目録作成

目録
MARC6〜目録作成〜研修を受けて、目録作成の難しさと奥の深さを知ることができました。
目録は図書館にある資料をOPACで検索する際に触れることも多く、利用者からのレファレンス時にも大変役立つツールであり、本を探す時には、ページ数や大きさが記録されていることで、文庫サイズの本かハードカバーサイズの本か等も判断できるので、該当の本を見つける時にも大変役立っています。ですが、資料によっては詳細に目録が作られていないものもあったり、検索時に不便だと感じる目録も存在していました。
今回の目録作成の研修を受けて、目録作成とは、あらゆる角度から検索ができるように様々な情報を整理し、記録していることを知りました。考えれば考えるほど、どのような形で一つの資料の目録を作成していくかという作業にとても苦慮しました。検索時の利便性だけでなく実際、書架に並べる際のことも考慮して作らなければいけないので、とても難しい作業だと感じました。
今回、僕が実際に目録作成をした資料(「好きな会社で働きたい ゲーム・アニメ・声優・グッズ 業界就職ガイド」)も、記録すべき書誌的事項と目録に記録する際の基本の4情報源を頼りに作成していきましたが、4情報源(標題紙、奥付、背、表紙)全てのタイトルが異なっており、しかもタイトルの異なる部分というのが全てサブタイトルのようなもので、それはタイトル関連情報に該当するのか、あるいはシリーズ名であるのか、タイトルを記録するところから長い時間を費やしてしまいました。また、その資料の作成に関わっている方が著者だけでなく複数人記されていて、それにも驚きました。
情報源から単純に記録していく作業だと思っていましたが、シリーズ名やタイトル関連情報の記録をどうするかだけでも検索時の利便性や書架の並べ方が、記録の仕方で変わってくるので本当に奥の深い作業だと感じました。それともう一つ、補記の記録をする際もですが、これは補記なのか、そうではないのかを判断するのに苦慮し、記録の仕方にも難しさを感じました。
今回の研修を受けて、目録作成の難しさや奥の深さを感じましたが、今後も自身で検索時の利便性等を考えながら、目録の作成をしてみようと思いました。また目録のタグや統一読み、本に図版があった場合はページ数とは別に記録をしていること等、普段、目録を目にする機会は多いですが、知らなかったことも多く、それらは図書館で資料の検索をする際により助かると感じたので、目録について今後も知識を深めていこうと思いました。今、所属している図書館の目録もどのように作成されているのか様々な資料を検索し、記録の仕方に焦点を当てて調べてみようと思います。

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