見出し画像

ラスベガスで歩行者の安全性向上にAIを試験導入

case | 事例

ラスベガスの最大の観光名所のひとつであるフレモント・ストリートで、歩行者の通行の安全性を向上させるため、AIを活用した歩行者検知システムを試験的に導入する。米国超党派によるインフラ投資・雇用法の「モビリティ強化と交通革命(スマート)」プログラムから140万ドル(約2.1億円)の助成金を受けこのAIを搭載した歩行者検知システムに投資する。

フレモント・ストリートは、ラスベガス都心のカジノ集積地で5ブロックの半閉鎖的な空間であるが、年間約2,600万人の観光客が訪れ、ホテル、カジノ、レストランの間で交差する通りを大勢の歩行者が歩いて横断するのが常である。新システムは、横断待ちの人々を検知し、より安全な横断時間を提供するために、歩行者の量と歩行速度に応じて交通信号のタイミングと横断点滅器の時間をリアルタイムで調整するように設計する

資金を確保した下院議員は、ラスベガスに技術を試験的に導入し、歩行者に関連する事故を大幅に減らし、地域の道路沿いの交通の流れを改善すると意気込んでいる。

insight | 知見

  • 最近都市の計画や交通の管理にAIを使う試験を進める、というような記事をよく見かけます。新しい技術は試しに使ってみながら、用途に合わせてチューニングしていく必要があると思いますので、福岡でも早くこのような試みが始まるのを見たいですね。