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それっぽいクオリティにする動画編集の流れ

2018年4月にコピーバンドでライブをしました。
記念ということも兼ねて、色々カメラで撮影して、(2年以上放置してましたが)今日それっぽいライブ動画の編集をしたので、何したのかを記しておきます。

その作った動画がこれ↓

まぁ、カット割りの雑なところとか、(ドラムの雑な演奏とか汗)、そういうのはご愛嬌ということで....
*あと音と映像はシンクロしたんだけど、Youtube上ではズレがち...

まず、動画編集前の素材状況はこんな感じ。

・一眼の定点撮影した映像3本(ギター/ベース/ドラム)
・ライブハウスのカムコーダーで撮影した映像1本(全体/ライブハウススタッフの気分で寄ったり、引いたり)


これらの素材を特に何もせずまとめると、こんな感じ↓になると思います。
*音声もバランスよく聞こえる映像の音声を使ったぐらい
*ライブハウスの映像はこの時は未入手

うーん。

まず音。イヤフォン等で聴くとすぐわかると思いますが、クリアに聞こえるものの音が真ん中に固まってて、ライブ感や音圧としては物足りない。映像クリップも、定点撮影なので動きがなく物足りない・・・

というわけで、こんなステップで「それっぽいクオリティな動画」にするため制作に取り掛かりました。

1. ライブっぽいサウンドクリップの作成
DTMソフト(SONAR)でカメラ全部の音声をミキシング。それぞれのカメラでよく拾っている楽器の音などをEQで際立ちさせ、がっちゃんこ。そして、LRのSHORT DELAYなどでステレオ感だして、マキシマイザーなどで音圧アップ。WAV/MP3出力。Premiere上だけでも同じ音源をLRPANして、片方だけShort Delayするだけでもある程度できます。

2. 複数の動画をマルチカメラシークエンスでライブ感のあるスイッチング
動きが特徴的なもの、メインであるクリップなどを意識しながら、複数の動画を一本の切り替えたものに。そして、1.で作った音声にシンクロ置き換え。

3. スピード・躍動感のある演出をプラス
疾走感のある曲では、手ブレ演出を追加(なんでもよい手ブレ映像→ネスト化→ワープスタビライザーの逆設定)。すこしメローな曲は、Key Burns的なじわっとさりげなく動くモーション。引きすぎている映像は、ズームしてメリハリを。

4. ロゴアニメで最初だけちょっと頑張る
最初の印象が全体の90%を占める?気もするので、オープニング用にvideohiveにあったGlitch Opener Logoを$14で購入。After Effectを開き、作ったロゴ(Third PlaceのAIファイル)に入れ替えてレンダリング。クリップをPremiereでアルファ配置。

5. 細かい作業をちょっとだけ頑張る
違和感がないような映像と音のフェードイン/アウト、曲と曲の切れ目をちょうどよく意識させるクロスフェード、スイッチングのテンポに違和感がないか、タイトル/Lower Thirdsなどのテキスト配置とか、コントラストや色味の統一とか。この作業が地味に後から効いてくる。

6. レンダリング!
編集が終わったらH.264/MP4で出力! (だいたい、あとでタイプミスとか気になるところが見つかって、何回もやり直す)

全体で1日作業ぐらいでした。
ちょっと根気が必要なのは、2.3.5.かな。

という感じで、仕上がったのが最初に貼り付けた動画です。
もう一回貼り付けておきます。

素人的な撮影と素材でも動画編集で、それっぽいライブ動画感が出てるかなと思います。

撮影準備/実行:おれ *三脚で一眼設置して演奏前に録画スタート
音声ミキシング:おれ
動画編集:おれ
ロゴ制作:おれ
演奏:おれ(ドラム...うまくなりたい)

2年以上もダイジェスト動画編集を放置していた、体たらくな現場からは以上です。

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