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はじめての愛車をどうするか、問題

こんにちは。タチバナです。

さて、久々の投稿ですが、今回は初めての愛車選びについて書いていこうと思います。というのも、さっきまでおススメする安いスポーツカーの項を書いていたのですが、それに飽きてしまったのと、こんな他にもごまんとあるような記事を掲載する価値があるのか、と思ってしまいまして。そこで、少しユニークな?観点からの記事を書いていこうと思います。


さて、まずは私の身の上話から。私のカーライフは昨年の9月にスタートしまして、やっと半年とひと月が過ぎたところであります。はじめての車としてほぼ同時に親からプジョーを譲り受け、ロードスターを自分で購入したというかなりややこしい状態なのですが、そのようにしてその2台に乗って思ったことや、周囲の車を買った人を見ていて思ったことを書こうかなと思います。

まず、初めての車で人は性癖を曲げられます。僕はロードスターという世界でもトップクラスにハンドリングが良くて楽しい車に乗ってしまったせいで、一般的にハンドリングがいいとか、楽しいって言われるような車に乗っても、あまり楽しいと思えなくなってしまいました。これが幸せなことなのか不幸せなことなのかはわかりませんが…。でも、おそらくこの初めての車がロードスターであることで、自分の中でハンドリングとか操作系のダイレクトさに求めるものが高くなってしまったし、逆に積載性などに求めるものはガバガバになってしまったのではないかと思います。つまるところ、最初の車選びはその後のカーライフを左右しかねないほど大切なものなのです。


そのうえで、どんな車を選ぶか、という話になると思います。ここでは、人によって趣向も違えば財政状況、生活環境なども違うので、具体的な車種は挙げません。が、まず初めに、一番いいのは一番憧れる車を買うことです。これは間違いない。ただ、多くの人は初めて車を買う時点で一番憧れる車を買うことは財政的に厳しいのではないでしょうか。そうなると、今度はどこまで妥協するか、という話になってきます。

再び私の話になりますが、私は中学生のころからロードスターに憧れていました。しかし、私の理想のモデルはNAロードスターの緑のVスペシャルのグリーンという仕様でしたが、結局購入したのは当時一番嫌いだったNBの前期モデルです。でも、もう今更安いVスペシャルが出てきても買いなおそうと思わないくらい自分の愛車を気に入っています。

ある私の知り合いは、アルテッツァやスカイライン、チェイサーのような4ドアのFRセダンが好きでしたが、妥協してFRだからいいか、とロードスターを購入しました。今では興味のなかったオープンにもハマり、将来もセダンとロードスターを2台持ちしたいな、というほどロードスターを気に入りました。

一方、ほかの知り合いは、ずっとシルビアに憧れていましたが、最初の車は親が買ってきたデミオ、次に妥協してロードスターに乗って念願のFRデビューを果たしたのですが、結局シルビアを見つけてきて乗り換えてしまいました。

また、僕自身、これまた車を譲ってくれた親には申し訳ない話なのですが、いまではすっかり気に入ったプジョーも、手元に来て半年ほどはあまり愛着を持つことができませんでした。正直な話、今のプジョーは親が乗っていた、ということがなければ所有していない車だと思います。

これらの話から私の意見をまとめると、妥協をして愛着を持てるかどうかの違い。それは自分で考えて心まで納得した妥協か、というところだと思います。

私がプジョーにあまり愛着がなかったころは、どうしてもプジョーのネガティブな部分に目が行ってしまったり、この車を維持する金があったらロードスターに使えるのではないか、というような思いがあったのを覚えています。きっと、納得しない妥協をして車を買ってしまった人も、その車のネガに気を病んだり、その車の維持費があるなら本当に欲しかった車の貯金に回せたのではないかとか、街中を走る憧れの車に嫉妬心を覚えてしまったりといった感覚になってしまうのではないでしょうか。逆に、納得した妥協をした場合は、オーナーであるというバイアスがかかって、ほかの何よりも自分の愛車が好み!くらいの感覚になるかもしれません。

とはいえ、どこから納得したといえるのかは誰にもわかりませんし、この問題は依然として難しい問題です。ある種の博打ともいえるでしょう。ですが、早く車に乗ろうと焦りすぎるのではなく、時には車を買わないという選択肢もアリなのではないかな、と思います。


この記事を読んでくださった方が最高の一台と出会えれば幸いです。

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