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レバー大好きだけど恐かったわたし

私は赤ちゃんの頃からレバーの焼き鳥が大好きで、
これを与えておけば
おとなしく乳母車に乗っていたそう。
(当時はベビーカーなんて言葉はなかった…)

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今でもレバーは大好き♡

甲府に行くと必ず食べるのがモツ煮込み♡スクリーンショット 2019-11-01 16.18.22


黒酢で炒めるのもうちの定番♪


レバーといえば鉄。

レバー好きの私が
初めて分子栄養学の血液検査を受けた時、
フェリチンの値は56。

(フェリチンは鉄分の貯金。
 フェリチンについての簡単な説明は
 >>>『貧血は隠れてていいわけではない』


でも、
なんとしても100は欲しいのがフェリチン


◆健康診断の基準値ってなーんだ?

病院や健康診断とかで血液検査を受けると、
検査結果の紙に【基準値】という欄があるよね。

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その基準値に照らし合わせて、
範囲から外れている測定値には
【!】マークがついていて、
場合によっては
精密検査を勧められることも。


一般的なフェリチンの基準値は、
検査機関とか病院によってバラつきがあって、

女性の場合、

5〜152 だったり、

4〜87 だったり。


めっちゃ範囲広い。

そして、
この範囲に収まっていれば、
基準値内=OKだとされるの。


さて、

この基準値とは、

現時点では
健康と考えられる人の
95%が含まれる範囲

のこと。


ここで注目したいのは、
「健康と考えられる人」という言葉。

いろんな検査をして
健康であることが証明された人たちの値ではないの


気づかずに病気を持っている人も
含まれている可能性があるし、

貧血とは診断されていないけど
実は貧血という人が含まれている可能性もある。

本当は辛い症状があるのに、
それに慣れてしまっていて
「自分は元気」と言う人が含まれている可能性も
ある。

【基準値】とはそういう数値。


分子栄養学では、
この一般的な基準値とは別の目安を使って、
体の中の栄養(分子)の
バランスが取れているか(整合)を
判断するの。

栄養療法という観点で見たときに、
栄養が足りているか足りていないか、
ということね。


だから、
健康診断では問題を指摘されなかったのに、
分子栄養学の検査では改善の余地ありと言われて、
ムッとされる方もいらっしゃるの。

逆に、
健康診断では問題だと言われても、
分子栄養学では問題だとしないこともあるの。

特に、総コレステロール値
(総コレステロール値だけを見ずに、
 他の項目の数値も考え合わせた結果ね)。

こういう場合、
にっこりなさいます(⌒▽⌒)。


◆基準値でも貧血

話を貧血に戻さなくちゃ。

私のフェリチン・56は、
基準値範囲内に入ってるから、
一般的には問題ない値。

そして、
ヘモグロビンは13を越えていたから、
それまで貧血と診断されたことがなかったの。

妊娠中でも貧血とは言われなかったし。

レバー好きだから貧血ないんだな、
って思ってた。

健康だと思ってたし、
この貧血の血を献血してたわ。


これね、本当によくあるケース。


でも、
私にもPMSなどの貧血の症状はあったの。

*生理前・生理中ににからだが重くてしかたない。

*生理が近くなるとイライラが増す。

*切れ毛・枝毛。

*爪が割れやすい。

などなど。


これが「隠れ貧血」


数値的には一般的な基準値に入っているのに、
貧血の症状が出る、というやつね。


私の血液の
ヘモグロビンや、フェリチン、そのほかの値を
総合的に分子栄養学的に分析した結果、

ストレス+貧血で、
自律神経の過緊張が起きている

ということでした。

そう、
後から考えると、
ものすごくイライラしてた〜。


常に何かに追い立てられるようで
心もからだも休まらなかった〜。


顔も恐かったと思う
(元々の造作はおいといて・・( ̄▽ ̄;)


子供達には、とんだとばっちり。

ほんとにごめんね💦

今でも、
「恐かった」と言われるのよ。

ほんとにごめん。。。


私は、
必要な栄養素を補給して、
半年後にはフェリチンが145に

赤血球の数も増え、
ヘム鉄の補給はめでたく卒業。


栄養素を補給したら、
血液が入れ替わる3〜4ヶ月後には、
補給しただけの結果が出るよ。


ということで、
今はイライラしてても、
それを貧血のせいにはできなくて残念(笑)
        ↑ 笑いごとにすなw 


自分の好きな自分でいるために、
栄養ケアでからだを整えることは
ベースのベースだったことを実感。


◆貧血は伝わる

その後、
私の母にも、
分子栄養学の血液検査を
受けてもらったの。


そしたら、
母にも貧血があるある。。。


70歳を過ぎてヘモグロビンが12台。


酸素、運べてないじゃん。


そんな母から
私がもともともらっていた鉄が
少なかったかも。


そして、
母も、そうだったかも💦

母は5人兄妹の末っ子。

今とは違って当時は土地も肥沃で、
野菜には本来の量の鉄分が
ふくまれていただろうけど、
末っ子の母までは
祖母の鉄が行き渡らなかった可能性大。
(そういえば、祖母は心臓が悪かったな・・・)


ちなみに、
お母さんから赤ちゃんへの鉄の移行は、
妊娠の後期に、
どっと増えるんだって。

その時に
赤ちゃんはお母さんのありったけの鉄を、
奪うようにして取り込んでいくそう。

仲良く半分こ、ではないらしい。


生きようとする力ってすごい。


早産は、
赤ちゃんが鉄を必要なだけ取り込む前に
出てきてしまう原因になるから、

満期産であることは
鉄の面からも意味があるのね。


もちろん、
お母さん自身に貧血があると、
当然のこと、
赤ちゃんが取り込める鉄は少なくなる。


だから、
産む前も、
産んだ後も、
お母さんは鉄の補給が

本当に

本当に

必要よ。


私が子供の頃、
母は本当に恐くてね。

こう言うと、母は、
「そんなことなかったよ」
と全面否定するし、

心外そうで不服そうで
悲しそうな顔をするの。


今となっては
とても優しいおばあちゃんだから、
怖かったことが孫たちには信じがたい(笑)


でも、
小学生の私は友達に

うちのママは鬼婆

と言ってたのを覚えてる。。。


当時のあの恐さは、
貧血からくるイライラのせいも
あったかもしれない。

そりゃ
酸欠でエネルギーは作れないし、
呼吸は辛いし、
外ではなんとかニコニコしても
うちではできなかったかもよね。


それでも、

もっと私に笑顔を向けて欲しかった

という気持ちが残っていたことに
私は最近気づいたの。


私自身も、
貧血があったことで
恐怖を感じやすかったかもしれない。


貧血って
メンタルにも影響するからね。


さてさて、母の場合、
ヘム鉄の補給だけでは
ヘモグロビンはさほど上がらなかったけど、

しのごの言わせずに
栄養療法のプロテインという形で
タンパクをしっかり補給してもらったら、
ヘモグロビンの値がぐんと上がったの。

そしたら
フェリチンの値が下がったんだけど、
これは、
タンパクが体の中に入ってきたから、
ヘモグロビン(タンパクと鉄でできている)を
作るほうへ
フェリチンが使えるようになったということ。


ビバ!タンパク質!!ヽ(´▽`)/


栄養って
単体ではなくチームで効果を発揮するんだよね。


ひとのからだはいつだって
何歳になったって
変われるよ。


自分の好きな自分でいよう。


#からだが愛おしくなる分子整合栄養学



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