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プロレスラブの行方

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10年以上見続けてきたプロレス。何故か暗黒時代と呼ばれた頃にハマってしまい、古い試合から世界中のレスリングを追いかけるように。”物語”を中心にプロレスの面白さとそこから得れる着想… もっと読む
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#棚橋弘至

PWGバトル・オブ・ロサンゼルス、最後の一人に衝撃のエントリー

PWGバトル・オブ・ロサンゼルス、最後の一人に衝撃のエントリー

PWGで開催される大型シングルトーナメント、バトル・オブ・ロサンゼルスのエントリー者が続々と発表されていたのだが、今朝、衝撃的な名前が最後の一人としてインターネットを駆け巡った。

ここまでROH、AEW、CMLL、そして多くのフリーレスラーが名前を連ねていたのだが、突如発表された名前はなんと大日本プロレスの関本大介である。先月もアメリカ遠征をしており、海外での人気の高いレスラーの一人ではあるが、

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今の新日には喪失の物語が無い

今の新日には喪失の物語が無い

AAA最大のイベント トリプレマニアが終了しました。今年は、AEW勢が大挙、ケニーが初めてのAAAマットに現れたり、インパクトからテッサ・ブランチャードが来たりなど、このビッグイベントを成功させるためにあらゆる手段を使って盛り上げていた。

そのメインでは、ブルーデーモンJrとドクトルワグナーJrというベテラン二人による遺恨清算マッチ、マスカラコントラカベジェラ戦が行われたわけだが、大量の流血、マ

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「プロレスは残酷なものであってはならない」に異を唱えたい

「プロレスは残酷なものであってはならない」に異を唱えたい

先日行われた1.4東京ドームでのIWGPヘビー級タイトルマッチが決定したプレスカンファレンスでの一幕である。

王者ケニーと挑戦者棚橋は記事の通り、舌戦を繰り広げた。

棚橋がG1を優勝し、挑戦権利証を手に入れてから延々と両者のイデオロギーの違いがすれ違い、先日の両国で行われたタイトルマッチの試合後、棚橋の怒りがバックステージで爆発した。自分達のやりたいことをやっているだけで、お客さんが試合内容に

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イデオロギー闘争の是非

イデオロギー闘争の是非

新日本プロレスはイデオロギー闘争のまっただ中だ。昨日行われた両国大会でそれはマグマのように噴出した。

IWGPヘビー級王者ケニーは、新日の歴史の中で名作無しと言われた3WAYマッチ、同時に3人の選手が戦い、誰かが決着した時点で試合終了というルールの中で様々な人間模様を描いてみせた。

1.4東京ドームでそのタイトルに挑戦を決めた棚橋は、新しい試みや身体性を活かしたプロレスを続けるケニーに、「ここ

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丸め込みの美学

両肩がリングマットについて3カウントを取られたら負け。

プロレスを知らない人でも、プロレスって言ったらなんとなくそんなイメージだけは持っていると思います。ですが、近年のプロレスの多くはフィニッシュムーブ、つまり派手な投げ技や空中技を決まり手にすることが非情に多いのです。

本日、10.1新日本プロレスはアメリカで興行を行いましたが、メインの試合後、勝利をしたゴールデン☆ラヴァーズ、IWGPヘビー

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7.19NHKクローズアップ現代+「プロレス人気復活! “過去最高”の秘密」

7.19NHKクローズアップ現代+「プロレス人気復活! “過去最高”の秘密」

どうも、ぴょん吉です。
NHKのクローズアップ現代+でプロレスが取り上げられ、棚橋弘至選手がスタジオにゲストとして登場するなど、現在のプロレス人気を紐解く内容となっていました。

番組内容を箇条書きでまとめてみました。

・選手の個性が好き
・小さなイベントにでも顔を出す棚橋選手
折れない心に自分の境遇を重ね合わせる
・プロレスには人生に寄り添う力
時代が不安だから、ヒーローが求められている。

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