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ライブレポート PALEDUSK 主催ライブイベント 「KOUBOU」 at 豊洲Pit

みなさんこんにちは、篠田長次郎です。
先週、久しぶりにライブに足を運ぶことができたので、本日は、そのライブの様子をこのnoteに書いていこうと思います。

みなさんはPALEDUSKというロックバンドはご存知でしょうか?

PALEDUSKは、福岡出身の5人組ロックバンドで、激し目のツインギターサウンドに電子音を混ぜ込んだメロディーを武器に、圧倒的なライブパフォーマンス技術を持つ、新進気鋭の集団です。

Crossfaith、coldrainなどに影響を受けている他、Hip Hopにもルーツがあり、まさにミクスチャー、且つ彼らにしか出せない、独自の音楽性を合わせ持っているといったところでしょう。

そんなPALEDUSKが主催している音楽イベントが「 KOUBOU」といい、過去に交流の深いアーティストを集め、フェスの形式で音楽イベントを開催しております。

第三回となる今回ですが、もう、めちゃくちゃ参加アーティストが豪華、且つ、豊洲Pitというデカすぎるステージで、もう贅沢すぎました!

参加アーティストを列挙していきます。

Paledusk / Crossfaith / Jin Dogg / Age Factory / ralph / どんぐりず / Hideyoshi /釈迦坊主 / Deep leaf / ENTH / The BONEZ

これ、やばくないですか、、、?
Rock、Hip Hopの重鎮や、期待の新生がそろい踏みです!
コロナで大変な中、このような豪華なイベントを主催してくれたPALEDUSKにBig Up!


では、アーティストの紹介をしながら、タイムテーブル順にライブのレポートをしていきます!


Deep leaf

PALEDUSKと同じ福岡出身の8人組Hip Hopクルーです。
メンバーそれぞれラップのフローが多種多様で、今年の4月に、infinitieというアルバムをリリースしております。今回はその中から曲を披露してくれました。

Hip Hopクルーは、どのグループも楽しそうにラップパフォーマンスをするのが特徴ですが、Deep leafはそれが一段と感じ取れました。

彼らの代表曲であり、まさにHip Hopのミュージカルともいえる「LALALA」は、イベントの始まりを告げると共に、オーディエンスの拳を高く突き上げさせました。彼らの客演時間は少ないものの、聞けば聞くほどクセになる、クセの強い曲「KOBURA」まで、ブッチぎりで駆け抜けていきました。


Age Factory

奈良県出身の3人組ロックバンドで、エモーショナルでどこか懐かしさを感じさせるギターサウンドが特徴です。歌詞も日本語が多く、今回の出演者の中でも、誰でも聴きやすい音楽だと思います。

事前に聞いていた「Dance all night my friend」はグルービィーに体を揺らし、かつ落ち着いたライブ進行をするかと思いきや、「AXL」「Kill Me」ではゴリゴリのサウンドと歌唱を見せつけられ、ギャップを感じさせられました!


ENTH

PALEDUSKと特に親交が深く、よく対バンしているというENTHは、3ピースバンドです。ライブのリハーサルから、爆笑トークで機材調整時間の間を繋ぐというエンターテインメントも見せつけつつ、緩急のあるサウンドと、本人たちのステージ上でのダンスを踊るかのような演奏っぷりは、楽曲を知らなくとも楽しくなりました!

https://www.youtube.com/watch?v=Xh0wRLnfF8g


どんぐりず

実は地元が近く、高校の同級生が顔馴染みというどんぐりずが登場しました。事前に曲を聞いてみましたが、どのジャンルとしてくくったら良いか難しい(良い意味で)音楽性で、これはバズるわーと関心しまくりでした。

基本はRap調のリリック進行ですが、EDMやCity Popの要素もあったり、Rockのエッセンスもあったり、本当にジャンルレスです。

リハーサルで披露していた「Woo」で既に体を揺らされつつ、「NO WAY」では広いステージと多種多様な照明をうまく利用し、独自の世界観を確率していました。



釈迦坊主

GQジャパンのインタビューで存在を知っていた釈迦坊主ですが、クールでミステリアスな風貌とは打って変わって、ライブでは狂気じみた(良い意味で)パフォーマンスと、ゆっるいMCで盛り上げてくれました。「Supernova」では、高速ラップを披露しながらも、声の強弱を調整しながら独特の世界感を作り出し、「Thanatos」では、これぞTHE 釈迦坊主という、ミステリアスかつダンサブルな時間を作ってくれました。


ralph

ラップスタア誕生という、Abema TVの番組で見事グランプリに輝いている、インドと日本のハーフであるラッパーのralph。元々気になっていたので、このイベントに足を運ぶきっかけにもなりました。

この時間がまあ圧巻すぎて、知らない曲でもブチあがりで楽しむことができました。

彼の特徴としては、ドスの聞いた低音でのラップと、どこで息継ぎをしているかもわからない高速フロー、さらには楽曲の世界感の一貫性が挙げられます。

彼の高速ラップが一番伝わる「piece of cake」では、彼のマイクから身体中に振動が伝わるのがわかり、
代表曲である「Selfish」では、会場の半分以上を占めていたロックファンのオーディエンスまでも横ノリで踊らせていました。



The BONEZ

今回の目玉の一つでもあり、ラインナップの最終アーティストとして発表されたThe BONEZ。PALEDUSKのボーカルのKaitoが、
「ダメ元で出演依頼をしたアーティストばっかり」と言っていたのがわかる豪華ラインナップの中でも、1、2を争う知名度です。

