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一人の高校生の将来を変えたゲーム、クラロワ

はじめに

初めまして、Ryuhiです。今日は僕が初めてeスポーツを意識したゲーム、クラロワについて書きます。と言っても、僕は、自分にとってのクラロワについてしか書けません。よって、クラロワの紹介をしたりプレイの何かを書いたりはしません。
こんな風に出会い、こんな風に思いました、っていう自分語りです。知識の浅い自分に出来る最良の手だと思うので、興味のある方は一読ください。

それではよろしくお願いします。

クラロワとは

まずは、クラロワを知らない方に向けて簡単に説明します。

クラッシュ・ロワイヤル(Clash Royale)は、フィンランドのゲーム会社Supercellが開発、運営するiOS・Android用オンラインストラテジーゲーム。略称は『クラロワ』。基本プレイは無料で、アイテム課金が存在する。2016年3月2日に全世界でリリースされた。

というのがwikiからの引用です。
ざっくりな説明としましては、たくさんあるカードから8枚をデッキに構築、画面の向こうの相手とそのカードの効果で勝負するゲームです。カードゲームとの違いは、同じカードも切り方次第で効果が変わることだと思います。タイミングや切る位置によって、それは大きな失敗にも、劇的なスーパープレイにもなり得ます。それがクラロワの高い競技性、中毒性でしょう。

また、2017年冬にはロンドンで初の公式世界大会”クラウンチャンピオンシップ”が行われます。翌年には公式プロリーグ”クラロワリーグ”が発足、アジア、チャイナ、北アメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパの各地域でプロチームが争い、ここ日本にて決勝大会が行われ、大きな話題となりました。
2019年の開催を期待する声も多く、現在最も人気を博するモバイルeスポーツと言っても過言ではないでしょう。かくいう僕も、その一人であります。

クラロワとの出会い

僕がクラロワと出会ったのは2016年3月9日。中学校の友人に誘われて始めました。最初の印象は、すごく面白いゲームだな、という感じだったと思います。モンストやパズドラなどというソーシャルゲームは運の悪い僕には合いませんでしたが、運の要素で勝敗の決まらないこのゲームには惹かれた覚えがあります。

最初は夢中にプレイしていて、暇な時にYouTubeでも動画を見ていました。当時は認知度も低く、動画の数はとても少なかったです。
しかしある日、その友人にバトルを申し込みますが断わられてしまいます。理由は明白。彼が飽きてしまったからです。

僕はまだ飽きていなかったので、そこで初めてクランを探します。クランとは、簡単に言うとプレイヤー同士がゲーム内で交流出来る機能です。
当時はクランメンバーとしかバトルが出来なかったため、僕は彼と二人のクランに所属していました。

そうして僕はその日、初めてクラロワという大海へ旅立ったわけです。

同志との出会い

しかし、一体どのようにクランを探そうか迷いました。SNSもしていなかったので、頼りの綱はゲーム内検索機能のみ。
そこで思いついたのが、同じ趣味を持つ人を探すということでした。

その頃、僕は専ら東方projectというコンテンツにハマっていました(今もなのですが)
ですので、ゲーム内検索で東方、と調べたわけです。すると、思いのほか多くのクランがヒットしました。その中から特に活発そうなクランを選び、入ります。

そこには、多くの同志が居ました。彼らとはとても話が合い、気づけばチャット機能で毎日のように話していました。
東方のこと、クラロワのこと。他のゲームのこと、リアルのこと。なんでも話しました。今でも付き合いがある人もいます。

クラロワに飽きた時期も、彼らとチャットするためにログインだけはしていました。その意味では、クラロワを今も続けているのは彼らのおかげと言えるかもしれません。

トッププレイヤーとの出会い

ある日のことです。その日は随分と暇を持て余していて、近頃見ていなかったクラロワの動画をYouTubeで検索しました。そこで、ある男の名を見つけます。

その名も、けんつめし

彼はオリジナルのゴーレムデッキを使い、一躍有名となった人物でした。彼は動画も上げていて、興味を持った僕はすぐにその動画を見ました。
それは初めて見る”トッププレイヤー”のプレイでした。なんとなくでプレイしていた自分とは違い、十分な知識を持った高度な戦略。繰り広げられる緻密な戦闘。
当時彼は少し批判されていましたが、僕はすぐに魅了されてしまいました。それもこれも、彼の持つ魅力が僕の心を上手く刺激したからだと思います。
今思えば、それが初めてゲームを娯楽以上のものと認識した瞬間でした。

