RPGツクールでエターナらないたったひとつの方法
「誰かひとりの為につくる」
これだけ。
「エターナる」というスラングはeternal (永遠の)から来ていて、それが転じて「永遠に完成しない作品」の意味となっている。
勢いで制作に取り掛かったものの、メンドくさくなったり飽きたり、大風呂敷を広げ過ぎてもはや完成できなくなったり、様々な理由でお蔵入りになった作品達。
じゃあなんでエターナってしまったのかと理由のさらに奥の原因を探ると、それは「誰の為にもつくってなかった」から。
内輪で作るにしても公開を目的として作るにしても、ターゲットが無ければ情熱は続かない。チームで作成するひともいるけど、RPGツクールはひとり制作向きのツール。適当に勢いだけで着手しても失速するのは目に見えている。
ターゲットは誰でもいいので、実際の友人でも架空のユーザーでも「この人の為につくる」と決めてしまうのだ。
どうしても思いつかない場合は自分の為につくろう。自分が好きなストーリーや設定、それらをふんだんに取り込んだ完全自己満足の作品。自己満足の作品じゃ他の人にとってはクソゲーなのでは?と思うかもしれないけど、自分が楽しくてワクワクする作品がはたして他人が受け入れられない駄作なのだろうか。
こたえは「NO」
誰のための作品でもターゲットを意識してつくったものには情熱がある。情熱があればエターナることはなくなるのだ。ただ、他人にプレイしてもらう前提であれば他者目線は必要。独自の常識や用語だらけになると世界観を把握するだけで一苦労になってしまい、すぐに飽きられてしまう恐れがある。
エターナらない秘訣は「誰かの為に、そして思いやりを持つ」ということになるのだ。
RPGツクールでお蔵入りになることが多いなら、このへんを意識してみるだけで変わると思うよ。お試しあれ。
取材費になります!