後だしジャンケンのアップル

 スマホと言えばアップルのiPHOHEだが、アップルのスマホ参入は先行していたライバルよりも10年以上も遅い。新たなビジネスでブランド力や新しいビジネスモデルで先行企業を弾き出す「後だしジャンケン」はアップルの得意技のようだ。
 大手の企業が新しいビジネスについて他社に先行させ成功するのを見届けたうえで乗りだすのは日本でもある。
 嘗て××電器は他社の成功を見てから乗り出すので「マネ下電器」と言われていた。また、×××自動車は新技術を開発しても直ぐに自車には採用せず、他社に市場で「人体実験」させ成功を見極めてから自車に採用するのが常套手段であった。
 アップルは今までAIに関しては慎重であったが、GOOGLEのAI基盤の利用に関して交渉を始めた。アップルも重い腰を上げた訳である。
AIに関しては企業の利用に向けたデータセンターやクラウド、そしてソフト等に関しては流れがはっきりしているが、個人向けに関してはAI利用のイメージが企業向けほど明確になっているとは言えないのでアップルのアクションは遅すぎるとは言えない。
 アップルがスマホに関してAI利用のビジネスモデルを立ち上げて市場を席巻して「やはり、スマホはアップルでしょ!」と鼻の穴を膨らませて自慢するのか今後のアップルの動きから目が離せない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?