ひさよし

香川県の女です。うどん。引っ越し回数はんぱないし、脳内もずっとさまよってます

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やぎ

やぎは今日はもういない 明るい夕方 午後6時45分 さてわたしは人間で 春は心がうるさい あんたは誰なんだ

    • 2024の生き方きめた

      仕事を辞めて10日経った。 毎月通っている鍼灸院に、退職して初めて行ってきた。鍼灸院は、生きるよすがであった。そうでなければアル中で過食嘔吐して自分をマヒさせながら通勤していたであろう(=25歳の私)。 前の職場は、底なし沼のような場所であった。3ヶ月は仕事が崩壊しないように戦い、3ヶ月は自分が崩壊しないように戦い、辞めると決めたあとの3ヶ月は与えられたタスクを乗り越えるべく戦った。 最後のひと月はそれまでにも増してハードであった。ずっとアルカトラズ島脱獄もかくやというほど

      • マンガもあるんだった

        • 夢の記録

          えっちゃんと久々に会って、えっちゃんのものを取り扱ってるごはんやさんに食べに行く夢を見た。 帰りに、レジのところに並べてあるたまごパックをみて、これもう名前かわっとるがねーちょっと餌も変えたけんねー、米袋みて、これももうパッケージ変わっとるけん新しいのまた送らんとねー。何が変わったん?たまごはもう、あんまりやらんと米だけにしようとおもて。もう年だけんあれこれやれんくて。 そうかー残念やなー。 とえっちゃんのピュアな笑顔をみながら、しかし猛烈に悲しい気持ちがする。 そこで目が覚

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          けもの道実行委員会

          大したことしてないけどライフワークのけもの道さがし。朝もっちゃんと10時に雨錫寺で待ち合わせたが、玄関出たらもっちゃんがいた。通り道やから寄ったらしい。わたしはまだ場所をしらべてなくて、通り道とはしらなんだ。雨錫寺に向かって山あいを車で走る。グーグルマップのとおりに進むと、ただの家についた。 おばあちゃんとおばちゃんが出てきた。 あーグーグルマップみてみんな間違うんよ!って正しい道を指し示し、車のUターンを誘導してくれた。「グーグルの人に間違うてるってゆっといて!」言われた。

          けもの道実行委員会

          山口奇行

          こちら2020年11月17日のなぐりがきです。 江津浜田は青春な海湯田温泉でひさびさにサウナ湯の花たくさん熊野神社まいる夕景うつくしい駅にピカチュウハットのぶんちゃんが出迎え。本堂にいたクリスティナと宇多田テルーなどピアノで歌う、みなで食事に出るうまい和食ロベルトさんなど人のワヤワヤ感すごい感性とバカと知性と安心感のループに流されるうますぎる金雀と雁木の日本酒に酔い帰宅なつかしの木の匂い離れにて風呂に入り就寝ぶんぶんカサカサ蛾の音6時暗くて眠い読経響く急いで起きる本堂若いマ

          山の辺の道イン天理

          ふるさと日本紀行西日本編。これをたどるのがライフワークです。 三輪駅から大神神社へ。屋根の形が素朴で良い、これがあの大神神社かーと狭井神社へ回る。山の辺の道。いっきに人が消える。鳥居の前に、むっっちゃ古そうな薄暗い茶屋。やってるのか。やってる。ひとがいる。通りすがれない。入る。思いの外明るいおばさんが電気をつける。そうめん頼む。ゆでおきやから固まりを氷水でほぐしながら食う。ふつうに家で食べるくらいにおいしい。ここ古いですよね、そうよ家も古いし人も古いわあっはっは!あっはっは

          山の辺の道イン天理

          御坊で泳ぐ

          朝草抜きをした。草の匂いは生き物の気配がつよく、ここんとこ過労気味なわたしより生きてるから、抜いたときの気持ち悪さがたまらない。草を手で殺してる感覚。 ラウンドアップ買おう。枯らそう。手は無理。 朝はパンに良きバターと金山寺味噌。おかずパンになるから甘くなくて好き。あとクッキー二枚。オーガニックなやつ。ざくざく。貰い物。 そして海にいく。 まずは有田という港。漁港はコンクリートジャングル(ただの防波堤)だが、その端は手つかずの岩場。岩場に行き、わりと、荒い波にすべりこむ。

