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令和神社ー旧汚水処理場跡地に作られた似非スピ?の聖地

令和神社に集う拝金主義教祖達

我が推し藤本さきこさんの
「限定10名様!お金の神様に可愛がられる2022年セミナーツアー」の日程に
「武蔵野坐令和神社見学」という件を見つけ、何故か気になり令和神社を調べていると
結構な人達がここを正式参拝しています。

SHINGO
元HAPPYちゃんの付き人、龍をつなぐドラゴン・マスターSHINGO氏は去年、
自身がプロデュースする開運グッズのコンプリートセット購入で、セミナー交流会と令和神社に祈祷参拝の特典をつけています。詳細はこちら⇦クリック
そのお値段44万円ーーーーーー。

2021年8月にも出版記念セミナー5000円で600人収容のホール(KADOKAWA 桜ホールA)にて開催しています。本人はこんなにお金かけて赤字ーーーとおっしゃってますが、それ以外にもガッツリ儲けてらっしゃるので多分痛くも痒くもないかと…。

デューク更家
言わずと知れたウォーキングの大家。最近はどっぷりスピリチュアルにハマって、「お金持ちなれたのは龍のおかげ」(宝島社)を出版し、ここ数年マントラを唱えたり、祝詞をあげたり龍や仏像の前で瞑想したりでかなり迷走のご様子…。個人的にはちょい悪オヤジ風で昔は好きだったんですが、すっかり生臭坊主風で嫌いです。そんな更家さんも10月に1泊2日94500円のセミナーを開催。

最大募集人数60名のこのセミナーですが、実際に催行されたのかちょっとわかりません。ブログやFacebookに全く情報がないので…。宿泊先のEJアニメホテルはデラックスでも食事なしで9000円ぐらいの価格です…。

スピチューバー美湖
子宮系女子で離婚の際は大好きな子宮委員長はる(現・吉野紗弥佳)プロデュースの離婚届を提出して、歌手で普通の信者から華麗に教祖へステップアップし、「何者かになりたい」信者たちが嫉妬で狂いそうな程大成功している美湖ちゃんはKADOKAWAも猛プッシュ中。

彼女の「ネオスピ!!! 「今すぐ」幸せになれる新時代のスピリチュアル」は現在第5版で、Youtubeのチャンネル登録数は6万人を超え、週数回更新されるYoutubeも平均3万回は再生されている人気のスピチューバー。子宮系教祖特有のあからさまな集金活動はしないものの講座(21日動画、内zoomを使っての練習3日173800円)やグッズ販売でしっかりお稼ぎになっているご様子。

SHINGO氏と同様、カドカワストアで即完売になるチャームやアロマオイルなどが販売されており88888円のコンプリートセットを買えば今年12月22日に美湖ちゃんと令和神社に参拝できるという特典をつけています。

スピリチュアルは否定しないけれど、何故にこんなにも高額になるんだろう。そしてスピリチュアルという形の無いものをウリにしているのに、何故か形ある物を売りたがる不思議。KADOKAWAが出版不況の中生き残りをかけ色々と知恵を絞った結果、ファンビジネスよりもっと濃厚で底なし沼な教祖ビジネスに「出版」という形で片棒を担いでいるように見えるのですが、SAKURAタウンに本社を移転してからは、KADOKAWAが運営する令和神社を軸に教祖ビジネスをプロデュースしているようにも見えてくるのです。

いざ令和神社へ!!

10月9日、天候曇り 11時に東所沢駅集合で総勢6名で令和神社&SAKURAタウンへ乗り込みました。早めに現地に到着していたZさんと合流すると開口一番
「ここKADOKAWAとズブズブの町ですよ…。」と。駅降りてすぐにSAKURAタウンへの案内もあり少し一緒に近所を散策しました。

東所沢駅からすぐの公園に、等身大の大魔神のモニュメントが設置されていました。Zさんは界隈教祖とは結構近く色々面白い情報をくださるのですが、SHINGOさんにも美湖ちゃんにも実際に会った事があるそうで、美湖ちゃんに関しては
「あんな感じじゃなかったけれどなぁ…。」と話しながら駅に戻り参加者を待ってGO!!

参加者はZさん、ろでむさん、アイシュワリヤさん、諏訪好きな鳩さん、あー坊さん。
サクラタウンまでの道のりにあるマンホールはこんな感じでアニメ好きには多分たまらないのでしょう…。

小さく素朴な駅から15分ぐらい歩き公園の中を抜けると場違いなくらいな巨大な建物が見えました。

正直何度見ても巨大な墓石にしか見えずあまり好きな建物ではありません。その墓石ような建物の左にあるのが令和神社です。

大好きな隈研吾先生の建物ってことは許そう、先生!!なんでKADOKAWAの神社なんて作ったんだよ…ガッカリだよ…。これは私の心の叫び。

参道の脇に流れる川は、伊勢神宮の五十鈴川を模したつもりかもしれませんが、石が玉砂利ではなく、ゴツゴツしたチャコールの石で、「聖域」というより賽の河原をイメージ。天気も悪いせいか、向こうにある枝垂れ桜と手前に見える細く赤い鳥居と紅白の旗が不気味で今この写真を見ても「聖域」というより「地獄の休日」みたいな雰囲気しか…そんな場所でした。

