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願いが花開くとき

大暑たいしょ来たれる前なればなり

暦便覧こよみべんらん



梅雨明けが近づき、いよいよ本格的な暑さがやってきます。夏至という陽の頂点から折り返しを迎えて徐々に陰気を帯びてきますが、まるでそれに反発するように、夏至の時まで溜め込んだ陽の気が一気に吐き出されて外の世界の隅々にまで広がってゆくのです。

小暑は新暦の七夕からスタートします。

例年気候の変動が激しく、集中豪雨が発生しやすいこの季節ですが、今年は晴れて、織姫と彦星が会えるでしょうか?

また、後半は土用の中でも厳しい「夏土用」に入ることもあり、小暑の時期は心身ともに揺らぎやすくなります。だけど、こんな時期だからこそ、静かにそっと内面をみつめてみましょう。泥の上に美しい花を咲かせる蓮のように。きっと、混沌としたものの中に成長の糧や、その上でしか花開くことのできない、美しいものを見つけることができるはずです。

小暑の時期、何を願いましたか?
どんなこと・願いが花ひらこうとしていますか?
混沌とした状況の中で、どんな美しいものを見つけられるでしょうか?

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