amy

ミュージカル観劇が趣味です。感想など書きます。

amy

ミュージカル観劇が趣味です。感想など書きます。

最近の記事

グレート・コメット〜シンプルだけど、とっても美しい

公演は終わりましたが、相変わらずまだあれこれグレートコメット について考えを巡らせております。 今回改めて見たことで、いろいろ新たに気付かされることがたくさんありました。 その中でも物語の締めくくりのシーンについては、今まで以上に好きなシーンになりました。 ※ネタバレします。 *** ラストの簡単なあらすじ。 主人公の1人ナターシャはロストフ家という貴族の娘で婚約中の身ですが、アナトールという男に唆され婚約者を捨てて駆け落ちしようとします。 この駆け落ちが失敗し、実

    • ミュージカル「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」

      「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」、ついに観てきました! 第一報から待ち続けてほぼ一年…。いやー長かった。 前回書いた通り、小説「戦争と平和」の一部を基にした19世紀のロシアの物語。 今回の日本版は小林香さん演出。 話や曲は同じであれ、舞台装飾や演出は流れを汲みつつもBWとは全然違う、コピーではない正に「日本版グレート・コメット」。もう一度言いますが全然違います! 違いはしますが、その違いが素敵だなと思える舞台でした! そして客席と舞

      • ミュージカル 「スリル・ミー」

        あけましておめでとうございます。 今年もちょいちょい更新できたらいいな。 東京芸術劇場シアターウエストにて、スリル・ミーを観劇してきました。 実際にアメリカで1924年に起こった殺人事件(レオポルドとロープ事件)を基にしたミュージカルで、オフ・ブロードウェイでは2005年に上演されています。 日本版も今までに何度も上演されており、私は今回が初めての観劇です。 「絶対に予習せずに行った方がいい!!」とのアドバイスにより前情報はチラシの内容くらいで臨んだ今回の舞台。 なかな

        • グレート・コメットが断然楽しみすぎる件

          久しぶりの更新。 先日、私が今一番楽しみにしているミュージカルの公演詳細が発表されました。 何かというと、来年1月に上演する「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」。 (タイトルが長いです…) 昨年ブロードウェイ旅行へ行った際に観劇し、ものすごく楽しかったこの作品。 舞台セットや演出が特徴的でとてもインパクトを受けたのです。 そんな舞台のまさかの日本版の公演。どうしても魅力を語りたい! *** 内容はトルストイの小説「戦争と平和」をベー

        グレート・コメット〜シンプルだけど、とっても美しい

        • ミュージカル「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」

        • ミュージカル 「スリル・ミー」

        • グレート・コメットが断然楽しみすぎる件

          幸せのハードルは低くする主義

          先日、ちょっぴり嬉しいことがありました。 とある人の記事にて、自分が常日頃考えていたこととほぼ同じことが書かれていたこと! 自分のポリシーとして、なんとなく「幸せのハードルを低く生きる」というものがあります。 試験に合格した、恋人ができた、舞台を見に行った、なんて大きな出来事ではなくもっと小さなこと… 割り箸が綺麗に割れた、普段より1分速く家を出た、ご近所のお庭の花が綺麗に咲いた、なんてごく些細な出来事…つまり低いハードルで簡単に越えられるような小さな幸せを感じられる人間に

          幸せのハードルは低くする主義

          ちょっと怖いメリー・ポピンズ?

          前回記事で感想を書いたミュージカル「メリー・ポピンズ」東京公演が5月7日に千秋楽を迎えました。 子供から大人までみんなで楽しめる楽しい内容だったので、特に春休み、GWには親子連れのお客さんも多かったのでは。 そんなメリー・ポピンズ、ロンドンでの初演時から一部の曲が変更されています。 今回はそのことについてちょっと書いてみようと思います。 *** きっかけは最初に観劇した日、「あれ?サントラと曲が違う…?」と気づいたことでした。 子供たちの癇癪のとばっちりで腕がもげてし

          ちょっと怖いメリー・ポピンズ?

          ミュージカル「メリー・ポピンズ」

          シアターオーブで3/25~5/7上演中の「メリー・ポピンズ」を観劇してきました。 ご存じ、有名なディズニー映画のミュージカル版です。 ロンドンのウエストエンド発でブロードウェイでは2006~2013年まで上演したのち、満を持して日本人キャスト版が初上演です! 私は舞台版を見るまでは実は映画版は見たことはありませんでした…。 「メリーポピンズっていうスーパー子守の話だな」くらいの認識。 …ので今回は、舞台版(1回目)→映画版→舞台版(2回目)という順番で映画も含め初メリーポピ

          ミュージカル「メリー・ポピンズ」

          私がミュージカルにハマったわけ

          ミュージカルを見始めてから今年でだいたい5年になります。 ほぼ大学を卒業してから観劇を始めたので、同年代の舞台好きにと比べると観劇歴は浅い部分もありますが あっという間に自他共に認める舞台オタク、と言えるまでになってしまいました。笑 どうしてこうなったのか?改めて考えてみました。 *** 初めての観劇は劇団四季の「ウエストサイド物語」です。 大学4年の年末でしょうか、学生割引席の存在を知り1人でふらっと観に行ったのがすべての始まりでした。 なぜ1人で突然観に行ったのか

