見出し画像

ある性的倒錯者の告白&妄想(8)少女は恐い。

前回からの続きです。

13〜14才位と思われる女の子はとても好奇心旺盛で、カンも鋭く異質なもの(女装男)は決して見逃してくれません。それも数人のグループ(多分4人だった)ともなればキャーキャー言いながら大騒ぎ。

「あの人、男よ、男よ!」

「え! うそ。男なの?信じらんない」

女装散歩中の私の跡をキャーキャー言いながらしつこく付いて来る。行き交う人々もその様子に “何事か?” という表情で目を丸くしている。これ以上騒がれれば、野次馬のように人が集まり取り囲まれるのではないか? もう頭の中はパニック状態。

そりゃ、酔漢に絡まれそうになったこともあるけれど、酔っ払いを巻くことなんて一定の距離を保っていれば容易。車で付けられても狭い路地に逃げられる。それに、彼らはいくら酔っていても大人なので、あからさまに追いかけてくることはない。ところが女の子たちはそうじゃない。珍しいオカマと遭遇できて嬉しそうでさえある。

実にタチが悪い。

それでも私は、冷静さを装いローヒールをコツコツさせ無目的に歩く。少女たちは距離を保ちながら私の跡を付いてくる。とてもとてもしつこいのだ。
私はこのまま駆けて逃げようかと思うが、こんな姿で走って追いかけられたら傍目には異様で通行人に通報されかねない。
路地に入って空き地や公園に逃げ込もうかな?とも考えたが、きっと、女の子たちも追ってきて、袋小路になって囲まれてしまうかもしれない。そうなったら私は彼女たちに何をされてしまうのだろうか?

どんなことをされる?

まぁ、いくら少女たちが4人で私は女装しているからといって24の男ですからね。中学生の女の子に犯されるわけもなく妄想に過ぎないのですがパニックに陥っていた私は心底少女たちが怖かった。
そうやって、女の子たちは私の跡を15〜20分位かな? 付き回したのです。これは付けられる身としては長いですよ。
やがて、飽きてきたのか?気が付くと彼女たちの気配はなくなりました。その間、私は一度も振り返って目をやることなく徹底的に無視を決め込んだのは正解でした。
私はこの少女たちだけでなく、一人の小学生男の子にも話しかけられたことがあります。あの時は制服女装だったのをはっきり覚えています。彼は自転車で寄ってくると
「男ですよね?」と言って、スーッと逃げて行きました。小中学生の目はコワい。

前回の更新でも書きましたが、いくら巧く女に化けたつもりでも、ジッと観察されれば余程のレベルかホルモンでもしていない限り、まず男だとバレてしまいますよ。女装趣味を公にしたくないのなら過信は禁物で細心の注意が必要だと思います。

その後、細心の注意を払いながらも私の女装外出はエスカレートすると大胆にもなっていきました。男であることを隠すのが面倒なると…。

「彼女どこ行くの、游ばない?」

「え!私、男だけどいいのかな?」

「なんだ男か! 背高いと思ったんだ」

この調子で余裕もありましたが、勿論相手に付いて行くことはないし、声をかけ返す相手は選びます。ヤバい人かそうでないかは何となく分かります。でも、その判断は危険であることは言うまでもありません。

昭和という時代。
令和の今と違って女装子=オカマで偏見に満ちていた時代ですからどんなトラブルに巻き込まれるか分からない。あの頃、私が一番恐れていたのは警察に尋問を受けて、実家や会社に連絡されること。
そうなったら終わりです。私の女装趣味は絶対的秘密で、周囲の誰にもカミングアウトしていないし知られていません。

やがて、アパート周辺での女装外出は極力控えその舞台は新宿へ移しました。


さて、今まで綴ってきたことは、前作『妖しく倒錯的世界に導かれて』でも触れたことを詳しく書いただけですね。
次回では今まで一度も触れていない体験を書いてみようと思います。また、ちょっと過激になっていくと思いますが、嫌でなければ読んで頂くと嬉しいです。

私が男として初めて素人女装者といたした相手はH美さん。女として初めて素の男性としたのは松田さん。
それは既述通りですが、どちらも挿入行為
までは至りませんでした。

私が初めて素の男性に女にされた場所は野外。つまり青姦ということになります。

次回に続きます。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?