「○○のきっかけって何？」

私の気軽に聞ける質問ベスト10くらいには入る。

相手が何を考えてるのかなー、とか、どんな過去があったのかなー、とか、知れる掘り方だと思う。

翻って私が聞かれる立場だったら。

めっちゃ困る。

理由？

はっきりしたきっかけなんてほぼないからですよ。

明確に
「この日から私は変わりました！！！」
「この瞬間からこんなことを意識するようになりました！！！」
とかわかんない。

ふりかえってみたら、考えてみたら、
「あれ、これなんか自分変わったかも？」
「これやりたいと思ってるかも？」
「もしかして好きなのでは？？？」
みたいに気づきがち。

たぶん日々ちょこっとずつ何かが積み重なってて、名もなき感情たち・経験たちがあって、気づけば今、何かにハマるとか、何かをやるとか、見える形に昇華されてるだけな気がする。ガラッと何かが変わる出来事があったわけじゃなくて、ちょこっとずついろいろ蓄積されてる。

1日1mm伸びてるか伸びてないかくらいの小さな変化なんだけど、もし身長が1日1mm伸び続けるとしたら、1年間通して365mm、36.5cm伸びてるじゃん。大いなる成長期。
でもそこで「何月何日から背が伸びだしました？」って聞かれても、「知らんがな！」一択である。

それと似てて、「きっかけ」っていう、「何かしらのどでかい出来事があったんでしょ？」みたいな質問に対して、「おおぅ、、、今から考えるから、、、いやちょとまて、どこから話せばいいのか。。。」て脳内で慌てふためいているんですねえ。

どこからを変化ととるか。1日の気持ちの変化はほんとにちょこっとだけど、いつの間にかガラッと、いわゆる「きっかけ」になっているんだろうね。

まるで数学の微分積分だね。
ちなみに超嫌いだったけど。考え方は好きだよ。範囲を狭めればほぼ変わってないのに、範囲を広げれば大きな変化が見える。わかる。

と思えるのは数学や物理の観点からも記事を書いてくださる多分ギア3さんのおかげなんでしょう。（現在その日の調子によってお名前変わるそうなので「ギア3」さんじゃないかもです）

大きな一歩を踏み出せた！と思えるならそれも良し。
でも今日気持ち1歩くらい進んだような、進んでないような…な時もふりかえれば変わっている渦中だった、って言えるかもしれない。
たいそうな「ガラッと」が無くたっていい。
今日も「ちょこっと」動いてこ。