          私がミュージカルにハマったわけ

          ジーザス・クライスト=スーパースター[エルサレム・バージョン] 2/16・3/13

          前回記事より内容が前後しますが。 2月、3月に劇団四季のジーザス・クライスト=スーパースター[エルサレム・バージョン]を観劇してきました。 劇団四季といえば専用劇場を持っていますが、今回は全国公演として2/1~3/17の期間中首都圏・全国にある専用劇場以外のホールで上演されました。 自分が観劇したのは2/16に埼玉の大宮、3/13に静岡の清水。 タイトルの通り、イエス・キリストを題材にした作品。キリストが十字架にかけられるまでの7日間がロック調の音楽によって描かれています

          ジーザス・クライスト=スーパースター[エルサレム・バージョン] 2/16・3/13

          3/23 A CLASS ACT

          東京芸術劇場シアターウエストにて、「A CLASS ACT」を観劇してきました。 「コーラスライン」の作詞家、エドワード・クレバンの自伝的ミュージカルです。 ブロードウェイでは2001年に上演され、トニー賞にいくつかノミネートされたそうです。 普段は大きな会場の作品を見ることが多いのですが、今回は客席270席程の小会場でキャストも8名のみ。その分、熱量がギュッと詰まった内容でした! 舞台はニューヨークのブロードウェイ。『コーラスライン』上演中のシューバート劇場に 7名の男女

          3/23 A CLASS ACT

          ジキルとハイド 3/6

          東京国際フォーラムホールCで上演されていた「ジキルとハイド」を観劇しました。 作詞脚本はレスリー・ブリカッス、作曲はフランク・ワイルドホーン。 偶然にもスカピンに続き今年2本目のワイルドホーン作曲作品でした。 原作小説「ジキル博士とハイド氏」は例によって未読です…。 19世紀後半のロンドン。若き医者であり科学者であるジキルは、老いて耄碌した父を元の父に戻したい一心で、人間の心に潜む善悪2つの別人格について研究をはじめた。完全な善意をもってすれば、完全なる悪意を消し去ること

          ジキルとハイド 3/6

          ライブって楽しい

          先日、帝国劇場のBeautifulやシアタークリエのジャージーボーイズというミュージカルに出演していた、山野靖博さんという俳優さんのソロライブへ行ってきました。 今回は観劇はお休み。 赤坂のライブハウスで定期的に開催しているライブで、去年初めて行ってからなんだかんだ毎回足を運んでいます。 一緒に出演しているバンドの皆様は基本的にジャズ畑で活躍している方々だそうなので、選曲はジャズナンバーやジャズアレンジの曲が多め。 とはいっても、ジャズ、邦楽、たまにミュージカル関

          ライブって楽しい

          ブロードウェイと銃弾(日生劇場) 2/26

          2/7(水)~2/28(水)に日生劇場で上演していた「ブロードウェイと銃弾」を観劇しました。 同名映画(1994)の舞台版で、初演は2014年のブロードウェイだそうです。 舞台は1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。 劇作家のデビッドは、かねてからの念願が叶い自分の戯曲をブロードウェイの舞台にかけることになり張り切っている。しかし、プロデューサーが見つけてきた出資者はギャングの親玉ニック。しかもキンキン声でろくに台詞も言えない、大根以下の自分の愛人オリーブを「主演に据え

          ブロードウェイと銃弾(日生劇場) 2/26

          スカーレット・ピンパーネル(赤坂ACTシアター)

          11/20(月)~12/5(火)に赤坂ACTシアターにて上演されていた「スカーレット・ピンパーネル」を観劇しました。 ブロードウェイで上演されていた舞台の日本版(梅芸版)で、2016年に初演されていて今回は再演。 宝塚でも上演されていて、こちらは今年の3月に一度観劇しました。 1789年、王制に対する不満を爆発させた民衆が蜂起し、フランス革命が勃発。その後、ロベスピエールを指導者とするジャコバン党が権力を振りかざし、元貴族らが次々と処刑される恐怖政治が続いた。 嵐が吹き荒

          スカーレット・ピンパーネル(赤坂ACTシアター)

          劇団四季ソング&ダンス65

          11/26に千秋楽を迎えた「劇団四季ソング&ダンス65」を観劇しました。 10月に始まり2か月ほど浜松町の自由劇場で上演していたこの公演。 今まで劇団四季で上演したミュージカルの中(+α)から厳選した曲で構成されるショー形式の舞台です。 はじめから終わりまで怒涛のミュージカルナンバーとダンスに圧倒されて、時間が過ぎるのがあっという間! それぞれの演目の良いとこどりをしたようなセットリストなのでそれだけでも楽しめるし、 1曲1曲に今回独自の場面設定がされているのでそこも見

          劇団四季ソング&ダンス65

          「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」 を観劇して

          10/25~11/12にシアターオーブで上演していた、「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」を観劇しました。 有名な同名映画のミュージカル版(以下、舞台版)の来日公演で、日本では2014、2016年に帝国劇場でも上演されました。 この舞台、私の中で好きなミュージカル1,2位に位置するぐらい大好きな作品です。 映画版と大筋は同じですが、舞台版ははだいぶアレンジが入ってます。例を挙げると ・映画版の曲は使われず、全て新たにアラン・メンケン作曲 ・時代設定が1990年頃(

          「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」 を観劇して