UBOK.の考察まとめ
残念ながらUBOK.の考察本は頓挫してしまいましたが、いつかリベンジしたいのでその為にも自分用も兼ねて考察まとめnoteを作っておこうと思いました。こいつ一日に何個note書くつもりなんだ?
文章を書くのが好きだから許して欲しい
そもそも骨って何だ
Eric.が夢の中で集めるのはエフェクトではなく骨ですが、何故骨である必要があるのか……まずこの時点でUBOK.の何もかもが意味不明だし、考察分かれるポイントだろうな〜って思っています。
私の中の「骨」はEric.の「自我」もしくは「生きる支柱」です。骨といえば人体を支えるもの、自分の深層心理の表れでもある夢の中で骨を集めるという行為は、自分の内面を支えるものを集めているのと同義だという解釈をしました。
でも骨だけじゃ結局自殺しちゃうんですよね(ed1)。ということは骨だけでは生きる支柱にはなり得なかったのでどちらかというと自我寄りなのかなと思っています。自我を持ったところで生きる理由がなければ人は死ねるので。
じゃあEric.に足りないものは生きる理由なんだなということで
紙って何だ
紙を集めると自殺回避出来るんですが、じゃあなんでこれ集めたら自殺回避出来るんだよと。これマジでめちゃくちゃ悩んでて今もイマイチ答えは出てないんですが、「記憶」「思い出」もしくは「感情」このいずれかだろうなと思っています。
あと紙を集め切ると「Eric.」から「骨付き」に名前が変わる理由、これはフラグ立ったことを教えるメタ的意味合いもあると思いますが、紙を集め切ったことで本当の意味で「生きる支柱を持った人間になった」から「骨付き」なのかなと。「Eric.」にピリオドがついている理由は「人生を終わらせる」という意味でのピリオドなのかなと思っています。それが外れるということは人生を終わらせる選択をやめたという感じで。
少し話が逸れて、夢を。では生存のために「★。★」を貰う必要があるわけですが、この「。」は「親を殺すという自分の夢を終わらせる」という意味だと思っています。つまりUBOK.と対になっているんですね。
コーヒー(?)を飲むことで手に入るのは、夢から覚めるためにコーヒーでなければならなかったのかなと。眠気覚ましの飲み物といえばコーヒーなので。
UBOK.に話を戻します。紙を集める場所には様々な意味深なNPCがいたりいなかったりしますが……
時計塔の紙
こいつ誰だ?っていうのは恐らくまぁ夢の中の住人だと仮定して(投げ出すな)、なんで頭骨になると異形になるんだろうという。それを描写してるところが
ここなんですが
つまり何が言いたいのかというと、「頭」だけじゃ人を本当の意味で見て理解することは出来ないということです。(心が伴ってくるという話)
例えば鬱や精神疾患の知識があるからといってその患者の精神状態は必ずしも皆が皆同じじゃないし、その人を理解する為には学術的な知識だけではなく心の底から寄り添わないと理解出来ないみたいな、そんな感じです。だからEric.は骨だけじゃなくて紙も集めないといけないんですね。自我だけじゃなくて感情も必要だということです。
蛇口をひねらないと空の容器を水で満たすことは出来ないんですよ
ホテルの永付きらしき人物
まぁ永付きなんですけど(断定)
永付きとここで何かがあってその記憶を封印してるんだろうなと思いました。少なくともいいことでは無いはず。もしくは永付きとの想い出自体をここに封印してるか。話しかけようとすると永付きは首を振って拒絶して殺そうとしてもEric.には殺せない、永付きに何かしらの罪悪感を抱いているんだろうなと思います。この話はまた後でします。
うそばっかり…の部屋について
この「うそばっかり…」は永付きに言われたとかそんなんじゃなくて、「Eric.の自責の念」だと思っています。扉の外には4(死)という数字が並んでいて、エフェクトを取れる部屋に「うそばっかり…」の文字。Eric.は自分を着飾って嘘をつく自分自身が嫌いで誰よりも自分に死んで欲しくて、そういう感情が現れてるのがこの世界なのかなって思います。ただEri永にハマったきっかけはどこかで見た「うそばっかり…」をEric.に言っている永付きの構図ですが……。Eric.は結局永付きの前に姿を現さなくなるまでしっかり「嘘」を突き通したという解釈をしています。
