LL教室presents『実習#1』のお知らせ

音楽批評ユニット「LL教室」です。

2015年にマキタスポーツの音楽番組を起点として、構成作家である森野誠一、批評家の矢野利裕、会社員でレコードコレクターのハシノイチロウの三人で結成されたLL教室。

これまでは主にコミック/ノベルティソングやリズム歌謡、洋楽の日本語カバー曲などを中心にJ-POPを考察するトークイベントを行ってきたが、このたびライブイベントを行うことになりました。

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2019年7月12日(金)新宿V-1
LL教室presents『実習#1』
開場19:00 / 開演19:30
前売2500円 / 当日3000円

▼出演
4×4=16(落語×HIP HOP)
LL教室(日本語カバー曲特集)
MELODY KOGA(ピアノ弾き語り)
ナツノカモ(立体モノガタリ)

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LL教室が自信を持ってお届けするこの4組のラインナップ。

われわれが日頃から提唱している、音楽と演芸の深いつながり、音楽ならではの「おかしみ」といった領域を体現している方々にオファーしました。

ただ、いずれ劣らぬオリジナリティの塊のような人を揃えてしまったため、当日どんな感じになるかイメージしづらい方もいるかもしれない。
ということで、LL教室として紹介記事をご用意しました。

4×4=16(落語×HIP HOP)

LL教室のイベントにいつも来てくれるカンノアキオくんのひとりユニットである4×4=16(シシジュウロク)。

最近ではヒダカトオルさん率いるTHE STARBEMSと2マンライブをやったり、乃木坂46の北川悠理さんのPVで落語指導したりと、活動の幅を広げている。そんな彼がこのイベントで披露してくれるのは、落語×HIP HOPという試み。

「落語のリズミカルな口調はヒップホップに通じるかも」「落語って日本語ラップの先祖みたいなもんだよね」ということに気がつく人は多い。

そして実際に落語家がブレイクビーツに乗せて落語をやってみたり、ラッパーが落語のフレイバーを自分の曲に反映させたりといった試みは、実は過去にいくつも行われてきた。

ただ、落語側/ヒップホップ側のどちらからのアプローチにおいても、出自への愛が深すぎて軸足に体重が残りすぎるきらいがあり、多くは中途半端な出来だったと言わざるを得ない。

その点、4×4=16は違う。

落語とヒップホップのどちらに対しても、平等に思い入れすぎていない。曲によってどちらの足にどれぐらい体重をかけるか、コントロールが絶妙なのだ。

「落語のリズミカルな口調はヒップホップに通じるかも」という誰もが思いつくところよりも2階層ぐらい深いところで両者の共通項を見つけ出している。「なんとなく結びつけてみました!おもしろいでしょ」っていうレベルをはるかに超えて、構造のレベルでやってる。

さらに、ブッダブランドやバッドホップといった日本語ラップのど真ん中に対する批評にもなっているという、恐るべき企み。

「時そば」「寿限無」「芝浜」といった、おなじみのネタが見事にヒップホップになっている様を、ぜひ見届けていただきたい。(ハシノ)


LL教室(日本語カバー曲特集)

われわれLL教室としては、いつもイベントで少しずつ紹介している日本語カバーを、まとめて大放出します!

日本語カバーって?何がおもろいの?っていう方はこちらを読んでいただきたい。知らず知らずのうちにみんな日本語カバーに接しているし、もっと美味しく味わうことができますよっていう記事です。


こんなメンツでお送りする「実習#1」、まずは4×4=16をご紹介いたしました。(MELODY KOGAさん、ナツノカモさんの紹介は後ほど)

LL教室にしかできないイベントになったと自負していますので、気になった方はぜひお越しください。

チケットはこちら!

https://tiget.net/events/61881

2019年7月12日(金)新宿V-1
LL教室presents『実習#1』
開場19:00 / 開演19:30
前売2500円 / 当日3000円

▼出演
4×4=16(落語×HIP HOP)
LL教室(日本語カバー曲特集)
MELODY KOGA(ピアノ弾き語り)
ナツノカモ(立体モノガタリ)

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