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資本主義をハックする:小学生でもできる3つのこと(完結)

ども。地域DXグループのCo-Founderで、中の人です。地域商社に興味がある人も、ない人もコンサマトリー(喜び・遊び・労働が一体となった)生き方の参考に見ていってください。

少し前のエントリーの続きです。完結しますよ。


資本主義をハックする?小学生でもできる3つのこと

私の話は難しいと言われることが多いので、もっと分かりやすくしていこう、普段から自分の子供にしている話をしようと考えました。前回の分も読み直してみるとあんまり分かりやすくなってないですね…。

私が自分の子供に常々教えているのは下記の3点です。

1.よく見る
2.ボトルネックを解消する
3.よい仲間を作る

地域DXグループのco-founderの人が自分の子供に教えていること

前のエントリーで「よく見る」について記載しましたので、「ボトルネックを解消する」「よい仲間を作る」をお話します。

ボトルネックを解消する

ボトルネックってなんだろう?

ボトルネックってなにかご存知でしょうか。ビンのくびれ、細くなっている部分です。ワインのビンの場合は、注ぎ口が細くなっているからこそ適切にグラスに注げます。広すぎるとこぼれてしまい、狭すぎるとなかなか出てこない。

砂時計のくびれもボトルネックの最たるものですね。

実は人間の活動のかなりの部分が、ボトルネックで表現できます。子供に教えるにはやはり、物理的な危険が第一優先です。

  • 狭い通路にモノを置いて塞ぐとボトルネックになり危ない。ボトルネックは作らない。

ボトルネックは悪?


ではボトルネックは絶対にマイナスなものなのでしょうか。そうではありません。

ビジネスなどではボトルネックを押さえに行くことで競争優位が作れます。

マイケル・ポーターの競争戦略は基本的には産業のボトルネックを発見し、そこを独占することで価格競争に晒されずに儲かるポジションが継続できるというものです。

上の子には今度、「スプラトゥーン3で敵陣地の高台を押さえると強い」という話をしてみたいと思います。分かります?

火星人にも役立つ(はず)

過去のエントリーで、「TOC」(制約条件の理論)について書きました。ボトルネック研究と言えば、TOCなのです。TOCはいついかなるときも当てはまるユニバーサルな理論で、おそらく火星人が活動(生産?繁殖?)している様子も記述できるはずです。

人間讃歌

TOCは「ボトルネックが時間あたりのスループット(生産量、利益)を決定する」ことを強調します。こういう話をすると、必ず現れるウンザリする意見が「なんでもかんでも利益でいいのか?この資本主義の●●め!」(●●は色々、代入してみてください)みたいな。

なぜ、利益という単語がでると悪いイメージが強調されるんでしょうね?

TOCや、その源流と目されるトヨタ生産方式、そこから派生したリーン生産方式も、オープンな考え方、人間重視の哲学が重視されています。ジョジョ的に言えば「人間讃歌」です。理論や道具(カンバン、IoT…)だけではダメで、新しいことにチャレンジできるオープンな環境がないとそのサブシステムはうまく回りません。

よい仲間を作る

ではよい仲間って何でしょう。私の頭の中にあるイメージはやはりジャンプ漫画的なものです。ジャンプ漫画のテーマとして「努力・友情・勝利」が言われますが、あれです。

でもちょっと調べてみると編集者、漫画家は必ずしも「努力・友情・勝利」を肯定的に捉えているわけではないようなのが面白いですね。

炭治郎は一人で勝ったのか?

子供には鬼滅の刃を例に教えていました。
「炭治郎は一人で勝ったのか?」

ここまで書いてみて、なろう系小説が原作のアニメの多くがなぜ私にはすごくつまらないチープなものに感じるかが分かった気がします。


最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。
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