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23年目もありがとう。

おかげさまで。23年目が終わりお店は24年目に突入してます。

おかげさまで。うちのお店。23年目が終わり24年目に突入してます。ここまで来れたのも皆さんのおかげ。本当にありがとう。そりゃあ今年も新しいことにチャレンジしたし、少しは楽しいこともあったけれど、いろんなことが起こりすぎて(現在も対応中だけど)基本最悪だったわ笑。そんな今年もまもなく終わる。今年も来年も干支さえ知らん笑。来年は大きく変わる。このままではいかん笑。


一本気な性格=頑固。純粋で、物事を一途に思い込む性質。だって笑

オレはお店の店主として飯を食っている。創業した頃の甲府の街はそれはひどい状況で、自分のお店がある地域の環境を変えないとお店を続けてこれなかった。だから千万まではいかないが、己と会社(お店)の金を注ぎ込んでワインツーリズムを持続させてはきてるけれど、自分がワインツーリズムを手掛けてからお金をもらったことは1度もない。だから余裕なんてまったくない。ニコニコして誤解されるけれど、華やかに見えるがそんなもんじゃない笑。
なぜ続けるかって?仲間と成し遂げたい事がある。そのために2024年は正念場。ここからが本当のワインツーリズム。本当にやりたかったことはこれから。見ててくれ。

『世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る』

(坂本龍馬)

でもな、ほんとにありがたいことに、やってきたことを認めてくれる人がいる。それだけが誇り。こころからありがとう。

オレを心配して下北のお店に足を運んでくれる友人たちもいる。ありがとう。でも無理してこなくていいからな。同情は反吐が出るほど嫌いじゃ笑。

お店は、そのまわりの人たちに受け入れてもらえてこそ続けられる。そのために自ら店頭に立って来店してくれた人たちを楽しませて、可能なら日本ワインの面白さを知ってくれるきっかけになればと日々店頭に立っている。

一緒にやってくれているスタッフのみんな。本当にありがとう。みんな優秀!みんなのおかげやで笑。

一本気な性格なので、一生懸命尽くすけれど、ダメであれば消える。当事者ならわかるけれど、心血を注いでも反応がないと、とっても情けなくて、スタッフにも申し訳なくて、存在意義を感じられなくて、無限の孤独と恐怖しかない。一本気ゆえにどこまでも追い込み己を壊すから。

オレが飲みにいくなんてよほど心許した人

今は会社に余裕がないので、一年契約の下北沢店はこの数ヶ月頑張ってみてダメであればやめる。そして次の展開へと向かわざる終えない。愛されないところでは愛を与え続けられない。

これまで「大木さんに会いたい」ってよく言われてきたけれど、ほんとに来る人は少ない。基本、山梨にはこれっぽっちも帰ってないけれど、下北沢店には毎日いる。来ないのはそちらさんですぜ笑笑。

まあ人間なんてそんなもん。表では取り繕ってるけど、本心はなんだか分からない。そんな商売の現場で傷つかないために、誰にも心を開かなくなった笑。元々素直でオープンなかわいい性格だったのに笑。

最初の頃は会社勤めしてた時のスタンスで、目の前の人を信じて繋がりを持ってきた。店閉めて夜中にクラブや飲みにも行った。でも、この仕事は出会う人の量が半端なく多い。20年くらいやると少なく見積もっても20万人くらいと接する。

「またくるね!」「この店大好き。一番好き」とか言ってる人が店の前を素通りして、他の店に入り浸るなんてことは当たり前に起きる笑。

言った方は忘れてる笑。でも言われたオレは素直なのでそのまま受け取ってしまっていた。だからいつからか人と一線を引くようになり、人と飲みにも行かなくなった笑。忘年会なんて毎年ない笑。

オレが飲みにいくなんてよほど心許した人。仕事がら、飲みにいく暇がないのもあるけれど、ワイナリー、スタッフ含め、今なお、ほぼいない。心から信頼できる限られた人やワインツーリズムの仲間と出張先で飲むくらいかなあ。

一本気な性格ゆえ、心を開くと心底信頼する。そこで裏切られて傷ついてがイヤだから、それならよほどのことがない限り、深いつながりを持たない(=飲みになんて行かない)という、誰にもなつかない口の悪い単純偏屈野郎が出来上がってしまった笑。

『丸くとも一かどあれや人心 あまりまろきは ころびやすきぞ』

(坂本龍馬)

地方に戻っていいのは、なかったことにしてあげられる力あるお家の人

そもそも会社勤めしてる時は、盛り上げ役として、盛大に飲んでカラオケして「お前ノリよくておもろいから大阪担当な」と言われるほど楽しくやっていた笑。そんなオレの変わり様笑。地方での孤独は人をここまで偏屈に変える笑。

誰も言わないからいうけれど、地方に戻っていいのは、広大な土地を持つ何代も続く家業や農業、政治家、金持ちなど、少し失敗しても子供が心を病む前になかったことにしてあげられる力を持ったお家の子だけが帰っていいところだとコロナの時に思い知った笑。(もちろん継いでいくことの重みや大変さを知っての上。それでもゼロ、実質借金して創業するから盛大なマイナスからのスタートよりはよっぽどマシ。ちなみにオレは9年返済の借金抱えてのスタート。7年目の給料は15万円やぞ!笑。ただし、負債だらけや、規模のすんごい小さいところや、衰退する業種の大変さは例外。ほんと何代も続いたものがなくなるのは辛いから。辛さが分かってなければワインツーリズムなんてしない。)

ましてや、街や人の業界をなんとかしようなどとは(国王や貴族でもあるまいに)考えず、どんな汚いことしても自分の商売のためにが大正解。でも、時は戻せない。人のためにでしかやる気が出なくて、心を燃やせない性格なので、このまま前に進むしかない。迷惑おかけしている皆さんすみません笑。

支えてくれてきたお客さんの皆さんには感謝しかありません。

今日まで来店してくれて、支えてくれてきたお客さんの皆さんには感謝しかありません。来年は大きな分岐点。生死の分かれ目?的な笑。

できれば来年の今頃も皆さんに感謝の言葉を述べていたい。そこまでどうなるかも見通せない台本のない博打のような人生。でもな、来年から盛り返して、上手くいったらわかりやすく儲かってる感出すからな笑。

良いお年をお過ごしください。それじゃあの!

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*下北沢店は31日まで。そして3日から。31日と3日は24日と同じ様に、早い時間からやるつもりです。店の外で売り子してホットワイン売ったり、甲府のお店では絶対やらないようなこともやってます笑。

*坂本龍馬の引用は、20代の時に心燃やすためよく読んできたし、いまも凹めば読むし、前の会社のボスも年始の挨拶に書いてたから好きな言葉のひとつ笑。

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