Eric.は多分誰よりも嘘が嫌いで正直に生きたかったんですが、正直に生きようとするとそこにいるのは空っぽの何も無い自分でどうしようもなくて、結局周りに合わせて適当に嘘をつきつつ生きてそれに疲れたんだと思います。あと、どうでもいい人間にはそれで何とかなってたけど永付きに出会ってから「こいつには嘘をつきたくない」と思うようになって、でも素を出すことが出来ないのでその自己矛盾で破滅していって永付きの前に姿を現さなくなったという感じ。因みに結局永付きの前でも嘘をついてしまったというのと勝手に何も言わずに消えたので、さっきの罪悪感というところに繋がってきます。嘘なんて誰でもつくのにEric.は潔癖で可愛いですね…(私はつけないので嘘がつけない人間がいるというのも確かなのですが)
追いかけの存在
追いかけがそもそも男なのか女なのかは置いといて、有り得ないだろというくらいぐちゃぐちゃになってるのは何で!?となった時に、まぁ恐らく夢の追い出し人的な立ち位置でEric.からしたら邪魔な存在なのかなと。何となく現実世界では永付き以外の友人的な存在だといいなと思っています。
「だって何も言わなかっただろ」は「俺が何度も気にかけたのにお前の嘘は完璧でなんのSOSも出さなかっただろ」って感じで…
Eric.多分女嫌い
女風呂に入って引っぱたかれるので変態呼ばわりされがちですが、私はこいつ絶対女嫌いだと思います。じゃないと「顔の無い個性の欠片も感じない女」を「大量に殺さないと」「骨が取れない」なんてことは起こらないと思うんですよね。骨はさっき述べた通りEric.の1番大事なものなのですが、それを夢の中で女に邪魔されて取れなくなってるっていう。殺す必要があるっていう。永付きの事が殺せないところから見るに、Eric.は大事な存在に手を出せないタイプなので殺してる女は確実に大切な存在では無いと思います。女のこと邪魔だと思ってそう。あとこれは完全に私の偏見ですが「女」といえば「嘘」なので、嘘が嫌いなEric.の最も嫌いなタイプですね。
総括
Eric.は“普通”という固定概念に囚われてしまって自我を封印して虚勢を張り「うそばっかり」になり、夢を探索していく内に自分がかつて選択せざるを得なかった「普通」が果たして「良いこと」なのかどうか分からなくなって自分の中で築き上げてきた空っぽな何かがガラガラと崩れ落ちていって自殺したんだろうな、と。そして紙が思い出や知識だとして、そんな自分でも得たものがあったんだってところで自殺回避をしたような感じです。
現状に不満は無いけど未来に希望もない状態ってかなりの虚無だと思うのですが、紙を集めることで未来に希望を見い出していたらいいなと思います。
あぁ解釈違いが怖い!!!!!!!!!他人との解釈違いで刺されるのが怖い!!!!!!!!!公開するな 引き篭れ
刺さないでください
オタクのイメソンのコーナー
・ハーテッドドール/ユジー
「育った皮肉を気取った笑顔でこさえた仮面泣き笑いピエロ」のところが最高にEric.
・孤独の宗教/syudou
「貴方に騙されたいの」「ハッピーエンドの終電を乗り過ごさないように」のところ
・てのひらワンダーランド/ねこぼーろ
「空っぽが終わんないな 忘れたいのはあんな音」「ついた嘘がまた刺さる鼓膜の中で」
完璧すぎ
・フォニイ/ツミキ
「全ては嘘で出来てる」「鏡に映った嘘を描いて自らを見失ったメイク」「簡単なことも分からないわ あたしってなんだっけ」「嘘に絡まっているあたしはフォニイ」「どうして愛なんてものに群がりそれを欲して生きるのだ」
こんなことってある?????
・戯言スピーカー/ねこぼーろ
「私」は「嘘」で覆われた「わたし」だから
ここめっちゃEric.だ~~~~~~~!嘘って言ってたらなんでもええんか?割とそうです
またなんか思い出したり思いついたりしたら随時更新しようと思います。
UBOK.のこと考えてたら引きずり込まれて病気になる
UBOK.考察編 [完]
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