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ハイクオリティがフツーになった今、品質では人は感動しない。

今の時代、
カメラを始めたばかりの人でも
フォトジェニックな写真が撮れる。

機材のパフォーマンスが高すぎて
オート撮影でも、
すごい美しい写真が出来上がる。

そして安価。

しかも
プロが使う機材とアマチュアが使う機材が
同じ事なんて珍しくなく、
下手すると逆転してたりする。

フルサイズを使うアマチュア。
マイクロフォーサーズを使うプロ。

こんな事はこれからゴロゴロ起きてくるだろうし、一般化の波は止められない。

カメラはコモディティ化したのだ。

これは
高性能・高機能に価値が無くなったのではなく、
いたってフツーになってしまった、
ということ。

当然、中にはアマチュアじゃ手が出ないような
高価な高機能カメラもあるだろうけど、

それがなきゃ
プロになれないワケじゃない。

正直言って
「キレイな写真だからプロ」
なんて言えなくなってしまったのだ。

こうなると、
もはやテクニックも経験も
プライオリティが高いとは言い切れず、

別の何か

で、勝負をするしかない。

ヒトは感動するものに惹かれる性質がある。
フォトジェニックが大衆に受け入れられたのも、
Instagramが流行ったからだけでは無いはずだ。

これからは
「感動」の動線を考えなければならない。

カメラというモノではなく、
写真に至るまでの体験が、
これからのイニシアティブを取るのだろう。

#コラム
#写真

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