見出し画像

なんちゃってキャンピングカー(バン)でメキシコへ②旅はゆっくり進むよ

3日目はエンセナダから600キロ南下したところにあるグエロネグロを目指して出発です。

今回のエントリーではエンセナダからコンセプション湾までの道中日記です。

今回は寄り道していく旅なので、グエロネグロに入る手前のビーチでまったりと休憩していきました。わんこたちも私たちもちょくちょく休憩して体を伸ばすのは長いロードトリップではすごく大事。予定がゆるゆるの旅ってとても良いです。

太平洋に落ちる夕陽。
海の水はしょっぱーい!(湖育ちです)


楽しいよー!

前回の旅ではグエロネグロで泊まったホテルでベットバグにやられて上半身と顔がぼつぼつになったので、今回はホテルには泊まらず野宿するとに決めていました。住宅地の中にある学校の隣の大きな駐車場が3泊目。でもこの経験から野宿するなら街の中よりも自然の中がいいね、ということで次回の旅では前日に休憩した太平洋に面したビーチでの野営になりました。野宿も経験値を積んでだんだんエキスパートになっていきます

3泊目はグエロネグロの住宅街で。

4日目の朝はグエロネグロでもう一度買い出しです。ローカルのスーパーのほうがおもしろいものがたくさんあってお買い物が楽しい!

グエロネグロのローカルスーパー
ローカルスーパーの店内。メキシコ料理はチリペッパーをたくさん使うので、どのスーパーにいってもいろんな種類のチリペッパーが山積みされてました。
このメキシコのローカルなスーパーで日本語に出会うとは思わなかったです!お笑いてんぷら??

グエロネグロから先は砂漠の山越え(Sierra De San Francisco 山脈)になります。小さな部落が時々ある砂漠の山道を約200キロ、このロードトリップで一番きついのはこの山越えでした。

バハカルフォルニア半島の幹線道路であるメキシコ1号線は国道とはいっても対面交通の狭い道路。そこを大きなトレーラーが高速で飛ばしていきます。ウォルマート(アメリカ資本のスーパーでメキシコでも展開)の巨大な配送トレーラーが反対側を通過するときは風圧でバンが思い切り揺れて怖かった!しかも道沿いのあちこち特に山のヘアピンカーブのところに十字架と花やキリスト像がお供えしてあって、きっとここで事故あったんだよね?とゾクゾクしました。

この狭い道を高速で飛ばしてくる大型トレーラー。

山越えの途中では集落も時々出てきます。ガソリンスタンドはないけれどポリタンクに詰めたガソリンを売っているところもありました

砂漠の山の中の集落。

砂漠の山道をひたすら走った先に海が見えてきます。砂漠が続いたあとに海が出てくるのって嬉しい!自宅を出発して4日目にやっとコルテス海に到着しました。

おだやかなコルテス海が見えてきた

コルテス海について最初の街はサンタロサリア(Santa Rosalia)。ここからフェリーに乗って対岸のメキシコ本土の街グアイマス(Guásimas)に行くこともできます。この街を散策しつつお昼ご飯を食べることになりました。

メキシコのレストランは屋根つきテラスのところがたくさんあって、どこでもワンコ連れオッケー。私たちが食事中はくまもスクラフィも足元に寝そべって羨ましそうにじっと見るだけで騒がないいい子たちでした。

ねー何食べてるの?
ねーねーなーにーたーべーてーるーのー?
待つのに飽きてくるとスクラフィと遊び始める。ゴロゴロ遊び
どこに行ってもおいしいメキシコ料理に出会えました。

ご飯の後は街を散策。これは前回できなかったロードトリップのだいご味でした。クリスマス直前の街ではあちこちにピニャータ(Pinata)という飾り物がありました。ピニャータはカラフルな紙でできた張りぼての中にお菓子が入っていて誕生日やクリスマスなどのお祝いの時にキッズがスイカ割みたいに壊して中のお菓子をいただきます。

ピニャータがあちこちに飾られてました
前回はできなかった小さな街めぐり。今回の旅でたっぷり楽しむことができました。

セントロサリアからすぐのところに、前回ちょっとだけ立ち寄った美しい浜辺のあるコンセプション湾があります。

コンセプション湾

くまはビーチについたとたんにまっすぐ海へ。ただでさえ穏やかなコルテス海で入り江になっているこのビーチはくまのお気に入りだったと思います。なんとなく瀬戸内海を思い出す風景でした。


らっこじゃないですよー!

ずいぶん南下したので、気温も水温もかなり暖かくなりました。この時点でシャワーなし3日目だったので私も夫も海へざぶん。野宿が続くと海がお風呂みたいになります。ちょっとべたつくけど気持ちいい!私は顔だけ水で洗いました。

水浴びする夫をみつめるくま。

もちろんこの日の野宿はこのビーチで即決でした。前回休憩したときからここで一泊したいなあと思ってたのです。目の前がビーチという絶景ですが、無料ですよー(笑)

泊り客は私たちだけでした。

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?