賽の河原へ流す形代は300円。
平均100円の形代も流石KADOKAWA価格‼️

御影石のような石造りの手水舎は癒しの音がするそうです。ごめんなさい、音にめちゃくちゃ敏感なわたしですが全く癒されませんでした…。

令和神社の御新神祭は、天照大神と素戔嗚。狛犬ではなくニホンオオカミ。その辺りの細かな由来は令和神社のホームページで。

神社の参拝もガラス越しで、正式参拝でないと中に入れないようです。なんだかなぁ…。
神社のプロ諏訪好きの鳩さんが、ガラスの向こにあるお社を観察して、千木の形などから天照大神のお社であると教えていだだきました。

なんだろうこの違和感…神社って風通しの良いイメージがあるのに、締め切った澱みというか何というか普通の神社ではない感じ…私にもわかりました。

いざ社務所‼️
所謂普通のお守りもありましたし…

出版社らしく締切守りなるものが…。
でもなんか嫌よね…締切日に追い立てる側がこんなの作るの…??
今日何度目の違和感かしら…。

ちょっと驚いたのは七五三用の千歳飴が置いてあったこと…つまりここお遊びやなく、本気の神社になるつもりなんやなぁ…と、壱岐の輝夜神社と同じくらいの禍々しさを感じてしまいました。

狭山の和紅茶も置いてあって、地域への貢献してますよー的なあざとさも感じ…長年のKADOKAWAへの不信感のせいか全く素直に受け入れられない私。いつからこんな嫌な人間になってしまったんだろう…。反省。

社務所を出ると神社にあるべきものがない事に気付きます。それは「御神木」。
しめ縄と御幣に張られた木が見当たらないのです…。どういうことなんでしょう…。

御神木はこの樹齢300年の高野槙だったようです。冬にはクリスマスツリーにもなるそうで、いやほんとうにKADOKAWAって面白けりゃ何でもするよね。でも何だろう母を神式で見送った私には「どこまで神道で遊ぶねん」と静かな怒りが沸々と湧いてくるのです。

絵馬が吊るしてあったので色々と読んでいたら、芸事の上達についてが多く、そういえば社務所もそんなお守りが売ってありました。天照大神と素戔嗚より芸事にはもっとふさわしい他の神様がいるのに違和感だらけの神社です。
元社長の角川春樹氏は自分を「素戔嗚だー!!」と主張されていたのですがまさかね…。

神社は汚水処理施設跡に鎮座

SAKURAタウンは元々旧所沢浄化センターでした。平成26年KADOKAWAとA社が跡地の交渉権を争っていましたが資金力が豊富なKADOKAWAに軍配が上がり、同年9月26日に売買契約が成立し、10月31日に所有権が移転しました。
優先交渉権を得るまでのKADOKAWAの構想には令和神社がありませんでした。
KADOKAWAの土地利用計画概要 ←クリック

翌年2015年頃から「COOLJAPANFOREST構想」で、製造・物流拠点を移し、図書館・美術館・博物館を融合させた施設を作ると発表します。しかしこの時もまだ令和神社については記述がありません。

ちなみに「クールジャパン機構」は民官一体。パソナが噛んでると思うだけで何だか色々ズブズブ過ぎます。  クールジャパン機構 ←クリック

2016年オリンピックに向けてインバウンドや新たな産業の発展やクールジャパンの総本山としてSAKURAタウンを拠点とする為に所沢市とKADOKAWAは
「COOL JAPAN FOREST構想の推進に関する協定」を締結します。しかしこの時の構想の中にもまだ令和神社の話は出てきません。 

2016年は子宮委員長はるの勢いが最もあった時です。
2017年10月から工事が始まり2019年2月のカドブンの記事には令和神社がある場所は緑地です。
同年10月31日「ポップカルチャーの聖地」として令和神社建立が発表されます。

神社ブームの中の神社の建立。もしかして神社ブーム自体をKADOKAWAが後ろで糸を引いていたのかもしれません。

きちんと地鎮祭をしてはいますが、そもそも不浄の土地に神社を建立するというのはいかがなものなのでしょう??日本書紀では天照は非情で冷徹で潔癖すぎるぐらい潔癖な神です。

神話と神道の不浄について疑問を持ったので色々と議論を交わしました。
🔽のツイートをクリックして辿っていただけると天照が女神であることも疑わしい説も出てきます。

因みにスピリチュアル感覚ある私の友人、令和神社のツイートを見てのひとこと…


KADOKAWAが教祖を育て令和神社へ誘い
信者に商品を買わせて
令和神社を信仰の対象とすれば
教祖から派生したプチ教祖もここを有難く参拝し
更に鴨を寄せてを繰り返して安泰でしょうし
民官一体となったクールジャパンの本拠地ですし
何だか闇しかないですが…

今日も令和神社と検索するとスピスピした人たちのブログやツイートが拝めます。

私はKADOKAWA映画に本、漫画と雑誌たくさんの恩恵を受けた1人です。ここ数年子宮系教祖を見続けてKADOKAWAがサポートしている教祖ビジネスから多様な楽しいエンターテイメントが生まれるとは思えませんし、売り出し中の美湖ちゃんも子宮系教祖と服部エリーなどのアカシックリーダーを煮詰めた感じですし、なんの新しさも感じません。KADOKAWAの理念「不易流行」とはこういう意味ではなかったはずと思いながら
令和神社にお参りしたのにグランピングの集客が上手くいかなかった推しを見て
神様はいるんだなぁ…と思いました。

「他人の願い事をパクる」これ結構、効果があるんです!執着がないからね。笑

執着がないっていう人程、色々と執着しててワークをさせますよね…。
面倒臭いの流行りませんよ、だって今一番人気のスピチューバーは
「今すぐ幸せになれる❤️」って言ってますから!!!

あ、それってさきこさんが先でしたね…🙄

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