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共同書店

TVで紹介されていましたので調べてみました。

共同書店とは?

共同書店とは、本を売りたい人(棚主)で売り場(棚)をシェアするタイプの書店。

共同書店『偏境』

このシェア本屋の名前は「共同書店編境」。「編境」は、「境界を編む」という意味をこめて名付けた。場所は、千住仲町25番地、ちょうど「掃部宿憩いのプチテラス」の真前。

 「編境」は、本棚を約40の棚に仕切り、30㎝×30㎝が月3000円、30㎝×60㎝は同4000円で分けあい、そこに各オーナーが自分が売りたい本を置き販売するシステム。本は、基本は自分が読んだ本だ。価格は、オーナー自身が決めるが、300円~2000円が相場。 

今年7月にツイッターなどで「本を置きませんか?」と呼びかけたところ、続々と応募があって、現在棚主は30人。20代~70代と幅広く、それぞれの棚に書店名がついている。

とりあえず10人で運営委員会を設置。お店は、7月後半に試験的に開け、11月からは連日の開店になり、交代で店番を行っている。

 棚に「ピネサロン」という名前を付けている棚主の一人、石出由美さんは、渋谷区で身障者アートの事業を立ち上げている。マーケティングとアートに関連する本を置いていて「ここは、藝大千住キャンパスにも近いので、棚主になった。皆さんに関心を持ってもらいたいです」と話した。

【メモ】営業時間は、午前11時~午後8時。不定休

足立朝日

共同書店「PASSAGE by ALL REVIEWS(パサージュ バイ オールレビューズ、以下:パサージュ)」

一棚一棚に店主がいて、有名作家や書評家も名を連ねる。それぞれが棚を買って推し本を置き、自由な値付けで売っている。

同書店を運営するALL REVIEWS(オールレビューズ)社の由井緑郎社長いわく、「週末は若者が集まりクラブのような雰囲気になる」とか。

パサージュが採用する「共同書店」のシステムでは、それぞれの棚に店主がおり、店主が売りたい本を好きな値付けで販売できる。新品でも古本でも構わない。  「折れや曲がりがあったり、書き込みがあったりする本は、古本屋に持っていくと驚くほど安く買い取られるじゃないですか。ですが、作家や書評家などが気になった部分にメモや付せんをしていれば、それは付加価値になるはずです。店主の体験をそのまま売れるのが、パサージュのおもしろさだと思っています」(由井氏)  1棚当たり月額5500円から販売されており、位置や大きさによって価格が異なる(入会金1万3200円は別途)。本が売れると、10%の決済手数料を差し引いた90%が店主にバックされる仕組みだ。  有名作家や書評家のみならず、本が好きな人なら誰でも店主になれる。パサージュ側が招待した作家や書評家などは仕組みが異なり、棚賃が発生しない代わりに決済手数料が35%となる。

22年3月のオープン当初こそ空いている棚が多かったが、2~3カ月すると棚が埋まるようになった。その後は人気が高まったため店主の抽選会を実施しており、その倍率は30~40倍になっているという。  書店での販売だけでなく、オンライン販売もしており、オンラインで売るかどうかは各店主に委ねられている。書籍の売れ行きは店主の人気度や宣伝への注力度に左右されるが、個人が出版している同人誌のような書籍の中には、1日100冊など売れ行きが良いものもあるそうだ。

ITmedia ビジネスオンライン

この店のオーナーはこの仕組みを外販して、更に無人店舗なども考えているところはユニーク。

個性的な書店が今後出てくる可能性を秘めている。

日本出版インフラセンターの調査によれば、22年の全国の書店数は約1万2000店で、10年間で約3割減となった。

書店の共同運営で活字文化を守ることができればいいですね。


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