バンド自身のイントロダクションとして掲げている登場曲
「We Are The BONEZ」を、高らかに歌い上げ、
どんぐりず、釈迦坊主、ralph
と続いていたラッパーたちの世界感を一気にミクスチャーロックの世界観にひっくり返した後、
「新曲だ、知ってるやつは跳ねろ!」と
「Rusted Car」を披露。圧倒的な演奏技術とシャウトを披露しました。

息もつかせぬスピードで、
「Jump Around」「SUNTOWN」
と駆け抜けたThe BONEZのライブは、あっという間ながらもイベントに爪痕を大きく残していきました。
ライブ前とライブ後の挨拶をしっかりこなすのも、バント間の中の良さが感じられるほっこりした瞬間も見せてくれました。


Hideyoshi

続けて登場したのはラッパーのHideyoshiです。
Tokyo Young Visionというヒップホップクルーに所属しており、大御所ラッパーの客演も多い、令和3年要注目のラッパーです。

ralphとはまた一味違ったLowボイスで、自身の代表曲
「Majinahanashi」を披露したのち、そのralphをゲストに迎え、大ヒット曲である「Jitsuryoku」を
「今から僕とralphで実力を見せつけます。」と宣言し、言葉通り圧倒的な「Jitsuryoku」を披露しました。
その後は、自身が所属するクルーメンバーをステージに呼び、
「Tokyo Young Vision」から、
「EDO」「TOKIOKI」を披露しました。
(ちなみに今Tokyo Young Visionがめっちゃキてます。笑)


Jin Dogg

次にステージに上がったのは、大阪生野区から来た日・英・韓の言語を操る人気ラッパーのJin Doggです。
長身の体から放たれるラップは力強く、Crazyで尖っていました。
DJとの連携も圧巻で、次々と曲を切替えてはオーディエンスを煽ります。

拍手を送るオーディエンスに、
「俺のライブに拍手はいらん。恥ずかしいから」と笑えながらもJin Doggの人となりがわかるMCを挟み、代表曲の「街風」を披露します。

Jin Doggのセットリストの最後には、流石にやらないだろうと多数が思ったBAD HOPの客演曲である「Suicide Remix feat. Hideyoshi Jin Dogg」を、 Hideyoshiと共に高らかに歌い上げます。BAD HOP好きの僕からしたら大興奮の瞬間でした。


Crossfaith

「KOUBOU」最後のゲストは、ヨーロッパからの逆輸入アーティストで、最近の新曲リリースラッシュが止まらないCrossfaithでした。

今回のラインナップの中で僕が唯一ライブで見たことがあるのがCrossfaithで、その時はONE OK ROCKのAmbitions Japan Tourの新潟講演のオープニングアクトとして出演していました。

今から5年ほど前の歳月から久しぶりに目にしたCrossfaithのライブは、それまでのライブの疲れを吹き飛ばし、圧倒的に豪華なゲストのトリを飾るにふさわしい盛り上がりとパフォーマンスを見せつけました。

映画の始まりを彷彿とさせるSE「Deus Ex Machina」から
「Catastrophe」でスタートした彼らは、まさに言葉とおり終始ハイボルテージです。ライブに行く前から「これかっこいい!」と思って好んで聞いていた「Digital Parasite」を披露したのち、ボーカルのKoieが
「今日はこれが聴きたかったんじゃないか!?」
と誰もが楽しみにしていた、今回の「 KOUBOU 」だからこそ実現した、Jin Doggとのコラボ曲である、
「None of Your Business(feat.Jin Dogg)」を全力で見せつけます。

ここで一回会場を燃やし尽くしたかと思いきや、まだ彼らの火は燃え尽きることを知らず、「Freedom」から「The Perfect Nightmare」へと一気に駆け抜け、ワールドクラスの実力を参加者、オーディエンスへと披露しました。


PALEDUSK

全てのゲストの演奏を終え、いよいよ本日の主役であるPALEDUSKがベールを脱ぎます。完全に疲れ切ったオーディエンスも彼らのサウンドチェックが始まるとエナジーを取り戻し、臨戦体勢に備えます。

高らかに始まったMCから一曲目の「NO!」へとつなぎ、「踊れ、豊洲!」と煽ると、「PALE HORSE」を立て続けに披露します。
続く曲「HAPPY TALK」では福岡の後輩でこの日のトップバッターを務めたDeep Leafの8人を呼び込んだ大所帯のステージで、イベントが開催できたことに感謝を表明します。続く「9 SMILES」「WIND BACK」とハードなナンバーを容赦なく叩き込むと、直近のシングルである、「BLACK ICE」を披露し、自由で縦横無尽に暴れ回ります。

ラストナンバーに入る前に、PALEDUSKのボーカルであるKaitoが、改めて、今回のイベントの出演者、来場者に感謝を伝えます。
イベント終了後の話にはなりますが、自身のインスタグラムのストーリーに、袖から各出演者のパフォーマンスの様子を見ているのを楽しそうに投稿しています。彼らの愛が伝わるシーンがライブ終了後に見れたのも、ほっこりするエピソードですね。

話は戻り、ラストナンバーである「LIGHTS」では、オーディエンスのスマホライトに照らされ、高らかに、激しく、且つエモーショナルに、歌い上げました。この「LIGHTS」は、彼らの中でも聴きやすく、ライブ会場からの帰り道の洲の豊洲の周りの夜景ともマッチして、僕の中で名曲となりました。


この現代、ライブはもちろんのこと、ロックとHIP HOPが密接に関わり合う音楽イベント、ライブが少なくなってきています。そんな中、こんな素晴らしいジャンルレスのイベントを企画してくれ、楽しませてくれたPALEDUSKには大きな感謝です。

改めてBig Up!


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