公共図書館のルールと利用者のクレームについて

公共図書館によって様々なルールや決まりがある。
それらルールや決まりというのは図書館毎に決められていて一律ではない。

例えば貸出期間や貸出冊数も図書館毎に異なる。
本を借りるためには基本、図書館カードを作らなければならないが、図書館毎に図書館カードを作れる対象の範囲も決まっていたりする。

時にこうしたルールに対して利用者の方が意見を述べれられることがある。

貸出期間が短い
とか
貸出冊数が少ない
とか

後は貸出期間を過ぎて、本を返すのが遅くなった場合に貸出停止期間が設けられていたりするのだが、それに対してもクレームをつけられることもある。

正直な話、「ルールをきちんと守らなかったからですよ。」と思うこともある。

でもこうした一つ一つの利用者の意見に対して、図書館員側も頑なになって「それはルールや規則で決まっているから」と一方的にはねつけてしまうのも最近ではどうなのかな?と思ったりすることもある。

確かに決められたルールや規則には根拠があると思うし、図書館を利用している人皆に課せられたもので、ちゃんとルールや規則を守って利用している人もいる。

だけどルールや規則というのはずっと変わらないというのも法律が絶対ではない、改正されることもあるということを考えると、
利用者のルールや規則に対してのクレームも一度検討されるべき貴重な一意見なのではないだろうか。

利用者の意見を何もかも聞き入れてはキリがないのかもしれない。だけど一切合切そういう決まりなのでとはねつけてしまうのも違う気がする。

そもそも公共図書館とは市民とともに作っていくものだとも思うし、そうした意見も一度聞き入れて、これは変えた方がいいかもしれないと考えてみるべきではないだろうか。

私自身も利用者から意見を言われた場合は相手の意見を傾聴すること、こちら側のルールや規則に縛られないようにすることを念頭に入れて聞く努力をしたいと考えている。
なぜなら図書館員側もルールや規則に縛られて利用者の意見とぶつかり、両者譲らないまま長い時間を消費してしまうことがある。
図書館が決めたルールや規則よりも利用者の言い分の方が筋が通っていることもある。

noteでは公共図書館に関わる情報を中心に、他にも様々なことを発信していく予定です。新しいもの好きで、新型のPCやスマホ、カメラ等に興味を持っており、サポートしていただけるようでしたら、そちらの機材購入費に充てていこうと検討しています。