実際高校生から見たSTAGE:0ってどうなのでしょう!というお話

本稿とSTAGE:0について

初めまして、Ryuhiです。

先日、14,15日に舞浜アンフィシアターにて行われました高校生対抗e-Sports大会STAGE:0。本稿は、そこそこの盛況を見せたと思われるその大会についての自分なりの見解、延いては”ただのゲーム好きの高校生”としての見解がちょいと需要ありそうだと思った為に書かれています。
当方絶賛受験生につき、簡素な内容を目指して書いております。熱が入りすぎたらごめんなさい。

さて、STAGE:0では実に三タイトルでの大会が行われました。フォートナイト、クラッシュロワイヤル、リーグオブレジェンド。多少ゲーム好きなら流石にどれか一つは聞いたことがあるんじゃないかな?というビッグな顔ぶれです。特にクラッシュロワイヤルの存在は大きいのではないかと思っています。なにせ、かのゲームはモバイルゲームなのです。スマホゲームは非常にカジュアルなものだと言えます。今や持たぬ者が少数なスマホで遊べるからこそ、この高校生限定大会の敷居を下げられたんじゃないかなと考えています。
なにはともあれ、その三タイトルにおいてそれぞれ、全国各地で予選が開かれました。そうして勝ち抜いてきた猛者たちによって、先日決勝大会が開かれたというわけです。
また、自分はリーグオブレジェンドにはあまり手を出しておらず、加えて自由な時間も限られているのでそちらの動画は未視聴となります。ですので、本稿はSTAGE:0の中でも特にフォートナイト、クラッシュロワイヤルの大会に絞って感想を述べます。

それから、前もって断わっておきますと、僕はこの大会には参加しておりません。クラッシュロワイヤル予選には出たかったのですが、友人はいないわ、いてもみんな受験勉強で忙しいわで出場条件を満たせなかったのです。いやはや、でていたら一人で大無双してたんだろうな、なんて夢想をしていたわけです。妄想は簡単ですからね。というわけで、この大会を見て自分が終始感じていたのは、羨ましいな、という感情でした。一人指を銜えながら観戦していました。豪華ゲストに囲まれるのも、あれだけの観衆の前に立てるのも、本当に羨ましい限りです。自分も立ちたい、と思わせる。それだけでも十分開かれた甲斐はあったんじゃないかな、と思っています。今回はその高校生側の憧憬について掘り下げていく予定です。どのような点が羨ましかったのか、何に興奮したのか、そしてどんな様子を羨望していたのか。或いはどんな演出が残念だったのか。中々、悪くないものが書けそうです。

正直演出はイカす

放送が始まると、まずはゲスト陣が紹介されていくわけです。芸能人に疎い自分でも見たことがあるような人があれよあれよ…。一人しかいませんでしたが、まぁ豪華な感じは伝わってきました。
何より、彼彼女たちは紛れもなくプロの芸能人です。故に、間を繋ぐのが非常に上手い。気がする。全然テレビとか普通のスポーツ中継とか見ないからわからないんですが、なんかそんな気がしていました。僕はアーカイブなので細かいところは端折っていましたが、多分生放送で見てたら飽きずに見てられたんじゃないかな、と思います。あと、若干の初心者枠と超上級者枠とがいることで、フワッとしかフォートナイトを知らない人でもなんとなく試合の中身が伝わったんじゃないかな、と思います。
それらを鑑みて結論を出すなら、僕は単純にe-Sportsの地位向上、ではないですが、なんだかどんどん盛り上がっている感じがして堪らなかったですね。僕も出たい、と心の中で叫んでました。

そして、ゲストが一通り出演すると映像が始まります。大会概要と予選のハイライトをざっくりまとめた映像です。実は僕、この映像が大好物なんです。負けた悔しさと勝った喜びが表現されていて、今から出場する選手たちがその熾烈な戦いを勝ち抜いてきたんだと思うだけで、胸に熱さを感じるんです。要は期待感が高まるんですね。この文化はどんどゆ受け継がれていって欲しいと切に願っております。ただ、ところどころ言葉選びがダサいようなダサくないような…。ってところはありました。気になります。
映像が終わると今度は、急にダンスが始まります。正直、最初は唖然としていました。こいつら何やってんだ?って感じですね。ただ、それが遠回し?な選手紹介だと分かるとなんだか笑けてきました。さっきの言葉選びのセンスもそうなんですが、全てが絶妙にダサい。それが逆に凄いいい味を出してる気がしました。しかも、高校生大会なわけですから、ちょっとふざけた感じがあるのもいい。

総じて、演出は僕にとっては最高にイカしてました。会場もあそこで良かったなって感じです。あのダンスの中で自分ならどんなポーズをとってただろうかなんて考えてました。多分ジョジョ立ちしてコメント欄ウケを狙ったと思います。

