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らくらくホンなどお年寄り向けのカスタム携帯は不便

先日、お袋のらくらくホン(ドコモ)で一部字が小さくて読み辛いと相談を受けた。あちこち弄っても専用のインターフェイスで固められており、操作も表示も設定の小回りが利かない。
開発者オプションから解像度を下げてみたが、今度は一部の画面で欠けができてしまう。
タブレットも使いたいと言われたが、原則、LINEはどちらかの端末でしか使えない。

そんなときに自分のハイエンド機を弄ってみると、フォントの大きさは簡単に大きくできるし、全てのアプリで、その設定が生きる。画面は小さくないし、シンプルを意識したホーム画面まで用意されていた。なので結局、自分のを渡して、自分は買い直した。

ちょっと離れたところに住んでいて、電話で操作を教えるときも、自分と同じ、またはそれに近いシステムを搭載した携帯の方が断然教えやすい。

大概のアプリはあるし、使いやすいようにも設定できて、階層などの概念も分かりやすい普通のスマホを、親にもお勧めしたい。ローレンジからミドルレンジくらいで十分だろうし、アクセサリーも豊富。

いつか買い替えて、ガラケーからスマホへ移行しなければならない。LINE、スカイプ、Duoなど共通した連絡ツールも使えるし、この際、普通の携帯への機種変をお勧めする。自分が使っていたお下がりが十分使用に耐えるなら、費用も削減できる。

敢えてマイナス面を挙げれば、通知欄にアカウント設定のエラーなど、慣れないと対処できないものがたまに出てくる。特にキャリアの端末だと尚更。それらの対処は少しずつ伝授する必要はある。

費用を節約するなら、光回線の特約、デュアルSIMが使えて、キャリアと格安SIMが両方使える端末、など幾つか工夫できる可能性もある。

最後に、電子マネーやSuicaなど、小銭の管理が不要な電子決済は、お年寄りには便利だと思う。クレカの信頼性が信用できない世代だが、できれば活用してほしい。

各種パスワードの管理も代行しないと、年配にはきつい。

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