あまり彼の動画は上がりませんでしたが、僕のクラロワに対するやる気は十二分に持ち上げられました。

そして彼は、次の大舞台へと進みます。

eスポーツとの出会い

けんつめし選手は、クラッシュアジアクラウンカップという大会へ出場します。アジアの猛者と戦うその舞台に残り、彼は唯一の日本人としてベスト4という偉業を成し遂げます。その頃はまだツイッターをしていなかったので大会のことを知らず、生放送では見れませんでした。しかし、アーカイブで見るその動画は僕を頗る興奮させました。

ゲームで、こんな舞台に立てるのか!
eスポーツという言葉は知りませんでしたが、これが初めてeスポーツを実感した時だと思います。

その後も彼の活躍は著しく、しかし、ここで高校生活の佳境に至った僕は、一時ゲーム自体を辞めてしまいます。

そうして戻ってきたのは2017年の9月。何に対してもやる気を抱けなかった僕は、なんとなく、思い付きのように、YouTubeでクラロワのことを調べます。
(やる気云々はこちらをご参照ください)

そこで初めて、日本一決定戦という大会の存在を知ります。
それは公式が毎月主催する大会で、五月〜九月まで予選が行われました。各月の戦績に応じてポイントが配分されます。その中で高いポイントを獲得した上位32名がTHEファイナル予選に通過し、その中で更に絞られた8名が生放送されるオフライン大会に出場します。

僕が見たのは九月大会だけでした。しかしその後、五月大会からのアーカイブを全て見ました。その中でも特に強く印象に残っている選手が、今もプロとして活躍するRADWIMPSです。
彼は圧倒的な強さで六月、七月、八月大会を三連続で制覇しました。その圧倒的な強さに心惹かれ、僕は今でも彼の大ファンです。

しかし、優勝候補のRADWIMPSは予選で敗北。波乱を巻き込んだ日本一決定戦の舞台には、役者が揃います。
そして、数ある強敵を全てなぎ倒し、たった一人のチャンピオンが決まりました。その男こそ、フチ選手です。

そこまでには、長い戦いの跡がありました。
カシドラ選手の異次元のデッキ、クロスボウ&迫撃砲や、ヒールバルーン。
みかん坊や選手の他を避けつけない完全無欠のプレイング。
そして、たった1ダメージの差で勝利をもぎ取ったフチ選手の魂の叫び。

他の戦いも、全て、全て扇情的な戦いでした。
自分も戦いたい、そんな感情が湧くと共に。

負けた選手の涙を流す姿、心から悔しがる姿にこそ、強く心を打たれました。

特にsupercellの作るドキュメンタリーは最高で、大会に参加した選手の思いを見ている人も知ることができます。それがまた、僕の心を撃つのです。

昔から運動はしていましたが、スポーツの大会にはさっぱり興味がありませんでした。見ていてもつまらないのです。
しかし、クラロワは違いました。見ているだけで心が再燃するのです。失われていた心に、火が灯ります。

そして、世界一決定戦。日本のフチ選手、アマテラス選手は無情にも初戦で敗れました。
正直、結果を残し世界の舞台に立った彼らよりも負けてしまった選手の方が好きだったかもしれませんが、それでも我が国の代表です。
本気で応援し、敗北には本気で悔しがりました。そしてその頃には、悔しそうな表情を残しロンドンを去った二人の選手のことが、心から好きになっていました。すっかりクラロワへの熱意が燃え滾り、eスポーツというモノに自分も携わりたい。そんな思いが芽生えていました。

その後、クラロワリーグが発足すると毎週のように生放送を見ていました。
様々な選手が現れ、数々のドラマを生み出します。全ての選手に平等な敬意を持った上で、その行く末を見守ります。

海外の選手と対戦する時に、どうにも日本に勝ってほしいと思って応援してしまうところなど、本当にスポーツ観戦をしているようでした。

本当に、クラロワは僕の人生を変えてしまいました。将来への絶望など叩き壊し、あまつさえ将来の夢を僕に与えてくれたのです。
心から感謝しています。

最後に

あまり良いものを書けた感覚はありません。ごめんなさい。どうも感情が先走ってしまったのですが、これはこれでリアリティがあっていいかな、と楽観しています。
本文の目的は、僕がクラロワに人生を変えられた、というものだからです。ですので、拙いながらこれにておしまいとさせていただきます。
クラロワと出会って、僕はeスポーツに興味を持ちました。それは、自分にとってとても良いこと、幸せなことだと思っています。
出会えてよかった、大好きなゲームです。

まだプレイしたことが無い方は是非、プレイしてみてください。そして、どんどんハマってしまってください。
きっと楽しい未来が待っていますことを、僕がここに保証します。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。


僕の好きなことは、文章を書くことです。それを読んでもらうのが同じくらい好きです。そして反応としてスキとかフォローをしてもらうのは、もっと好きです。僕の文章を読んでくださって本当にありがとうございます。