試合中なのにまったり見れちゃった

フォートナイトの試合は得てして長時間になりやすいです。元々徐々にプレイヤーが減っていって、終盤何かのきっかけで大きく試合が動く!というのがバトロワ系の試合展開なので、時間が長引くのは当然ですし、視聴者もそれは織り込み済みだと思います。しかし、なんというのでしょうか。どうも、その終盤までの興奮が足りなさすぎるように感じました。
例えば、序盤にキルが起こっているのにそこを写さずに資材や武器を集めている映像が流れ続けるシーン。仕方ない部分もあるとは思うのですが、視聴者としてはもう少し戦ってるところが見たかったな、と思います。
あと、ラウンド2から特に顕著になったのですが、高順位チームの視点ばかりな気がしました。あまり変えすぎも良くはないのですが、もう少し、もう少しだけ、多くの視点で見たかったですね。特に地元の高校が出てたのでそこはもっと見たかった!
でも、各高校についての話題は流石と言えました。資材集め中もしっかり情報が入ってくるのは飽きないで見ていられるファクターだったと思います。ただ、戦闘が始まったのにそちらに言及せずに話し続けるのは如何なものかな、とも思いました。以上、フォートナイト試合中の雑な感想です。

あと、ロボットが初心者目線にはチートに見えました。ここで言っても仕方ないですけど。

スポーツとe-Sportsはやはり違う

試合前、試合後にはそれぞれインタビューが行われます。試合前には予選で活躍した注目チーム、試合後にはドン勝ちしたチームへ、それぞれインタビュアーが行ってくれるわけなんですが。別に盛り上げ下手とかじゃないんですが、全体的に冷めてる感が否めなかったです。いっそインタビューしない方がいいんじゃないかと感じました。準優勝でちょっと悔しそうにしてる選手にナイスナイスって声かけてたのも個人的にはナンセンスです。凄いんだけど、やっぱみんなここまで勝ち上がってきたんだから、優勝出来なかった悔しさがあるはずなんです。フォローするのも分かるし、自分もその立場だったら同じこと言っちゃうかもしれないんですが、でもやっぱり下手にフォローするのは見ていてもそんなに好印象ではなかったです。

さて、ここから少し、ちょっぴり偏見も入り混じったお話になります。
あの舞台に来る方々って、そりゃもういい意味でゲーマーだと思うんです。みんなゲームが好きだし、本気でゲームに向き合ってる人たちだと思います。僕も結構そうだから分かるんですが、あんまり喋るのとか得意じゃない人が多いと思うんです。そりゃ例外はありますけど。
大会の全体的な空気として、僕はなんだかスポーツを見ていた感じがしたんです。そりゃe-Sportsだし、謂わばごく普通のインタビューが行われるわけなのですが、それがゲーマーとはあまり噛み合ってないんじゃないかな?と感じていました。
写真撮影の時に笑顔を強要していたのにも見受けられたように、今まで––要はスポーツでのノウハウって、案外e-Sportsには応用し難いところがあるんじゃないかな、と思います。笑いたい人は笑って全然いいですが、あまり笑わない子を無理に笑わせようとするのはそりゃ間違ってるとはっきり感じました。ゲーマーには、ゲーマーへの新たなノウハウが必要になってくるんじゃないかな、と考えながら一部始終観戦しておりました。
まぁ第一回大会だし、これからガンガン改善もされていくと思います。来年も期待しております。

あ、あと最後にインタビューに関して、フォートナイトでラウンド毎にインタビューするのはどうかな?と思います。あれって要は前半終わってインタビューしてるみたいなもんなので、選手にはいい迷惑なんじゃないでしょうか?などとほざいておきます。

結局良かったのかな?悪かったのかな?

まぁ結局のことを言うなら、見ててめちゃくちゃ楽しかったです。同級生や後輩たちがこんな画面の向こうの大舞台で切磋琢磨してる姿見て、ワクワクしない高校生も珍しいんじゃないかな?本当にいい舞台だったと思います。

なんせ、e-Sportsは本当に熱いものなんです。アンガールズ田中さんも仰っていたように、そこは勝負の世界なんです。あれだけ大規模でやれば当然、熱いものがそこら中で起こるはずなんです。実際、起こっているんです。e-Sports好きからしたらたまらないイベントです。惜しむらくは、あと一年開催が早ければ…。僕も出たかったな、と憂いています。

もう僕は永遠に出場は出来ませんが、これからも末永くこの大会が続いていくことを、願わくばもっともっと盛り上がって行ってくれることを祈ります。ますますe-Sportsが好きになりました。

来年とかは、どこか一つのチームにフォーカスして、サポートして、記事やら動画やら作ってみたいな、とか考えてました。

高校生にとって、STAGE:0は最高!

というのが、僕なりの結論です。以上、ここまで読んでくださってありがとうございました!僕はまた勉強に勤しみます。いい息抜きになりました。


僕の好きなことは、文章を書くことです。それを読んでもらうのが同じくらい好きです。そして反応としてスキとかフォローをしてもらうのは、もっと好きです。僕の文章を読んでくださって本当にありがとうございます。