見出し画像

AMBIENT KYOTO 2023:音の遊園地

先日、初めてこのイベントに行ってきた。
このイベント自体は今年で2回目らしい。
存在を知ったのは、CorneliusのラジオでゲストにPAのzAkが来ていて
このイベントの話をしていた。

個人的にはもっと早く知るべきだったが、やっと行くことができた。
このイベントは写真撮影OKだったがこういうのに写真を掲載して
いいのかわからないので今回はしないこととする。

最初にCornelius/Buffalo Daughter/山本精一エリアの京都中央信用金庫 旧厚生センターから向かったが、まず会場から漂ってくる香りから違った。

その要因はこれだ。
これが会場中に広がっていて、プラシーボ効果か
より集中できたように思う。
いい香りだった。

最初の「QUANTUM GHOSTS」は元々出たときから好きだったが、後に知ったがこの展覧会のために制作した曲らしい。
360度にスピーカー、照明が設置されていてこの楽曲に相応しい演出になっていた。
音がいろんなところから浴びれて、思わず目を閉じて軽くリズムをとってしまうぐらいに楽しかった。

「TOO PURE」では緑豊かな映像と楽曲とのコラボレーションが心地よかった。鳥のさえずりや自然音を取り入れたこの曲にぴったりの演出だった。
個人的には部屋がもう少し広かったらなと思った。

「霧中夢」
これは凄かった。サイケデリックそのものを感じられた。
実際に霧を吹かせて周りを見えなくさせて照明でさらに
気持ちよくされられる。
途中で座ってみたら当然ながら霧で濡れててやっちまったと思った。
外国人の人もいて結構長くこのエリアにいたのが印象的。
自分も抜け出すタイミングを見失うということもあった。

Buffalo Daughter / 山本精一のエリアでは
まずお客さんの雰囲気が凄かった。
座ってる人、棒立ちの人、柱に寄りかかる人
いろんな聞き方の人がいていい空気感だなと思ったし来てよかったと
改めて感じられた。

ここは映像の演出がすごかった。
特にET(Densha)の演出はかっこよかったし、棒立ちで見ていた人と
親和性が高すぎて思わず写真を撮ってしまった。
心を揺さぶるものがあった。
山本精一のSilhouetteも初めて聴いたが、映像のサイケ演出と同調して
気持ちよかった。14分間が長くなかった。

そして、個人的には本命の坂本龍一エリアの
京都新聞ビル地下1階に向かった。
ここは地下鉄丸太町駅から本当にすぐ隣にあって中に入ると
印刷工場跡らしいいかにもインダストリアルな雰囲気に圧倒。

ここでは『async』というアルバムを様々な箇所に設置された
スピーカー及びかなり横長なスクリーンとともに観賞するものだった。
このアルバムは元々ジャケ写も込みで好きだったから演出でジャケ写
みたいになっていくのがすごく嬉しかった。

あとはただただこの空間に長くいたいと思った。
真剣に音を浴びるのもいいし、贅沢にBGMにしてスマホいじるでも
いいし音響が良すぎて居心地がかなりよかった。

グッズに関してはCorneliusや坂本龍一、Buffalo Daughter / 山本精一の
過去作のCDやレコード、さらには
アンビエント作品を収録したカセットもあった。
自分はグッズは購入しなかったが面白いことしてるなと思った。

最後に、今回AMBIENT KYOTO 2023に行ってみてもっと早くこの展覧会の
存在を知っていれば、もっと何回でもきてグッズもいろいろ買ったのにと
後悔と音楽って改めて面白いなと感じられて最高だった。

もし来年もやってくれたら頑張って行ってみたい。

2023/12/24


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?