kihiro

はひふへほほほ。

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最近の記事

信じることへの回帰|「引き寄せの法則」研究所

※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 これまで二十回に渡って、「引き寄せの法則」について現実的な解釈の可能性を探ってきました。 なぜそのようなことをしたかと言えば、「神」や「宇宙」などを用いたようなスピリチュアルな説明では、ただ「それを信じるかどうか」という問題でしかなくなり、そこにあるパワーを有効に使える人が非常に少なくなってしまうだろうと考えたからです。 けれども、考察を重ねてきたことで、もう一度、「信じる」ということに問題が帰ってきたように思います。 その点に

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    • 解決できない謎と開かれた世界|「引き寄せの法則」研究所

      ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 これまで「引き寄せの法則」について、できる限りの現実的な解釈を行ってきました。 大枠では、無意識的な自己イメージと周囲の人間との間での相互作用が、願望実現の確率を高めるといったような内容となっています。 しかし、人間の意図や意識が、他人に与える影響や情報を感知する能力については、まだ解明されていない部分も多くあります。 そこで今回は、そうした例を三つほど挙げ、またそれらから得られる「世界を捉える仕方」についての所感を述べたいと考

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      • 二つの違和と現実化への触媒|「引き寄せの法則」研究所

        ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 「引き寄せの法則」について研究を行い、その現実的な解釈について記してきました。 しかし実のところ、二つの大きな違和を感じています。 ここまで読んでくれた人にそれを告げることをしないのは、不誠実なようにも思いますので、記しておきましょう。 違和感の一つめは、願望の変容についての話です。 「引き寄せの法則」が掲げる「願望実現の方法」という看板を見れば、現時点で自分がそれと思っている願望が実現されるのだと思うことでしょう。 実際、

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        • 自分自身になる方法|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 「引き寄せの法則」に興味があるということは、何らかの願望を叶えたいと思っているのでしょう。 それはつまり、その願望を実現した自分の方が、まさに自分らしいと思っている部分があるからに違いありません。 そのようにして人間を、自分自身になりたいと願っている存在だと見ることができます。 この点について、もう少し詳しく書いていきましょう。 重度の鬱状態でもないかぎり、自分以外の誰かに対し、羨望や憧れを感じることがあるのではないでしょうか

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        信じることへの回帰|「引き寄せの法則」研究所

        • 解決できない謎と開かれた世界|「引き寄せの法則」研究所

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        • 自分自身になる方法|「引き寄せの法則」研究所

          「神」のスピリチュアルでない解釈|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 「引き寄せの法則」についての書籍の多くには、「神」という言葉が登場します。 当研究所では、「引き寄せの法則」を現実的に解釈することを旨としていますので、この点についても考察を加えたいと思います。 まずもって「引き寄せの法則」における「神」のイメージは、もとを正せばニューソートの思想にその源流があります。 ニューソートについては、コチラに関連書籍のレビューがありますが、「キリスト教においてイエスを再解釈することから生まれた実践的な

          「神」のスピリチュアルでない解釈|「引き寄せの法則」研究所

          願望実現プロセスの実際|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 これまでの議論から、「引き寄せの法則」は積極的なものの見方を意識的にではなく無意識的なレベルで作り出すための技術であり、それによって能力を開発するものであると捉えることができます。 ですから実践の際には、積極的、肯定的な感情を喚起し、味わっていくことが重要になってきます。 けれども、少なくない数の人が、そもそも肯定的に物事を捉える感触すら分からなくなっているのではないかと思います。 そのため、例えばアファメーションを行い、肯定的

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          願望実現プロセスの実際|「引き寄せの法則」研究所

          死に対するの唯一の態度|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 人間にとって、「死」はつねに最大のテーマの一つであり続けています。 「引き寄せの法則」を学ぶ中から、死についてどう対峙していくべきかについて考察を加えましたので、ここに記しておきます。 死は大きなテーマである訳ですが、世に語られているところはどうなっているでしょうか。 宗教が語るところ、つまり「死後にすべての人が裁かれ、善人は天国に、悪人は地獄に行く」というものは、単なる物語にすぎません。 しかし、「死ねば、すべてが終わりだ」

          死に対するの唯一の態度|「引き寄せの法則」研究所

          なぜ感謝することが重要なのか|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 「引き寄せの法則」関連書籍でよく説かれているのが、「感謝しなさい」という教えです。 しかし、なぜ感謝すべきなのか、なぜ感謝すると願いが早く叶うのかについては、以下のように大まかな説明しかなされていません。 自分が今持っているものに感謝しなければ、更に多くのものを手にすることは出来ません。なぜでしょうか、それは感謝の気持ちがなければ自分が放射する思考や感情がマイナスを示すからです。『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』エスター・ヒ

