

私は大学生ですから、ぼちぼち自分の将来にとって重要な岐路が待っています。それは、学生というものから社会人になるというものです。
元々、30歳までに起業するという目標はあり、同世代と比べてある程度方向性は定まっていたのですが、当然不安はありました。本当に自分のキャリアプランは大丈夫だろうかという不安です。先人たちを見れば、それぞれの人生を自分の力で生きることは可能だとは思っていたのですが、先人たちの話は書籍などで知るだけでありどこか遠い話でした。
しかし、会社に所属している社会人、転職を考えている社会人、フリーランス、起業家といったさまざまなキャリアを持つ方々がいるジーズのコミニュティに関わることで、オリジナルのキャリアを歩むことは可能だということを肌で感じました。
間近にお手本がいるというのは、本当に頼もしいです。

縦のつながりの大切さ

私たち世代(1990年代中頃〜2010年代前半に生まれた人)は、Z世代と言われる世代だそうです。
そして、Z世代の特徴の一つに、横のつながりをすごく大切にするというものがあるそうです。生まれた時から、デジタルが当たり前にあり、SNSで日々同級生(横)と繋がるという体験が当たり前なのが要因だそうです。
たしかに同級生とLINEやSNSのDMでいつでも気軽に話せますし、Instagram等で同級生が何やっているかすぐに知ることができます。
ですが、逆に、縦のつながりは希薄化しているのが現状だそうです。
「ウチ」と「ソト」の考えではありませんが、仲間内の結束が強い分、その内の範囲外にいる人々を疎外してしまうのだと思います。そしてその結果、出会う機会の少ない歳上は、ソトになってしまい、関係(縦のつながり)を築くことができなくなるわけです。
これは非常に勿体無いとジーズに入って改めて痛感しました。
勿体無いと感じた点は2点あります。

1.関われば何かしらの学びがある

「自分より歳上なのに、、(以下略)」という事例は古今東西多数あったりしますが、歳上の方と自分とでは、生きた時間では絶対歳上の方の方が長いです。ですので、私は歳上の方から学ぶべきことは必ずあると思っています。
その歳上の方の、経験を話してもらうだけでも、非常に学びになります。
まさに、「亀の甲より年の功」ですね。
先ほど書いたように、その関わりの中で、私も「大人は楽しそう」など学んだわけです。
そして、歳上の方は、積極的に私たち若者が関わると大抵の場合、興味深い話を嬉々としてくださると感じました(ジーズにいる方は、ギブの精神に溢れているというのもあると思います)。
また、特にジーズにいる方々は、自分の業界に、何かしら特別な感情を抱いてジーズに入っているわけです。その特別な感情に実際触れることで、その業界に関して綺麗事ではない生の声が聞けます。生の声を聞くことで、その職業に対してよりリアルなイメージを持つことができました。こういう機会もっと増えればいいのになと思います。

2.関わらないとあらぬ誤解が生じてしまう

ジーズに入り、ジーズ内外でいつも以上に多くの歳上の方と話すことで、強く感じたのは、今私たち若者が何を考え、どう生きているかについて結構誤解があるという点です。

・みんなデジタルが得意
→苦手な人も結構います。パソコンの電源の切り方を知らないという人もいます。
・大学生は遊びまくっている
→もちろん遊びもしますが、単位のことを心配したり、レポートを書いたり、課題を出したり、授業に出席などしっかりしている人が多いです。特にコロナ禍に入り、毎回出席の代わりに課題を出さなければならず、コロナ前より取り組み率は上がっているそうです。(リンクは、小樽商科大学の事例ですが、小樽商科大学でも、コロナ禍で大学生の成績は前年より向上したそうです。)
・若者は未来のことなんて考えてない→未来のこと、キャリアのこと、お金のことなど色々と考えている若者が私の周りにも多いです(参考情報の一部例

こういった感じで、結構誤解が生まれてしまっています。一つの要因として、若者の生の声を聞く機会が少ないからだと思います。
(次で触れますが、若者側の誤解も存在します)

気づかぬ誤解

気づかぬうちに誤解、特に職業に対して一方的な見方をしてしまっているなと思い知らされました。
例えば、「公務員」と聞くと、「安定してそう」「保守的な人が多そう」「公僕として頑張ってそう」などのイメージがありました。
ですが、実際は、行政ゆえの大変さがあったり、精神的に負担を強いられる場面が多かったり、県や国のために現状を変えようとしてもなかなか変わらなかったりと「公務員」と聞いて描いていたイメージと違う点が多くあります。
また、「音楽業界」の人だと、いつでも楽しそうで明るく、人前に出るのが大好きと,思ってましたが、人前に出るのに緊張する人もいました。
上記はあくまで一例で、大なり小なり、自分の持っているその職業のイメージと実際の姿の違いがあるわけです。
いわゆる、ステレオタイプで職業を見てはダメだなと本当に痛感しました。
(それと関連して、職業に「向き」「不向き」はあっても、こういう性格だからあなたはこの職業にはつけないなんてことはないなと感じました。自分が本当にその職業になりたいのなら、努力してなればいいのだということを学ばせてもらいました。)

自分の思考を人に伝えることの難しさ

学校やバイト等で日々人に何かを教えたりしていることもあり、人に物事を伝えるという経験は少しですが同世代より積んできました。
その経験の中で、私は「伝える」ということは、自分のイメージと相手のイメージの相違を埋めていくことだと思っています。
例えば、「海」を相手に伝えたかったとしましょう。
自分が思い描いている「海」は、下記のような海です。

