長期的に考えたらやっぱり図書館の民間委託はよくない。

皆さんこんにちは。
ロコです。

超久しぶりの更新になってしまいました。(かたじけない。)

1月から3月にかけてというものプライベートが超忙しいことになってまして、こんな忙しい経験は初なので、大丈夫なのかと、乗り切れるのかと自分のことがとてもとても心配になっています。

4月も恐らく大変なのだろうと思います。

正直言って一図書館で働くものとして今回の騒動には言いたいことが山ほどあります。(実際は言えないことが山ほどですが笑)

過去の記録を残すこと、未来への世代のため様々な資料を保存する場所としての図書館
そして全ての人にあらゆる資料を提供する公共サービスとしての図書館

それら二つの大事な図書館の役割を考えると、今の公共図書館の現状に対して本当にこのままでいいのかと思わざるをえません...。

民間企業へ委託することへの代償だと思います。
民間委託へのメリットとして言われている図書館サービスの向上や図書館業務の効率化、経費の節減など、それら全般への努力というのは水の泡となってしまいます。

民間委託や指定管理者制度という制度はあくまで"一時的"に公的なサービスを民間企業が行政の代わりに運営しているに過ぎないという気がしました。

未来永劫と言えば言い過ぎかもしれませんが、長期的に考えるとやはり図書館には不釣合いな制度という気がします。

例えばこれまで運営を任せていた民間企業の経営が立ち行かなくなれば図書館の運営も不可能になり、行政は違う企業に新たに任せなければならない状況が出てきます。
そんな時、せっかくそれまでに蓄えていた図書館サービスの向上や図書館業務の効率化、経費の節減方法など、そういったものはちゃんと引き継がれていくのでしょうか。
違う企業に運営が変わった時それがまた一からになってしまうのであれば、これまで現場で苦労して試行錯誤してきた図書館員たちは何のためにやっていたのか全く謎という気がしてしまいます...。

他にも様々な形で行政が委託先を変えざるをえない状況というのは出てくると思います。
ころころころころ委託先が変わるような状況ってほんと悲しいですね。

民間委託による図書館サービスの向上や経費の節減を謳っておきながら結局のところ1番はお金がかからないようにすることしか考えていないような気もしますし...。もちろん全ての都道府県市町村がそうというわけではないですが。財政難である状況を考えてもそれはそれで仕方ない気もしますし。

それにこのような状況が一般的には問題視されていないように見えるので図書館が将来的にどうなろうとも構わないというのが大半の意見なのかもしれないですね...。

それでも行政は図書館の存在を重要視して将来に渡って永続的に続いていく図書館の形というものを考えていってほしいものです。

noteでは公共図書館に関わる情報を中心に、他にも様々なことを発信していく予定です。新しいもの好きで、新型のPCやスマホ、カメラ等に興味を持っており、サポートしていただけるようでしたら、そちらの機材購入費に充てていこうと検討しています。