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「一眼レフのレフってなに?」って質問が今後なくなるだろうね

Q:「一眼レフのレフってなんですか?」
A:「レフレックスのことで反射を意味するんだよ。カメラの中に鏡があってそれに光が反射してファインダーから見えるの」
Q:「へー」

これは昔よく受けた質問で、カメラやってるひとなら経験がおありかと。

でもこのやりとり、もう消滅するかと思います。

2年前くらいからその片鱗はあったけど、今年のCP+2019ではほとんどミラーレス機だけの展示会になってしまいまして。

もうこうなってくると「一眼=ミラーレス」なんですよね。

ちょっと前まで一眼カメラと言っても「一眼レフ」と「ミラーレス」に分かれてたのに、もはや一眼カメラはミラーレス機を意味する言葉になってしまった。

おそらく、この先ミラーレスという言葉ですら一般的には使わなくなって、カメラの勉強をするひとしか知らない単語になるかと。そしてすべてのレンズ交換式カメラは「一眼カメラ」で呼称される。

こうなればもう、レフレックスのレの字も出てこない世の中なのだから「一眼レフのレフってなに?」という質問すら浮かばないよね。

ある意味これからカメラを始めようとするひとは「一眼レフが〜」とか「ミラーレスが〜」とかいろんな意見を知らずに先入観なしにカメラと向き合えるので迷いがなくていいかも。

昔からやってるひとはちょっと寂しい気がするかもだけど、技術においても瞳AFとか7段以上の強力なブレ補正とか、今までテクニックや別の機材で補ってきたものを軽く上回ってくる時代なので「昔はもっと大変だったんだぞ!」みたいな懐古的な考え方は自分の首を絞めることになるから、新しく変化するモノゴトには柔軟に対応するのがベストでしょうね。

一眼レフという言葉の賞味期限、来年くらいまでかなぁ…

取材費になります!