見出し画像

表裏一体

はじめに

Bon jour!

僕は今、JOCVの2022年度4次隊、障害児者支援の隊員としてセネガルに来ています。

セネガルのことやセネガル人のことを僕はまだ何も知らないし、本当のことは何も分かりません。
なので、セネガルに来た一人の日本人の勝手な感想や想いだと思って、読んで頂ければと思います。

Jour 223-246

12月4日-26日。
2023年もあっという間に年の瀬ですね。

国際ボランティアデー

12月5日。
この日は国際ボランティアデーでした。
国際ボランティアデーは、

①ボランティアやその組織が果たす社会的役割の大きさを確認し、それを多くの人々に広めるとともに、国内外のボランティア活動への参加を促進すること
②世界中のボランティアの意義を認知・推進すること
などを目的に、国連によって定められた国際デーです。

当日はダカールにおいても、イベントがあり、一人のボランティアとして参加させてもらいました。

10時開始のはずが、待っても待っても始まらず。
結局始まったのは、2時間ぐらい経ってからでした。たぶん、主賓の大臣が来なかったのが理由です。笑

始まるまで、会場内では音楽やボランティアデーに合わせて作成したであろう動画などが流れていたのですが、2時間後に始まった途端、会場が停電して、結局最後まで電気が復旧することなく終了しました。
早く始めていればと思いますが、「たられば」を言っても仕方ないので、これはこれでって感じですかね。

むしろ、僕も含めて何人かのボランティアたちがスピーチをしたのですが、ただでさえ通らない声なのに、広い会場内でガヤガヤする中、前方のスペースで地声でちょっとした挨拶をしたのですが、ほとんど聞こえてなかっただろうなと思います。笑

まぁ良い思い出になりました。
また来年も参加できたらと思います。

日本人会

セネガル日本人会の忘年会がありました。
たくさんの人が参加したのですが、話せなかった人の方が多かったです。
セネガルにこんなに日本人がいるんだと思いました。
確か、300人前後だった気がします…。

この地で出会う日本人同士の繋がりも大事にしながら過ごしていきたいと思います。

あとBINGOをしたのですが、BINGOになりませんでした。笑
ほとんどの人がBINGOになって、日本米などの豪華景品も多数あり、景品の総数だけでも100以上あったのですが、一向にBINGOどころか、リーチにもならずにで、終盤になって5リーチくらいになってたのですが、BINGOとはなりませんでした。

今までの経験上、BINGOにならないことが多い気がします。笑

世界人権デー

12月10日。
この日は世界人権デーでした。

また、今年は『世界人権宣言』が国連で採択されてから75周年にあたるそうです。
少なくとも、これまで僕が生きてきた中で、「人権」について考えることはほとんどなかったです。
たぶん、小学校とかの時に作文だか、標語みたいのを考えて、書こう的なのはあったと思います。

ただ、福祉の世界にいると「〇〇の人権(権利)」というものに、よく出会う気がします。
〇〇には、障害者とか子どもとか。

それでも「人権(権利)」ってなんだろう?って思います。

「世界人権宣言」の起草者の一人である「エレノア・ルーズベルトさん」は、人権について下記のように述べています。

“Where, after all, do universal human rights begin?
In small places, close to home – so close and so small that they cannot be seen on any maps of the world.
Yet they are the world of the individual person; the neighbourhood he lives in; the school or college he attends; the factory, farm or office where he works.”


結局のところ、普遍的人権はどこで始まるのでしょうか。
小さくて、身近な、それゆえに世界のどんな地図でも見つけられないすぐ足元から始まるのです。
けれども、それこそが一人一人が生きている世界なのです。人権は、暮らしている地域、通っている学校や大学、働いている工場や農場、オフィスなどから始まるのです。

国連広報センター訳

僕が社会福祉士の実習で、児童養護施設で実習をさせてもらった時に、実習テーマの一つに「子どもの権利条約」を入れ込みました。
その理由は、社会福祉士の責務というか、社会福祉士倫理綱領及びソーシャルワーク専門職のグローバル定義行動規範において、「人権」「権利擁護」というワードが何度も出てくるからです。
つまり、社会福祉士の専門性の一つとして、そういった面が挙げられているのです。
でも、その専門性を磨く機会だったり、学ぶ機会、どうやって「権利を擁護する」のか。
当時の僕には分からなかったからです。
ましてや、「より家庭に近く」を目指している今の、児童養護施設において、家庭内で人権について学ぶ機会をどう提供していけば良いのか。

自分の経験上、すごく矛盾しているなとシンプルに思いました。
自分の家で自分の人権について会議したことなかったなと。
それなのに、児童養護施設では、人権について学ぶ機会があって、それって本当に家庭に近いのかな?って。
もちろん、「社会的養護」の施設という側面もあるのかなと思います。

とまぁ、実際に実習指導者さんに率直に質問をして、その人なりの考えを教えてくれました。
それは「自分を大事にすること」と同じように「他者を大事にすること」を学んでほしい。気付いて欲しい。と。

まずは、「自分を大事にすること。」
そして「自分と同じように他者も大事にすること。」
簡単なようで、とっても難しいと僕は思います。

それでも諦めずに、そこを目指す意志が社会福祉士として忘れずにいたいなと思います。

10000日

12月14日。
個人的な話ですが、生まれてから10000日をこの日に迎えました。笑
数えてたんかい!って感じですが、数えていたわけではなく、他の方のnoteを見て、知ったんだと思います。

それを機に、自分の10000日目を調べて、カレンダーに記録しておいたって感じです。
27歳の誕生日を迎えてから、約5ヶ月後くらいに迎えるので、まだ迎えてない人は、ぜひ調べてみてください。
それで調べてみると、日本人の平均寿命から考えると、人生の約3分の1に該当する日数が10000日にもなるようです。
単純計算で、20000日が54歳、30000日が81歳になるので。

そう思うと、もう3分の1も生きたのかと思います。笑
まあだからと言って、ケーキを食べたり、特別なことをしたわけではないですが。笑
変わらず、1日1日、明日も健康に生きていければと思います。

表裏一体

コロナ前にセネガルに派遣されており、今年の7月に再派遣となって、活動していた短期隊員の大先輩が帰国しました。
なかなか、お話しをしっかりとする機会はなかったのですが、最後の最後に機会があり、嬉しかったです。
最終報告を聞かせてもらい、発表内容もそうですけど、言葉の節々に周りの人たちへの感謝が散りばめらていて、人間性も素敵だなと思いました。

「自分一人では何もできなかった」とも、仰っていて、まだまだなのは十分承知ですが、すごく共感する部分でした。
ただ、自分と違うのは、「自分一人では何もできなかった」=「その先輩だからこそ、できたこと」だと思いました。
それは表裏一体だなと。

そんな活動に自分もしていきたいと思いました。
まだ、僕は自分一人では何もできていないのが現状で、それだけです。
それが少しずつ、自分だからこそできたことにもなっていくように。

クリスマス

ダカールと配属先でのクリスマスの様子は世界日記をご参照ください。

海外で迎える初めてのクリスマスでした。
そして寒くないクリスマスも初めてでした。

24日のイブは日曜日だったので、ダカールにある大聖堂に行って、ミサに参加してきました。

Cathédrale Notre Dame des Victoires / Cathedral of Our Lady of Victories / ノートルダム大聖堂

実際に参加してみて良かったです。
細かい感想は置いておいて、また今度行ってみたいと思います。

以上。

また年内に、この一年を振り返りながら書けたらと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?