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育休中に家を買う。3、建売住宅を選ぶ時の10のポイント〜前編〜

当初は建売住宅の購入を本気で検討していたため、見学だけでも5社10件以上の建売住宅を見ました。多分、ちょっと見過ぎです(笑)

そんな私たちが建売住宅を選ぶ際に、注目したいポイントをまとめました。


建売住宅を選ぶときの10のポイント(前編)

1、価格

選ぶポイントとしては、適正な価格の物件を選ぶという事です。マイホームは大きな買い物です。少しでも安く済ませたいところですが、たくさんの建売物件を見て価格にはそれなりの理由があることを身をもって感じました。立地、性能、広さ、日当たり、デザイン•••など自分が大切にしたいポイントと価格とのバランスを考えることが大切です。まずはネット上でも良いので、様々な物件を比較してみると良いと思います。

とは言っても、建売住宅はキャンペーンを行なっていることも多く、値段の交渉がしやすいと感じました。完成した物件を販売していることがほとんどなので、時間が経ってしまうと物件の価値はどんどん下がってしまいます。営業さんとしては、一刻も早く売りたい訳です。なので、相談に乗ってくれそうだという印象でした。実際に私たちが悩んでいると「ぶっちゃけどうですか?決めていただけるなら頑張らせていただきます」と言われました。

さらに、「ここについているエアコンはこのままお使いいただけます」と家電をそのままプレゼントしてくれる会社もありました。

また、建売物件は販売価格が決まっているので、ローンの返済について担当の方がその場で提案をしてくれます。私たちは大体の月々の返済額を考え、実際にその場で2パターンの案を作ってもらいました。
「親御さんからの援助はありますか?」という事を聞かれる会社もありました。もしそのような予定がある方は、先にご実家と相談しておくとスムーズかもしれません。


2、購入のタイミング

気に入った物件があれば、すぐに購入する事をお勧めします。一般的には2、3件見て決める方が多いそうですが、いい物件は他の人から見てもやはりいい物件です。

私たちは3軒並んでいる建売住宅を見学した際に、「ここ1番良いかも!」と思う物件がありました。しかし、1週間検討しているうちに他の方が購入されていました。そうなると、本当は隣の物件の方がよかったのに•••と思いながら住むのは悲しいよね、ということでその場所の物件の購入は見送ることになるのです。
しっかり検討した上で、気に入ったのであれば決断は早い方がいいです。

今、材料費の高騰や世界情勢など諸々の理由から物件の価格も上昇しています。しかし、一度上がった価格が下がるということは、これまでの住宅業界では無かったそうです。

気に入った物件であれば値段が下がるのを待つのではなく、購入する意思を伝えて、営業さんに頑張ってもらうのがいいと思います。


3、耐震・断熱などの性能

コストを抑えるために、見た目では分からない部分のグレードが低いことがあります。もちろん違法にならない範囲ですが、建築基準法で認められているギリギリの耐震性で設計されていることがあります。
また、断熱材の厚さが薄かったり、窓の断熱性能が低いために冷暖房効率が悪く光熱費が上がってしまうことがあります。
さらには外壁塗装が剥がれやすく、メンテナンス費用が必要になってくることもあります。手頃な価格で購入できても、維持費が割高となってしまうのです。

見えない部分についてもしっかりと確認することで、安心して快適な生活を送れる住宅を購入することができます。私たちは、長期優良住宅の認定が降りている建売物件を検討していました。


4、立地

ハザードマップを確認し、災害に強い場所であるかを確認しましょう。また、通勤や通学時間はどのくらいかかるか、周りにスーパーや公園はあるかなど、最低限周辺環境を把握し、自分たちがどんなふうに生活を送るのか想定して決めることが大切です。

私たちが見た物件の資料の中には「〇〇保育園まで徒歩10分」と近くにある公立保育園が記載してあるものがあったのですが、実際に物件のある住所からは市をまたぐため、入所することができない保育園でした。資料に記載してある情報を鵜呑みにしすぎず、自分たちで確認しておくと安心です。

以下は、私たちが物件を見てきた中で立地の面であまりおすすめできないと感じたポイントです。

・線路や踏切の近く
子どもが小さいと線路に入ってしまう心配がある。
音がうるさい、特に新幹線の線路沿いは振動もすごい。正直な営業さんは自社の物件にも関わらず「新幹線の線路沿いは気をつけた方が良いっすね」と言っていました(笑)新幹線、普通電車どちらの線路沿い物件も見ましたが、新幹線に比べると普通電車の通る線路は、音も電車の通る頻度も少し落ち着いていました。もし、線路の側に住まわれる方は、始発や終電の時刻を知ることもオススメです。日中家にいなければ気にならないことも。

・傾斜のある道路に立っている
もちろん建物自体ははまっすぐなのだが、窓から見える道路が斜めで変な感じがした。気にならない方は大丈夫。

・家から出てすぐ車通りの多い道
子どもが飛び出してしまう心配がある。音がうるさい、排気ガスが気になる。車の出し入れがしづらい。

・近くの道に街灯が少なく暗い
防犯面で心配。怖い。


5、部屋の明るさは十分にあるか

人によって明るさの感じ方はそれぞれですが、私の場合は昼間のリビングは電気がいらないくらいの明るさを希望していました。ネット上の図面を見て気に入った間取りでも、実際に見てみるとなんだか暗いと感じてしまい、購入を断念した物件がありました。
また、最近はくすみカラーの壁紙が流行っていることから、部屋全体がグレージュの壁紙だったりアクセントクロスに濃いめのグレーが使われている建売住宅もあります。オシャレで素敵だったのですが、私の場合は暗く感じてしまいました。

実際に足を運んで、自分が希望とする明るさを感じられるか確認することが大切です。午前中と昼過ぎなど日の入り方の違う時間帯をチェックすることもオススメです。光の入り方が強いと感じる場合は、カーテンを付けるなどして和らげることはできますが、暗いと感じる場合は照明をつける以外では解消することが難しいので、ぜひ検討してもらいたいポイントです。

ですが、必ずしも 日当たりがいい=明るくて快適 ではありません。近年は猛暑のため夏場は日当たりの良さにデメリットを感じる場面も出てくるかもしれませんので、そこも頭の片隅に置きながら窓のある向きや大きさを確認するのも良いかもしれません。


以上、建売住宅を選ぶときに注目して欲しい10のポイント〜前編〜でした。後編でも実際に足を運んで比較し、注目すべきと感じたポイントをご紹介します。良かったらご覧ください。


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