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【16:00追記】10.14 スターダムに突如ジュリア登場、民事訴訟不可避では

この数日、災害の最中、様々な選手、団体が互いに協力しあい、興行を成立させるような動きが見られた。それ以外のところでも道場などを解放したり、ペットに関連して近隣住民の手助けをするなどのポジティブなニュースの多かった女子プロレスの流れで、事件は発生した。

10.12に開催予定だったアイスリボンでバーニングロウとして共に活躍するタッグパートナーであるテキーラ沙弥の引退が予定されていたのだが、状況を鑑みて興行は中止となった。引退試合などに関しては後日予定となったわけだが、ファンからは年末まで伸ばしてもいいのではないかという声も上がった。

特に9.23のインターナショナルリボンタッグ王座戦で雪妃真矢、世羅りさのアジュレボを迎え撃った一戦はアイスリボンの歴史の中でも非常に優れたタッグ同士の戦いとなったのは、ファンの印象にも深く刻まれたと思うのだ。

しかし、事態は急変する。

今朝、ジュリアがツイートで突然、アイスリボンを対談する旨を発表したのだ。ファンだけでなく、関係者や他のレスラーも動揺する中、本日昼に開催されたスターダムの興行にジュリアは姿を現し、スターダム参戦を発表したのである。

アイスリボン運営会社であるネオプラス代表取締役の佐藤社長はジュリアのツイート後、話し合いがあった旨は認めつつ退団自体を認めたわけではないと吐露した。

また他団体に参戦する予定も決まっており、それらの調整もなく本人が勝手に退団を発表、さらに他団体への参戦を発表したことにより、この波紋が業界OGなどにも広がり始めている。

 

今回の件が、ジュリアの暴走なのか、それすらも見越しての小川社長の采配なのかは分からないが,スターダムはこの数年、他団体を離脱してすぐに参戦させるような引き抜きにも見える手法が散見され、他団体の女子プロレスファンからは嫌悪されている一面がある。

日本国内での動員数やその他での露出や知名度、話題性のようなものを考えると、選手の立場からすれば魅力的に見える一面があるのは事実。ジュリアがどのような考えでそれに至ったかは分からないものの、どれだけアイスリボンの中で話題になろうとも、ベルトを取ろうとも、対外的な印象として藤本つかさ以上にはなれないんじゃないかと思ってしまうのではないかとも思う部分が個人的にはある。キャリア2年、25歳がその状況を打破しようと思ったら、スターダム参戦が浮かんでくることは容易い。

佐藤社長は雇用契約状態であることを明かしており、普通の企業であればこのままスターダムに上がるとなると民事訴訟は免れないと思うが、どのような決着を見せるのだろうか。


【追記】

小川社長、今朝、ジュリアから電話があって会場に来るよう言ったものの、本人がアイスリボンとの契約はないという言葉だけでこの発表して、アイスリボン側に確認しないって、さすがに常識がないというか既成事実を先に作って対応は後からします、ってのは業界内のことを無視し過ぎでは。


 


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