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中小企業のデジタル化の壁:なぜデジタル化は進まない?

現代のキーワード「デジタル化」。
時代が進んでいくうえで、数年前からこのワードは注目されてきたわけで、これらをうまく業務内容に落とし込んで融合させていくことにより、効率化が進み、人手をデジタルに置き換えることができることで生産性向上にまでつながるーー。そういった読みで作られた言葉が「DX」というものです。

2025年を目前にして、既に取り組んで成果を上げている企業、成果はまだ先だとしても、目標のためのKPIを設定して動いている企業。みなさんの会社はいかがでしょうか?上記のような「取り組み」を実行しているようでしたら結果はおとずれますから、測定と見直しの頻度さえしっかり設定されていればまずは継続するだけです。

しかし、中小企業ーー、特に地方においては、この波に乗るのが容易ではありません。「デジタル化」の意味がわからないのでしょうか?それともDXという定義が飲み込めないのでしょうか?

理由はまさに企業によっていろいろでしょうが、少なくとも上記のような「意味がわからない」などという類の内容ではないように思います。
(もしもそうだとしたら、意味さえご理解いただければやらない理由はないですもんね)

デジタル化の「どこ」でつまずくのか

実は、令和5年に「中小企業基盤整備機構」が実施した「中小企業のDX推進に関する調査」で、DXについて「理解している」とか「多少は理解している」と回答した企業は、約40%に留まっているという結果が出ています。

上のほうで、「意味がわからない」という企業なら話は早いのでは?というような投げかけをしておりますが、この部分に当てはまる企業もいらっしゃることは事実。しかも過半数がそれにあたることに。
でも、ちょっと不思議なのは、経済産業省のガバナンス・コードを見て「よくわからない」というのは仕方ないと思うのですが、「理解している」人に聞いたら良いんじゃないかということ。

「必要」か「必要でない」かで分けたら、必要だと思うから政府も必死に推進するわけであって、自社に必要ないと言い切れる根拠と将来の展望までが揃って「必要ない」としている企業はどの程度なのかと思うんです。

思うに、「理解」以外の他の理由がボトルネックなんじゃないかという邪推にいきつくのは私だけでしょうか?

結局、これが理由じゃないかなと思うんです。

労働力人口の減少・高齢化による人材不足

中小企業がデジタル化に躊躇する最大の理由は、人手不足かと。
投資コストがかかるからできない、という資金面もあるとは思いますが、そっちに関しては現在、IT補助金をはじめとする様々な補助金・助成金があるので、一番の阻害要因ではないと思うんですよね。

小規模企業や零細企業では、今までの業務に必要な人材以外を雇用する体力が限られています。これを解決するためには、どのようなアプローチが考えられるでしょうか?

それこそIT専門人材など、大企業との奪い合いの末に、勝ち取れるかどうか。そんな削り合いは現実的に難しいと思います。
となれば、自社の人材を育成するのか、雇用ではない方法で考えるのか

これは、どちらも有効だと思います。
むしろ、どちらもするべきだと思います。
第三者的なコンサルティングをしてもらいつつ、自社人員に知識を蓄えていくことで、自社の人員も「デジタル化」に必要なことが何であるのか、自身で考えるようになります。

育成が段階的に行えてきたら、コンサルティングから、馬力として使い方を変えればいいわけです。業務委託として現場に入ってもらい、さらに変革を進めていく。

資金繰りは大切です。ですから、目の前にお金がないのであれば、補助金を申請するなり、小さい改革から行ってみるなどやりようを工夫すれば良いと思います。

一番良くない(と私が感じる)のは、「既存社員には無理があるから」のようなマイナス要素の「決めつけ」です。
実際に面倒だ、やりたくない、という声も聞かれるかもしれませんし、そういった方々がいるのは事実でしょう。

冒頭のほうにも申し上げましたが、「現状維持」で良いという根拠と数字があるなら何も問題ないです。社員と協力して維持していくだけです。

現状維持が今の社員(役員)には無理だというのは、何にもならないというか、どうなんでしょうか。

もう2024年の4分の1が終わりました。

local hackでは、「デジタル人材育成」と「副業ワーカー活用」を事業にしています。
「デジタル人材育成」は、貴社の社員に対するデジタル化のマインドセットからスキルセットまで行います。
「副業ワーカー活用」は、人手の不足・非生産業務を弊社の副業ワーカーがリモートワークで代行させていただきます。


副業ワーカー

今日はちょっと長くなってしまいましたが、ここまで。
また次回よろしくお願いします。

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