店の名はパート3

文は最低、人気も最低、これまた客入り最低、最低続きの私がLOCAL HERO 代表バーテンの虎でございます。上岡さんこれからは毎回使いますね。

店の名は パート3

店の名の由来を書こうと思いきや、お店が向日葵畑が出来そうなくらい暇ので空想妄想漏らしそうを合言葉に続きを書こう。

残されたグラスは店の奥に向かう俺の姿を映し出していた。この時間帯は音もなく静かに話しができる。この店に似合わぬほど眩しい彼女に一礼して、「座っていいですか?」
「はい、あなたにお話がありまして」こう言い方は今の時代に合うか合わぬか分からないがショートカットのイカした髪型、流行りに左右されぬブルーなシングルジャンパーの口元は薄ピンクのルージュ。
俺は着ていたトレンチコートをダサく空いてる席に置く。
「あなたが困ってる人を助け、何でも解決して下さる、何でも屋の明智下心さんね」
久々の苦笑いを隠し、マスターの方に目をやると笑ってやがる。
「下、下は入りません、明智こころです。」すると店のドアが開く。これは空想妄想の文章の扉かそれとも現実の当店の扉か…「お父ちゃんただいま」
現実であった。バーテンのチビタイガーのお帰りであった。
「宿題終わったら遊びに行っていい?」
俺はタバコに火を付けて遠くを見つめ、「もちろん」と頷くと現実のワタクシはタバコも吸わぬ浮気もせず(これはどうかな?)博打にイタチに乾電池、えーとえ〜と、よしサンドイッチ!チが4つ揃った所で空想妄想の世界に戻ろう。

座り心地の悪い椅子が俺の耳を彼女の方に傾けさせた。1枚の写真を見せられ、「父です」その写真に目をやるとマスターに指を鳴らし、「コーヒー」鳴らした指は2本だす。
そしてやっとここから現実の世界の当店のメニューを恥ずかしながら紹介しようと、と、と、思いきや〜「お父ちゃん、雨降ってきた洗濯物とらなぁー」だから行ってきます〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?