しかし、相手の思い描いている「海」は下記のような海だったとします。

この相手の思い描いている「海」のイメージを掴みながら、自分の思い描いている「海」のイメージとの相違点を見つけながら、相手の思い描いている「海」を、自分の思い描いている「海」に近づけていく、これが私の思う「伝える」という行為です。
このときに、いかに上手く例え話を用いたり、画像を使ったり、身振りを手振りを使ったりするかでその人の説明のうまさが別れるのだと思っています。

そして、このイメージと同じものを相手も思い描いてくれたら伝わった、全く別のものを思い描いていたら、伝わってないということになります。
つまり、「人に物事を伝わったか伝わってないか」は、その物事が自分の意図する形でそのまま相手に届けられたか届けられなかったかで判断できます。

しかし、伝える対象が「物事」ではなく、「自分の思考」になると途端に難易度が上がってしまいます。
私はめちゃくちゃ苦戦しました。。(絶賛苦戦中)
なぜなのか、自戒も込めて、私が考える理由は2点です。

1、視点が「相手」ではなく、「自分」になってしまうから。

伝える対象が「物事」であれば、先ほどの例のように、相手に伝わるかどうかだけを必死に考えながら試行錯誤ができます。常に視点は「相手」にあるわけです。ですが、伝える対象が「自分の思考」になった時に、相手にどう思われるか、気分を害してしまわないかなど「伝える」ということにそこまで関係ないことにどうしても気がいってしまい、視点が「相手」ではなく「自分」になってしまいます。「自分」の視点に立たずに、「相手」の視点に立つ、「自分」の思考にも関わらず、という点が難易度を上げているのだと思います。

2、前提が違いすぎることを忘れるから

「海」という言葉を聞いて思い浮かべるイメージは本当に様々です。南国の海を思い浮かべる人、リゾート地の海を思い浮かべる人、荒れた日本海を思い浮かべる人etc.
この時、相手の「海」のイメージを確認し、そのイメージと自分のイメージの相違を埋めていくということが伝えることなのではないかという点には先ほど触れました。
この「イメージ」を、一般的には「前提」というと思います。
「伝える」には、この「前提」が一致させることが大事だと思うのですが、「自分の思考」については、相手と前提があまりに違いすぎます。どういうことか。
私たちは、1日に6万回思考するそうです。別の言い方をすると、毎日、意識的にも無意識的にも自分の思考に6万回触れているわけです。しかし、相手、特に初対面の人に自分の考えを伝える時に、相手はあなたの考えに初めて触れるわけです。あなたが毎日6万回思考する中で培った「あなたの考え」と、あなたのことをほとんど何も知らない(あなたの思考に触れたことのない)相手の考える「あなたの考え」とでは、前提があまりに違いすぎます。そして、自分の考えは、自分にとってあまりに当たり前なため、前提の違いを認識することすら難しく、自分の考える前提のまま相手に話をしてしまって伝わらないのだと思います。

本当に便利な世の中に生きている

このままでは、プログラミング関連のことを一切触れなくなりそうなので、ここら辺でプログラミング関連のことを(プログラミング関連についての詳細は、また別途書くかもしれません)。
皆さん、「Googleアカウントでログイン」ってご存知ですか?
アプリやWebサイトでログインする際に、Googleアカウントを使ってログインする機能のことです。
手間が省けて、非常に便利ですよね。
普段私もアプリを使用する際によく使っています。
そして、入りたての頃に「Googleアカウントでログイン」便利だから、実装してみようと思ったのです(PHPに入る前の話)。
これが、本当に難しかった。。
Googleの公式ドキュメントを読みながら、実装しようとしますが、「IDトークンをPOSTで送信して、Composerでなんたら、トークンを照合して」
と書いてあり、「うーん」という感じでした。
「トークンは分かるけど、Composer??POSTで送信って何?」
分からないことだらけなわけです。
そんな経験の中で、「あ、普段何気なく使ってた機能も、自分で作ろうとするとこんなに難しいんだ」と思うと同時に「自作が難しいのに、日々この機能を手軽に使えるとは、なんて便利な世の中に生きているのだろう」と感じました。
自分たちが何気なく使っている機能が、こういった苦労の中(本業のエンジニアが、「Googleアカウントでログイン」に苦労しているという意味ではありません)で実装されているのだと思うと、本当エンジニアってすごいなと思います。

知識×体験×覚悟

何かしようとすると、知識×体験×覚悟は本当に重要だと痛感しました。
知識×体験が大切だというのは随所で触れられていると思うので、ここでは触れませんが、覚悟も重要だと思います。
私自身、30歳までに起業するという目標があり、そのために様々な書籍を読み、起業家の方にあったり、学外のイベントを主催したりとしてきたのですが、どこかフワッとしている感は否めませんでした。

自分ごととして考えておらず、覚悟が足りてなかったからです。

どこかで自分に対しての甘えがあったのだと思います。しかしジーズに入って、起業に対して今までより、覚悟を持って考えることで、入ってくる知識の定着率や、体験から得る学びが明らかに変わったと実感しています。
例えば、本を読んでも、自分ならどうするか、どうやっていくかを考えたりと、ただ知識として仕入れるのではなく、思考する回数が変わりました。
もちろん今でも考えが足りてないところ、覚悟が足りてないところは随所にありますが、それでも泥臭くしがみつきながら、学び動いていきます。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。
ジーズで学んだことのごくごく一部を改めて書き出してみました。
改めて、ジーズスタッフの皆様、講師、チューターの方々、卒業生の方々、同期の方々、ジーズコミュニティに関わるすべての方々、本当に半年間ありがとうございました!
二十歳でこんな経験ができるなんて、私はすごく恵まれているなと思います。
私の思い描くセカイを実現するために、これからも挑戦し続けることで、コミュニティに少しでも恩返ししていきます(まずは今週末のスタートアップ・ベーシックプログラムに参加します)。これからもどうぞよろしくお願いします!

追記

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