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もみじという犬

今朝、愛犬のもみじという名前の犬が天に召された。
もみじは17才と2ヶ月だった。長生きだ。
もみじはパピヨンという種類で、耳の毛が長くなりその形状が蝶ににているのでパピヨンというらしい。
もみじは、比較的頑固で、あんまり愛想がなく、社会性はいまいちだった。
もみじは、死ぬまで病気らしい病気もせず、けがもせず、病院に行かなければならないことはなかった。
もみじは、私が犬のお店から連れて帰ったが、ほとんど両親にかわいがられて甘やかされて育った。
もみじはとても頭が良かった。
もみじは、食が細かった。
もみじは、とてもかわいらしかった。
もみじは父の散歩仲間のアイドルだった。

もみじは、今日、まるで私の予定のない日を選ぶかのように亡くなった。

もう、もみじがいないなんて、実感がない。だって、17年間も一緒にいたんだもの。
年老いて、あまり歩かなくなっても、認知症になってぐるぐる回っても、
夜泣きをしても、私にはかわいい友達だった。
もう、もみじがいない。

もみじは、9月19日生まれの雄のパピヨン。

あっちに行って、じじ、ばばとまた仲良くね。


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