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くまの子犬時代②トイレトレーニングが大混乱した件

パピー(子犬)くまのヨット生活が始まりました。29フィートの小さなヨットですが、小さなくまにとっては大きなおうち。もりもりごはんを食べて時にはコックピットで、またはキャビン(船内)で元気に遊びまわります。

ごはんだー!
コックピットでお昼寝。
キャビンではへそ天で爆睡。
コックピットに上がって行く梯子のまわりがお気に入り。
寝ちゃったよ。

くまも一緒にヨットと山を行ったり来たり

夏はヨットでの暮らしが中心になりますが、郵便物のチェックなどで数週間に1度くらいの割合で山の家に戻ります。パピーくまもヨットと山を行き来する生活が始まりました。

ヨットはサンフランシスコ湾にあるバークレーという街に停泊しています。山の家はバークレーから約300キロのレイクタホという高原の街にあります。ここはカリフォルニアとネバダ州を縦断するシエラネバダ山脈にあり標高は1900メートル。ヨセミテ国立公園もこの山脈の中にあります。渋滞がなければ休憩を含めて片道3時間半くらいのドライブを繰り返すのが私たちの5月から9月の生活パターンなのです。

バークレーとレイクタホのマップ

トイレトレーニング問題

行ったり来たりをしながらくまの子育てが始まったのですが、想定外の問題が起きてしまいました。山の家にいる時のトイレのトレーニングがなかなかうまく進まなかったのです。

室内でそそうをしないためのトイレトレーニングにケージは大切な役割を果たします。でもヨットは狭すぎるという理由からケージなしでのトレーニングを始めました。コックピットがケージの役割を果たしてくれたせいか船ではコックピットもキャビンも室内であると早いうちからわかったようでトイレは船外でしてくれるようになりました。多分面積が狭いので船全体を家(=室内)と理解しやすかったのではないかと思います。

ヨットにて。キャビンもコックピットもおうち(室内)だからおしっこはしないよ。

山の家ではケージに入ってのトイレトレーニングを始めたのですが、これが想定外の大変な苦労になってしまいました。船では見事に船外と船内の見極めができていたのに、なぜか家では室内と室外の見極めができずに室内でのそそうの連続。

船と比べると山の家は広すぎるからなのか、どこからどこまでが室内なのかわからなくなってしまっていたようでした。

山の家のデッキにて。ここはお部屋の中なのかな?
それともお外なのかな?よくわからないよー。

ヨットと山を行き来しながらの生活だったので混乱させてしまったのだと思います。結果的に山の家でトイレが完璧になるまで4か月以上かかってしまいました。不思議なことにトイレができるようになったら家のデッキは室内と理解したようで(実際は外なんですけどね)デッキでは絶対にトイレをしない子になりました。

山の家ではスクラフィ兄ちゃんから遊び方を教えてもらった

ヨットは狭すぎるのでワンコたちが自由に遊ぶ場所がないのがヨット生活の欠点でもあります。山に帰るとリビングルームやデッキなど遊ぶ場所が一気に広がるのでスクラフィ兄ちゃんは思い切りくまと遊んでくれました。くまはスクラフィ兄ちゃんから遊び方をいっぱい教えてもらって社会性を身に着けていき、誰とでもご挨拶できる子になったのです。

でもスクラフィは自分が教育したくまが自分の倍以上の大きさになるとは想像していなかったと思います(笑)

教育係のスクラフィ兄ちゃん
これは僕の枝!
ノー!兄ちゃんの枝!
もう枝はどうでもいいからガウガウレスリングだ!

スクラフィとくまは成長してシニアになってからもずっとガウガウレスリングを続けました。8か月もするとくまの方が体力的に断然強くなったのですが、遊ぶ時はちゃんと手加減します。後にスクラフィの2倍のサイズになってもゴロゴロひっくり返って甘噛みして一緒に遊んでいました。

大きくなってからのガウガウレスリング

初めてのセーリング


くまは生後2か月半で初めてのセーリングも体験!まだライフジャケットを持っていなかったので、安全のためにセーリング中はキャビン(船内)に入っていてもらいました。が、セーリング中にキャビンを見下ろすとおえっぷをしている気の毒なくま。どうやら船酔いになってしまったようでした。セーリング中に船内にいると船酔いしやすいのです。

この経験がトラウマになってしまったのか、これ以降セーリングに出るときにキャビンに残すと絶賛大騒ぎ(ギャン泣き)。なのでセーリング中はライフジャケットを着用してコックピットにいることが定番になりました。

パピくま、初めてセーリングに出発。このあと危ないのでキャビンに入れられてしまいました。
スクラフィ兄ちゃんはライフジャケットつけてコックピットに残ります。


つづく 



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