日本語カバー概論(ハシノイチロウ)

LL教室ハシノです。

洋楽の日本語カバーのレコードを専門にディグさせていただいてる者です。

これまでに収集した日本語カバーは560曲あまり。

それでもまだまだ掘り尽くせておらず、また日々新しい曲がリリースされてたりもするわけで、こりゃ人生をかけるにふさわしい沼だわと嬉しくなったり怖くなったり。


日々のディグの成果はトークイベントやラジオなんかで少しずつ発表させてもらっており、次回は7月12日に行うLL教室presents『実習#1』というライブイベントの中でも1コーナーいただく予定です。

ただ、日本語カバーって言われてもふつうの人は少しの興味もひかれないというのは痛いほどわかってますので、今日はちょっと日本語カバーの世界について概論というか大まかな紹介をしてみようと思います。

日本語カバーとは?

てゆうか、そもそも日本語カバーってなんだよってなりますよね。そんなマニアックなジャンルは聴いたことないって思ったかもですね。

ですが、実はほとんどの日本人は日本語カバーをたくさん聴いてきてます。

たとえば、DA PUMPの『U.S.A.』もそう。安室奈美恵 with SUPER MONKEY'Sの『TRY ME』も、WINKの『愛が止まらない』も、荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』も、西城秀樹の『ヤングマン』も、みんな元は海外アーティストの曲を日本語でカバーしたもの。

さらに遡れば、いろんな歌手が持ちネタにしてる『マイウェイ』や『愛の讃歌』『夢見るシャンソン人形』なんかも日本語カバーなのです。

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