          御坊で泳ぐ

          葛城のみちへゴー

          もはやライフワーク化してきた芸術新潮「ふるさと日本紀行西日本編」を後追いする旅。 今日は奈良の御所駅から、平安の色濃い、かつ大和王朝の名残りも感じる、葛城の道を歩いた。 13キロ6時間! 天気良すぎ。駅を出て1キロも山に向かうと、展望が開けて、山並みをずっと横目にしながら歩く。 まずは第一目的地九品寺まで。たんぼのあぜ道みたいなとこをヨロヨロと。もう疲れた。 裏山の千体地蔵が良かった 次は杉並木を越えて一言主神社へ。 宮跡ばあやな。高台の上に。なんか、折口信夫の死者の

          葛城のみちへゴー

          岡山・木曽路・開田高原4泊5日縦横無尽

          今回も旅のテーマは芸術新潮社昭和58年発刊「ふるさと日本紀行 東日本編」。長野県はこれで人生6回目の旅です。行っても行っても、発見があるし居心地のいいところが見つかるし、うっとりする風景に出会える。なんていいところだろう。 仕事を終えて走りこむ15:15発のフェリー、そっから本土につき、やくもに乗って、岡山へ。定宿「とりいくぐる」。スタッフと日常会話をちょびっとして音楽を聴き、商店街をぼけっと歩く。それだけのために来る価値がある。何度も来ているが今回初めてスタッフの子と、1

          岡山・木曽路・開田高原4泊5日縦横無尽

          朝9時40分

          愛想ないコンビニの店員鈴木さんが、やたら話かけてくる日は、恋愛でもうまくいっているのだろうか。 こんなにムラのある人雇うのやめとけよと思うが、ここは店長の入れ替わりが激しくたぶんろくな職場じゃなさそうだ。アルバイトの人も選べないんだろうな。 大学に行く前に朝ごはんを買い、わたしを焦がさんばかりに陽あぶりにする世界を歩く。緑がまぶしい。道が白い。 おにぎりを食べながらにやけてくる。 「あ赤飯ないんですよ」 て顔を見て即言われた。とうとうわたしを常連と認めたな。 たまに鈴木さん

          課題と思ったことは?とインタビューで聞かれた。わたしは課題は状況としか思えないからうまく答えれず。主語はわたしではなかったのかもしれん。考えたら、好き嫌い以外にすぐ答えれることはない。インタビューした人は何の参考にもならんかったろう。長松て未熟だな、と思われたかな

          課題と思ったことは?とインタビューで聞かれた。わたしは課題は状況としか思えないからうまく答えれず。主語はわたしではなかったのかもしれん。考えたら、好き嫌い以外にすぐ答えれることはない。インタビューした人は何の参考にもならんかったろう。長松て未熟だな、と思われたかな

          油絵を描いた

          油絵を描いた

          わたしはわたし

          髪が伸びすぎてる。オタクみたいだ。それでもいい気がしてきたから、いよいよオタクになれそうな夏の始まり。 刺身を食べかけたまま、箸を皿に置いて立ち上がり、開いた障子から陽の光のなかへ、かよこは出かける。 半分余ったそうめんが見える。溶けた氷が浮いたガラス器の水面に、明かりのない和室の天井が映る。 まぶしさに顔をしかめて、かよこはギラギラと迫るような道を青空背負ってまっすぐ進む。 髪が首にからみつき、汗がシャツを濡らす。 あよだれ。 視界にはいるのは薄紫の座布団。その

          わたしはわたし

          能登半島に惚れた番外編

          14:00アット北陸、もう隠岐まで帰れる時間ではない。 京都の、なんとなく気になったゲストハウスに宿を取る。 宿のすぐ手前、本の洞窟みたいな古書店の前を通りかかり、薄明かりのなかでちいさい店内をさまよい、メガネのおじさまとひとしきりマニアックな話をして、こんど飲みに行く約束をして出た。入って良かった。 宿のねえさん曰く、彼は通称ルパン。 銭湯までの道。 京都は、やはり好きだと感じる。 お わ り

          能登半島に惚れた番外編

          能登半島に惚れた後編

          朝。時間が惜しいのと腹が苦しいのとで崖下の港まで散歩に。曇りやけど、眺めは遥か沖の小さい島まで広く。海だぁ!と隠岐に住んでるのにうれしい私。 朝ごはんをもりもり食べて…カマの塩焼きは真実旨いが旅中ずっと満腹である…車で輪島漁港連れてってくれた。やさしい。朝市で降ろしてもらう。菜ばしのつかみ取りって…なんだこれ荷物ぱんぱんだよ! ああやばいいつも通り時間がない、と走り輪島駅でバスに乗る。山間部の雪原を眺めて穴水駅へ。レンタカーにするか迷ったが、やはり電車で七尾へ。そっから徳

          能登半島に惚れた後編