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          「引き寄せの法則」の物に対する影響|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 これまで「引き寄せの法則」について、基本的に周囲の人間に対する影響と見て解釈を加えてきました。 本人が持つイメージが周囲に影響を与え、その結果として様々なことが現実化してしまうという流れです。 しかし、「引き寄せの法則」関連書籍の説明においては、人間以外のもの、つまり物質的なものについても、イメージどおりの結果が得られるとしています。 そのため、この点についても、少し考察を加えておきたいと思います。 そもそも「引き寄せの法則」

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          カルマ(業)のオカルト抜きの解釈|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 仏教におけるカルマについての考えが、「引き寄せの法則」と関連しているものと考えられるため、その点について記しておきたいと思います。 カルマとは、業とも言われ、「自らの行いが宿命として自分に返ってくる」という考え方です。 「罰が当たる」「因果応報」「自業自得」というようなお馴染みの表現は、カルマによる原因と結果の繋がりを示していると考えることができます。 しかし実際には、悪いことをすれば、そのままのことが必ず自分に帰ってくるかと言

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          なぜ「許容し可能にする術」が重要なのか|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 ヒックス夫妻版の「引き寄せの法則」では、「許容し可能にする術」が願望実現のための重要なポイントとして説明されています。 以下、引用は『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス、吉田 利子訳(SBクリエイティブ)からです。 この「法則」を十分に理解して実際に適用すれば、すべてが思いどおりになる。P204 ここまで言うのですから、「引き寄せの法則」の奥義と言っても過言ではないでしょう。 なお、「

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          エスの素描|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 前回、エス(無意識)の声に耳を傾けることが大事だという話をしました。 それを無視して、エゴ(意識)の意見に支配されたままでは、望みを叶えることはできないということです。 けれどもエスのあり方は、人それぞれ違っています。 それどころか、同じ人の中でも、その時々によって変わってきたりもします。 実際、エスの声を聞きながら進むように言われても、それがどういうことなのか、なかなかピンと来ない部分もあるのではないかと思います。 そのた

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          望みが叶わない、方法の実践が続かない理由|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 「引き寄せの法則」の関連書籍では、多くの場合、「どんな望みでも叶う」とされています。 このことは、半分正しく、半分は嘘です。 半分嘘だと書いたのは、どんなことでもただ望みを持って「引き寄せの法則」の方法を実践しさえすれば叶うという訳ではないからです。 「地球を二つにしたい」だとか「すべての人間に好かれたい」などと紙に書いて貼っておき、毎日読み上げ、実現したときのワクワク感を抱き続けさえすれば、しばらくすると必ず現実化する、という

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          自分の願望が分からない人、何から初めて良いか分からない人へ|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 願望を実現する無意識の働きや、それへの働きかけの仕方などを説明してきました。 しかし、そもそも自分が何を望んでいるか分からないという人も少なくないようです。 あるいは、アファメーションやビジュアライゼーションといった方法を実践してみたけれども、やる気が続かなかったり、どのやり方もしっくりこないという方もいることでしょう。 そのためここでは、なかなかうまくいかないという人のために、どのように考え対処していけば良いかを書いておきたい

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          「引き寄せの法則」実践の基本となる二つの方法|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 「引き寄せの法則」によって、願望を実現させたいと思った場合に、具体的にどのような方法があるのかについて書きたいと思います。 もっとも基本的な方法が二つあり、それはアファメーションとビジュアライゼーションです。 アファメーションというのは、断言、肯定を意味する言葉で、実際に行うのは「肯定的な宣言」ということになります。 なぜそのような宣言を行うのかと言えば、無意識に命令を下すためだと言えます。 当研究所では「引き寄せの法則」の効

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          引き寄せの準備としての瞑想|「引き寄せの法則」研究所

          ※「引き寄せの法則」研究所は、コチラ。 「引き寄せの法則」ブームの火付け役となったロンダ・バーンの『ザ・シークレット』ですが、その中では、瞑想の実践が勧められています。 瞑想は、幸福感を増すこと、記憶力を高めること、免疫力を上げること、感情をコントロール力が増大することなどが、すでに実験によって確かめられています。 遠い昔から実践され続けてきたものですが、これらの非常に高い効果があることが経験的に知られていたということなのでしょう。 実際、瞑想によって「引き寄せの法則

          引き寄せの準備としての瞑想|「引き寄せの法則」研究所